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  • 車掌の仕事で「慣れてきたからこそ分かった怖さ」

    車掌の仕事は、慣れてくると少しずつ余裕が出てきます。
    見習いの頃のような緊張は減り、業務の流れも自然と体が覚えていきました。

    しかし、ある程度慣れてきた頃にふと感じたのが、
    「今の方が怖いかもしれない」という気持ちでした。
    緊張が薄れた分、油断や慢心が生まれやすくなると感じたからです。

    この記事では、車掌の仕事に慣れてきたからこそ分かった“怖さ”について、
    実際の経験をもとに正直に書いていきます。
    これから車掌を目指す方や、仕事に慣れてきたと感じている方の参考になれば嬉しいです。

    緊張しなくなったこと自体が怖かった

    これは本当に怖いです。見習いが終わって1〜3ヶ月の間に次から次へと毎回事故を起こすのは、同期で慣れに伴うものが全てでした。
    同じ線でミスしてしまった同期もいて、その人は最近悩み事があってそれを上司にその乗務が終わったら報告しようと思った最後のところで取り扱いミスをしてしまいました。
    ミスしてしまったことで、数日間乗務するのを禁止され、その期間中に状況報告書やらミスしない為に今後どうするかの対策、マニュアルや作業順序の教育等、大変そうでした。
    私宛にLINEがあって、雑念はマジで気をつけて自分がやると思わなかったと言っていました。
    自分もちょうど慣れてきたところで、いろんなミスの報告があって一気に気が締まりました。

    「これくらい大丈夫」という気持ちが出てきた

    一人だから、そう思う気持ちが出てくるのは当然だと思います。
    見習いの時は全て言われた通りやっていたけど、この作業をぬいいても大丈夫と言うのはないけどあります。
    でも抜いた作業をずっと抜いていると教えてもらったことがいつの間にか忘れてしまって事故につながってしまうリスクはあります。
    何年も何十年も車掌の経験があって、自分の作業をものにしてやるのと、見習いが終わって数ヶ月の人が「これくらいの作業」をやるのは危険なので、やめた方が身のためかと思います。

    ミスへの恐怖より「慣れ」による判断ミスが怖くなった

    怖いです。停止位置にまだギリギリ到着していないのに停止位置を呼称していたり、信号があいて無いのに出発して良いのと判断していたり、慣れによる惰性がめちゃくちゃ怖いと思います。
    今2つの事象を挙げましたが、毎日当たり前に電車が所定停止位置に停車するもの、信号は常に開いているもの慣れてくるとそう判断しがちになるので、基本動作を励行することの重要性が大事になってきますし、その慣れの積み重ねで大きな事故を起こしてしまう可能性があるので慣れのミスは本当に怖いです。

    周囲からの見られ方が変わったと感じた

    見習いが終わった=一人で出来るという周りからの見方が変わるので自覚と責任が必要になってきます。
    まだ自分は数ヶ月しか経っていないんだから、ミスしても大丈夫そんなことはありません。
    お客様も1乗務員という目線で見ているので、今まで教えてもらったことを一つ一つ確実にこなしていくことが大切です。

    慣れてきた今、意識していること

    声を出すことは重点において作業しています。
    目で状況を見て、指でそこを確認して、声に出すことで脳が合っているか判断してくれているような気がして、そこは大事にしています。
    特に眠い時は作業が疎かになりがちなので、目を覚まさせる為にも大きな声を出すようにしています。

    慣れは良い分、怖いってことを認識して乗務しています。

    車掌の仕事に慣れてきて感じたのは、安心よりも「別の怖さ」でした。
    見習いの頃は常に緊張していましたが、慣れてくることで
    「これくらい大丈夫だろう」という気持ちが生まれやすくなると感じました。

    慣れは成長の証でもありますが、同時に油断や慢心につながる可能性もあります。
    だからこそ、慣れてきた今こそ基本を大切にし、
    一つひとつの確認を丁寧に行うことが重要だと思っています。

    これから車掌を目指す方や、仕事に慣れてきたと感じている方には、
    慣れた後にこそ気をつけるべきポイントがあるということを知ってもらえたら嬉しいです。

    車掌の仕事については、こちらの記事でも詳しく書いています。

  • 車掌の仕事で「慣れるまでが一番つらかったこと」

    車掌の仕事は、一度覚えてしまえば楽だと思われがちですが、
    実際に働いてみると「慣れるまで」が一番つらいと感じました。

    見習い期間を終えてからも、毎日のように緊張や不安があり、
    正直なところ、仕事に慣れるまでがいちばん大変だったと思います。

    この記事では、車掌として働き始めてから、
    慣れるまで特につらかったと感じたことを、実体験をもとに書いていきます。
    これから車掌を目指す方や、仕事に慣れず悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

    毎日緊張が抜けなかったこと

    誰かがミスしても今度は自分にあるんじゃないかと、常に明日は我が身なので正直今でも緊張は抜けていません。
    人のミスを笑うようなことは絶対しませんし、噂ばなしもしません。それは自分に返ってきてしまうかもしれないからです。

    覚えたはずのことが現場で通用しなかった

    状況によって判断が変わるので、ある程度、型はあるものの臨機応変に対応しなければいけないことは多々あります。
    その為に結構現場にあった資料はたくさんあるもののそれでも不特定多数のお客様が乗り降りしていて判断に迷うことはいっぱいあります。わからなくなっても運転士に一緒に乗務しているので抱え込まずしっかり聞いてみて下さい。

    イレギュラー対応への不安が大きかった

    見習い期間が設けられていても全部が全部教えてもらえれるわけではないので、ちょっとしたイレギュラーがあると不安になります。
    例えば、自分は見習い期間中に教えてもらっていないことで乗務中駅到着後、お客様の降車が終わって発車メロディーを鳴らそうと思って所定の作業を実施しましたが、鳴動しませんでした。
    何度やっても鳴らず焦ってました。
    まず指令所に確認しやり方を聞いても焦り過ぎてたせいか全然わからず、運転士に確認し助けてもらい何とかメロディーを鳴らすことが出来ました。
    時間が結構かかってしまったので、その時にはとっくにお客様の乗降は終わっていて苦い思い出があります。
    自分の知識不足でとても不安になりました。

    生活リズムが安定せず体力的につらかった

    日勤も泊まりも神経を使う仕事なので自分は頭が痛くなる時があります。睡眠不足は絶対NGです。
    帰宅した時は結構疲れて昼寝とかするので、体力的に今でも疲れます。ただ、駅の仕事の方が疲れると思います。
    辛いことを書いてますが、乗務は勤務の優遇されている部分があるので、自分の時間はたくさん確保できて好きなこと色々できます。

    少しずつ「慣れた」と感じた瞬間

    同じことの繰り返しの仕事ですが、同じことを繰り返しやることで自信にもなりますし、何となくお客様の状態もわかってきます。
    空調管理も気にするようになりましたし、この時は車内放送をして情報を伝えようであったり、ダイヤが乱れたらお詫びの放送であったり今までどうしよう放送した方が良いのかなと思っていたことも経験を少しずつ積んで慣れてきたような気がします。

    車掌の仕事を始めて感じたのは、「慣れるまでが一番つらい」ということでした。
    見習い期間が終わっても緊張や不安は続き、毎日が手探りの状態だったと思います。

    覚えたはずのことが現場では通用しなかったり、イレギュラー対応に戸惑ったりと、慣れるまでには時間がかかりました。
    それでも、経験を重ねる中で少しずつ気持ちに余裕が生まれ、
    「前より落ち着いて仕事ができている」と感じられるようになりました。

    これから車掌を目指す方や、今まさに仕事に慣れず悩んでいる方には、つらいと感じる時期があっても、それは決して無駄ではないということを伝えたいです。
    慣れるまでの時間は、人それぞれですが、その先には必ず成長を実感できる瞬間があります。

    車掌の仕事については、こちらの記事でも詳しく書いています。

  • 車掌の仕事で「これは向いていない人にはきつい」と感じたこと

    車掌の仕事は「安定していて楽そう」「一度覚えれば同じことの繰り返し」
    そんなイメージを持たれることが多い仕事だと思います。

    しかし実際に現場で働いてみると、
    この仕事は人によって向き・不向きがはっきり分かれると感じました。
    僕自身、見習いとして現場に出たときに
    「これは向いていない人にはかなりきついだろうな…」と思う場面が何度もありました。

    この記事では、車掌の仕事を実際に経験した立場から、
    向いていない人にとって特につらく感じやすいポイントを正直に書いていきます。
    これから車掌を目指す方や、仕事選びで迷っている方の参考になれば嬉しいです。

    常に気を張り続ける仕事が苦手な人

    車掌の仕事はちょっとした油断が命取りです。駅間が長い時考え事が多いと基本作業が欠落して、事故につながります。
    駅によっては何百人も乗車や降車するお客様がいるので、気を張っていないと挟んでしまい怪我をさせてしまう恐れがあります。適当な気持ちでやれないところがあるので、考え事とかない人、心配性な人、集中力がある人が強いかと思います。

    想定外のことが起きるとパニックになりやすい人

    自分が担当する電車に何百人乗っているかわからないので、いつどこで何が起こるかわかりません。
    そう言った時に自分がパニックになってしまうと、想定外の故障や事故が起きた時にお客様の動揺防止することも大事な仕事になってくるので、冷静さが大事になってきます。

    健康管理苦手または健康に不安な人

    正直ここが一番大事になってくると自分は思います。
    出勤したらアルコール検査があるので、アルコールがないと寝れないであったりすると検査に引っかかってしまうので乗務出来ません。薬の服用も眠気作用があるので、体調が崩しやすくて薬の服用があると乗務させてもらえない場合もあります。
    その他、持病や会社の健康の基準に満たないと乗務停止になってしまったり、とにかく健康第一なんだと実感したので、健康管理には気をつけています。

    不規則な生活リズムが合わない人

    寝る時間起きる時間が毎回違うので苦手だときついと感じるかもしれません。睡眠時間も普段家で寝ているよりかは明らかに短くて二度寝なんて出来ないので、寝るのが好きな人は辛いかと思います。生活リズムが常に変則なので、体調管理は難しく感じます。
    今はテレワークが世の中主流になってきていますが、車掌は電車に乗る以上絶対現場かつ分単位の出勤時間なので時間にルーズだと遅刻等のリスクがあります。

    責任の重さをプレッシャーに感じすぎてしまう人

    一人で多くのお客様の命を預かって輸送するので、責任感がないと務まりません。
    ただ、ドアを開けて閉めしているだけでなく定時運行に努め早発は防止しないといけない。事故があったら対応しないといけない電車を始発から終点まで気をあまり抜けないので、プレッシャーに感じてしまうと疲れてしまうと思います。
    ただし、これをやりがいに変えられると、多くの人から見られていて楽しと思います。

    車掌の仕事を実際に経験してみて、「誰にでも向いている仕事ではない」と感じる場面は少なくありませんでした。
    常に気を張り続ける必要があり、想定外の出来事や人からの視線、生活リズムの不規則さなど、人によっては大きな負担になると思います。
    一方で、こうした点を「責任ある仕事」「やりがい」と前向きに受け止められる人にとっては、続けるほど価値を感じられる仕事でもあります。
    向いていないと感じるポイントを知っておくことは、仕事選びで後悔しないためにも大切だと思います。

    これから車掌を目指す方や、進路に迷っている方にとって、
    現場で感じたリアルな一面として、少しでも参考になれば嬉しいです。

    車掌の仕事については、こちらの記事でも詳しく書いています。

  • 車掌見習いが一番最初につまずくポイント|現場で感じた現実

    車掌見習いとして現場に配属されると、多くの人が最初につまずきます。
    僕自身も、座学を終えて「いよいよ現場だ」と思ったものの、想像していた以上に戸惑うことの連続でした。

    覚えることの多さ、現場特有の空気、指導員との関係…。
    どれも事前に話では聞いていましたが、実際に体験すると全く違って感じたのが正直なところです。

    この記事では、車掌見習いとして現場に出たときに
    「一番最初につまずきやすいポイント」を、実体験をもとにまとめました。
    これから車掌を目指す方や、見習い期間に不安を感じている方の参考になれば嬉しいです。

    座学と現場のギャップに戸惑った

    座学では頭で考えて出来る分、現場では即座の判断が求められるので、スピード感が違い結構戸惑いました。
    でも座学でやっていたことで、指導員が対応しているのを見れたことで、頭に入りやすかった部分はありました。

    覚えることの量とスピードについていけなかった

    指導員も指導するタイミングは駅間途中なので、そこで教えてもらっても全然頭に入ってこないので、ついて行くのに苦労しました。何度も繰り返しですが理解するまで、聞いて乗務終了後にはこれで合っていますかと復習する時間を設けてもらいました。
    乗務開始前に機器の点検やらパンタの上昇確認やら最初から覚えること盛りだくさんで頭がパンクすると思います。

    指導員との関係に緊張した

    最初にこれは絶対に優しい指導員であってくれと思うと思います。乗務員室では二人きりなので、誰からも助けてもらえないのでこれから長い期間一緒に寝食共に仕事すると思うと関係性にとても緊張しました。
    とにかく最初は挨拶とか、雑用を積極的にやることをオススメします。

    ミスをしたときの精神的ダメージが大きかった

    ミスしたことを気づいてなくてそれミスだからと言われた時のダメージは大きかったです。
    やばい全然理解してないじゃんと、自分の出来の悪さに驚くと同時に向いているのかと思ったりもして疲弊しました。

    それでも少しずつ慣れていった理由

    同じ線を行ったり来たり、各駅の特性は段々理解出来るようになって自分の弱いところを分析することで出来なかったことができるようになってきました。
    回送列車や入庫、出庫など見習い期間中あまり出来ないものに関してはメモをしっかり残しておくことで、取り扱いミスをしないようにして仕事の流れを理解するようにしました。

    車掌見習いとして現場に出て感じたのは、「最初につまずくのは当たり前」ということでした。
    座学では理解していたつもりでも、実際の現場では戸惑うことばかりで、不安や焦りを感じる日も多かったです。

    それでも、少しずつ経験を重ねることで、できることは確実に増えていきました。
    最初から完璧を求めすぎず、「今は覚える時期なんだ」と割り切ることが大切だと思います。

    これから車掌を目指す方や、見習い期間で悩んでいる方にとって、
    この体験談が少しでも安心材料になれば嬉しいです。

    車掌見習い時代の体験については、こちらの記事でも詳しく書いています。

  • 見習い中に一番不安だった瞬間|現場に立って感じた正直な気持ち

    見習い期間中、毎日が緊張の連続でした。
    その中でも「これは本当に大丈夫なのか…」と、強く不安を感じた瞬間があります。

    今回は、見習い中に一番不安だった出来事と、そのとき自分が何を考えていたのか、
    そして今振り返って思うことを正直に書いていきます。

    これから見習いに入る人や、今まさに不安を感じている人の参考になれば嬉しいです。

    その不安を感じた場面

    いっぱい不安を感じた場面はあるのですが、見習い中、最後の技能試験は一番不安でした。
    これ落ちてしまったらどうなるんだろう、他の仲間が合格しているのに自分だけ出来なかったらどうしよう。いろんなことが頭によぎっていました。
    当時、自分の試験順番は最後だったので待ち時間緊張し過ぎて不安で不安で嗚咽が出たことを覚えています。
    待ち時間も4時間くらいあったかと思います。

    何が一番怖かったのか

    ミスへの恐怖心でした。
    とにかくこの日だけは乗務中何もないでくれそんな気持ちでした。
    試験官も何も言わないし、試験官は乗務員室1人ではなかったので本当に言葉では表すのが難しいくらい圧があってものすごく緊張と怖さがありました。

    そのとき頭の中で考えていたこと

    早く終わってくれその一心でした。
    後、ミスした時はなんと指導員に謝ろうとか
    万が一、駅に戻されてしまったら何てみんなに言い訳するかとか
    事故起きないでとか、車内放送してと試験官に言われた時のイメージトレーニング、乗車してから降車するまでの報告の仕方。
    4時間以上も待ち時間が合ったので、全てを頭の中で考えていました。

    不安を抱えたままどう乗り切ったか

    乗務開始する前、おもいっきり深呼吸しました。
    教わったことを全て出し切るんだそんな思いで乗務しました。
    今までやってきた努力は無駄にしない絶対大丈夫と言い聞かせて乗り切りました。

    今だから言えること

    あの緊張感は社会人になってなかなか経験出来ないと思います。
    試験中は指導員は乗ってないですし、試験官のみで用紙にチェックされていき、ものすごい緊張感の中で乗務します。
    でも教わったことを出せる場でもあるので、もろに成長を感じられると思います。
    座学含め、実車を使ってのことなのでこんな経験が出来て本当に頑張ってきてよかったと思えた瞬間でした。

    見習い中に一番不安だった瞬間は、今振り返っても強く印象に残っています。
    当時は「本当にこの仕事を続けられるのか」「自分に向いているのか」と、毎日のように考えていました。

    ただ、その不安があったからこそ、慎重に行動し、先輩の言葉を一つひとつ大切にしながら成長できたのだと思います。
    完璧な状態で現場に立てる人はいませんし、不安を感じるのはそれだけ真剣に仕事と向き合っている証拠でもあります。

    これから見習いに入る人、今まさに不安を感じている人には、
    「不安を感じるのは普通のこと」だと伝えたいです。
    その時間は決して無駄ではなく、必ず後から自分の力になります。

    車掌見習い時代の体験については、こちらの記事でも詳しく書いています。

  • 見習い期間で一番救われた先輩の一言

    見習い期間は、毎日が不安と緊張の連続でした。
    失敗しないように必死で、それでもうまくいかず、正直「向いていないのかもしれない」と思ったこともあります。

    そんな中で、今でも忘れられない先輩の一言があります。
    今回は、見習い期間で一番心を救われた言葉と、その言葉が自分に与えてくれた影響について書いていきます。

    その言葉をかけられた状況

    見習い期間に入ってしばらく経った頃、仕事の流れがまだ頭に入らず、毎日緊張した状態で勤務していました。
    一つ一つの動作に自信が持てず、ミスをしないように必死で周りを見ていた時期です。

    特にその日は、指導員に何度も同じことを確認してしまい、「自分は向いていないのでは」と落ち込んでいました。
    そんな状況の中で、先輩からその言葉をかけられました。

    当時の自分の気持ち

    見習い期間の当時は、常に緊張していました。
    一つのミスが大きなトラブルにつながる仕事なので、「間違えてはいけない」という気持ちばかりが先行していたと思います。

    周りの先輩たちが当たり前のように業務をこなしている姿を見るたびに、自分との差を感じていました。
    最初は自分の電車だけが遅延遅延遅延どんどん遅らせてしまってなんで定時運行ができるんだろうと思うこともありました。
    「本当にこの仕事を続けられるのだろうか」と、不安になることも少なくありませんでした。

    先輩がかけてくれた一言

    不安な気持ちはありましたが、分からないことをそのままにしないよう意識していました。
    少しでも曖昧に感じた点は、その場で必ず確認するようにしていました。

    また、指導員の言葉や注意点は、できるだけメモを取るようにしていました。
    本当にいい指導員に恵まれたので、結構心に刺さった言葉はあるのですが、「何かミスしたとしても俺の責任だから安心して。俺も勉強だと思ってやるし絶対出来るようにさせるまだまだ時間あるから大丈夫だよ」ってそんな風に言ってもらえた時は、嬉しかったです。焦らないで大丈夫なんだと思いました。
    一度注意されたことは二度と同じミスをしないよう、自分なりに整理して覚えるようにしていたと思います。

    その言葉で何が変わったか

    当時は毎日が不安で、正直きついと感じることも多かったです。
    しかし今振り返ると、その経験があったからこそ、基本動作や判断の大切さを身につけることができたと思います。

    また、「分からないままにしない姿勢」や「確認する習慣」は、見習い期間が終わった今でも仕事の中で活きています。
    基本的には今でも先輩より、指導員に優先的に聞くように心がけています。
    駅よりも、情報共有はするようにしていますし、それをやることでコミュニケーションが生まれ、逆に知らなかったことも共有してもらえるので、事故防止につながっていると思います。

    今、振り返って思うこと

    これから車掌を目指す人や、見習い期間に入る人は、不安に感じることも多いと思います。
    自分も同じように悩みながら毎日を過ごしていました。

    ただ、分からないことをそのままにせず、確認し続ければ、少しずつ慣れていきます。
    最初はきつく感じても、その経験は必ず自分の力になります。

    見習い期間は、自分の未熟さと向き合う毎日でした。
    そんな中でかけてもらった一言が、今でも自分の支えになっています。

    現場での言葉は、想像以上に人の心を動かす力があると感じました。

    車掌見習い時代の体験については、こちらの記事でも詳しく書いています。

  • 車掌を辞めたいと思った瞬間と、その後どうなったか

    仕事をしていれば、誰でも一度は
    「もう辞めたい」
    と思う瞬間があると思います。

    車掌の仕事も例外ではなく、見習い時代から現場に慣れるまで、何度も心が折れそうになりました。
    今回は、実際に車掌として働く中で「辞めたい」と感じた瞬間と、その後どうなったのかを、正直に書いていきます。

    これから車掌を目指す人や、今まさに悩んでいる人の参考になれば幸いです。

    辞めたいと思った一番最初の瞬間

    指導員と一瞬きまづくなった時
    マニュアルさえあればなんとかなるとそんな気持ちで乗務していました。
    次の駅は注意でと言われ色々教えてもらってましたが、それよりもマニュアルをずっと私はみていました。
    そんな時、指導員がそんなんばっか見てたら、「オレ必要ないじゃん。」勝手にやってればと言われ、すごく乗務中気まずくなりこれから先無理だと思って辞めたくなったのを覚えています。

    仕事の責任が想像以上に重かった

    1つの駅でも、確認することが多すぎると思いました。なんで声に出して、視差呼称しなといけないのか。
    一つでも欠落するととんでもない事故を起こしますし、場合によっては自分がお客様を殺してしまうリスクがあるので責任感はありますし、基本動作は叩き込まれました。

    ミスを引きずってしまった日

    その日は何度も考えてしまってましたし、帰り道もなんで、いつも出来ていたのに間違ってしまったんだろうと自問自答しました。
    明日は我が身ってみんなが言っていた意味がわかった気がしました。

    それでも辞めなかった理由

    車掌になれる権利を手に入れたのに、車掌になれず辞めるのは逃げ出すことと思ったので、辞めるのであれば見習いが終わってから本当に自分に合っていなければ辞めようと覚悟を決めていたからです。
    自分一人ではなく応援してくれている家族の存在とかもあったので頑張れたと思います。

    今、振り返って思うこと

    見習いは辛い・きついのは間違いないです。
    入社して座学研修やって現場配属になってまた研修やって慣れてきたのに車掌になる時また同じような手順で見習いをやります。
    それも車掌は駅より期間が長いです。
    なんでこんなににって気持ちになる人もいるかと思いますが、
    乗り越えたことで、成長を感じられます。
    友人や親戚などから何やってるのって聞かれた時、自分は車掌やってると言った時、ほとんどの人がすごいねと言ってもらえました。
    経験値は財産です。
    やってみる価値は絶大です。

    車掌の仕事を辞めたいと思ったことは、決して一度や二度ではありません。
    それでも続けてこられたのは、あのとき踏みとどまった経験が、今の自分を支えていると感じているからです。

    車掌見習い時代の体験については、こちらの記事でも詳しく書いています。

  • 車掌の仕事はきつい?実際に働いて感じた本音

    「車掌の仕事って、実際きついの?」
    働いていると、何度も聞かれる質問です。
    外から見ると、運転はしないし、案内が中心で比較的楽そうに見えるかもしれません。
    しかし、実際に現場に立ってみると、想像とは違う大変さがありました。
    今回は、車掌として働いてきた中で感じた「きつい」と思う部分を、正直な本音で書いていきます。
    これから車掌を目指す人や、現役で悩んでいる人の参考になれば幸いです。

    精神的なプレッシャーが常にある

    ミス一つした後は職場はお通夜状態です。
    1乗務終わった後は、ミスした事象にもよりますが職場にいたくないと思います。
    見習いが終わっているなら教えてもらった指導員、先輩からまず注意されて、その後は上司からその後はさらにその上の上司からその日は結構精神的にやられると思います。
    人間だからミスはしょうがないところがありますが、ミスは雑念によるものによるヒューマンエラーなので、ミスは絶対にしない安全に輸送するんだという気持ちで乗務した方が良いと思います。普通に1つ1つ確実にこなしてちゃんとやっていれば上司はしっかり守ってくれるので、絶対大丈夫と自信を持った作業をして頂ければ間違いないです。

    異常時対応の責任が重い

    こんなことがありました。
    友人と別れの為、ホーム上でその友人に手を振っていました。その友人は別れ惜しいのかドアを閉めようとしても、電車に触れてきたりして、なかなかドアを閉めれません。マイクでドアから離れてくださいと放送し、ようやく離れたので間違いなく安全だと確信しドアを閉めました。その方がもう一度電車に接近してくることはないことを確かめ、出発ブザーを押して電車を出発させました。
    そしたら、急に接近してきて友人のいる車両を叩きにきました。
    私はすぐに緊急停止させました。
    ここがとても重要です。ここで、緊急停止させないとどうなるか?いろんな危険があるので考えてみて欲しいです。
    引きづりリスクもあります。
    緊急停止=異常時なので、その時車掌の対応が必要になります。

    緊急停止させないで、お客様が大怪我などしてしまったら車掌は問われます。緊急停止させるってホント躊躇しそうになるのですが、それをしたことで誰も注意してきません。よく安全の為にとめたといってくれます。安全ではないと自分が判断したら迷いなく停めて欲しいです。

    生活リズムと拘束時間のきつさ

    不規則勤務なので、体調管理は難しいです。
    正しく生活しないと体調も崩しがちになります。
    駅員だったら、少しくらい体調悪くてもなんとかなりますが、乗務員は無理です。
    少し頭痛があって乗ってた場合、各駅ごとのドアを開け閉めに神経をかなり使うのでどんどん頭痛がひどくなっていきます。
    拘束時間も長いので、身体に違和感を感じたら乗らない方が良いかと思います。

    自分は休みの日どうしているかと言うと、お酒を飲むこともありますが、翌日勤務の時は極力飲まないようにしています。どうしても外せない件に関しては20時にはお酒をストップしています。
    夜更かしは絶対しません。
    乗務員になってからは、プライベートの時は22時前に必ず布団に入るようリズムを作っています。自分の不注意で事故したらもったいからそうしています。

    また、体調が悪くて休んでしまうと誰かが、休日を潰して出勤してくれたり誰かが眠い中残って代わりに乗務してくれたり迷惑をかけてしまうので、体調管理には気を付けるようにしています。

    「楽そう」という周囲とのギャップ

    車掌の仕事について話すと、「運転しないならそこまで大変じゃなさそう」「案内しているだけで楽そう」「ドアの開け閉めだけ」と言われることがあります。
    実際に自分も、働く前はどこかでそう思っていました。
    発車時刻・信号・異常時対応など確認しないといけないことがたくさんあります。
    何事もなく安全に輸送するのも簡単ではないのに、異常時対応と言っても全て対応が一緒じゃないので、人身事故があった場合、火災、発煙、地震、架線に飛来物、信号トラブル、異音感知、ドア故障、急病人、車内トラブルなどに当たった場合どうやってやるのか、頭に入れておく必要があるので、全く楽ではないです。

    知識があって長い見習い乗務をやって初めて一人で乗務できる仕事なので知っていて欲しいです。

    それでも車掌の仕事を続けている理由

    ここまで書くと、車掌の仕事はきついことばかりのように感じるかもしれません。
    それでも自分がこの仕事を続けているのには、理由があります。
    1、駅員よりは身体は楽だと思うから
    2、自分が安全を守っているという達成感があるから
    3、経験を積んで、運転士の道に行こうと考えているから

    これが今頑張れている理由です。
    1、についてはどちらも経験してみて労働時間が車掌の方が短いです。プライベートの時間が多く確保出来ていてもっと仕事を頑張れる活力になっています。それとストレスの感じ方が全然違います。乗務員室一人なので人間関係のストレスはないです。自分との戦いです。自分に合っている仕事だと感じているので頑張れています。

    2、については座学も現場での研修も長い期間頑張ってきました。その頑張ってきたことで、ようやく自分が電車に乗って車掌として仕事できているのでやりがいが詰まっているから頑張れています。

    3、車掌という電車の一番後ろから安全を支えていますが、これを理解していると運転士になった時、車掌の大変さを理解することができるから、次のチャレンジに向けて今のうちにたくさん経験しておこうと頑張れています。


    車掌の仕事は、決して楽な仕事ではありません。
    想像していた以上に精神的な負担や責任の重さを感じる場面も多くあります。

    それでも現場を経験する中で、少しずつ自分なりの向き合い方ができるようになりました。
    きつさがあるからこそ、続けてきた意味がある仕事だと感じています。

    車掌の経験については、こちらの記事でも書いています。

  • 車掌になって想像と違ったことベスト3|現場に出て初めて知った現実

    車掌という仕事に対して、「運転はしないからそこまで大変じゃない」「電車に乗ってドアを開け閉めしているだけ」そんなイメージを持っていました。

    実際に現場に出てみると、その認識は大きく違っていました。
    今回は、車掌になってから 想像と現実のギャップを強く感じたこと を、ベスト3形式で書いていきます。

    これから車掌を目指す人や、見習い期間で悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。

    想像以上に精神的な負担が大きい

    ドアの開け閉めが主な業務ですが神経を使い精神的に疲れます。
    この業務の中でも駅の特性によって、直線で見通しがいい駅もあれば、カーブしていて見通しが悪い、柱が多くてお客様の状況が見えないなど、色々な状況があります。

    また平日はサラリーマンの乗り降りが多いので、乗車降車にスムーズですが、土休日は観光等で不慣れなお客様やベビーカーご利用のお客様などいらっしゃる特性があって、日によって精神的な疲労はあります。

    その他にも高齢者のお客様、白状お持ちのお客様など乗車するのに困難なお客様などドア操作で怪我をさせないように配慮する必要もあります。

    最近では駆け込み以外に駆け降りで転倒される方もいるので要注意です。

    異常時の対応は「車掌の判断」が求められる

    最近の出来事を書きます。
    駆け降り旅客がドアに挟まって、転倒したケースがありました。時間は終電間際そのお客様は転倒後、すぐに動くことができませんでした。
    この状況の時、私はすぐにドアを開けて、「安全確認」を行う旨車内放送を実施しました。
    次に運転士に状況説明。どこの車両で何があったか、また現場に向かう旨を伝えました。
    次に指令に運転士に伝えたことと同じことを連絡し、駅員の応援要請をしました。
    乗務員室を出た時、目視では当該客はいませんでした。現場に到着し、周囲を見ましたが見当たらず、乗務員室に戻りました。
    駅員が到着して、状況を説明。合わせて発車出来る旨を伝えました。
    運転士に当該客がいない旨を連絡。
    指令に連絡。
    車内放送を実施に安全確認が取れた旨放送。
    指令から発車していい指示が来たので、運転士に連絡し、最初から基本動作を実施し発車させました。

    発車後、お詫び放送を実施。
    乗務終了後、責任者に全ての流れを説明。

    車掌の仕事は簡単そうに見えますが、異常時が起きた時の対応は咄嗟の判断が求められます。

    今まで他の事象も当たっているので、質問があればご相談ください。

    生活リズムと拘束時間が思った以上にきつい

    明けの乗務は結構きついと感じると思います。
    自分はきついです。
    眠い中で、ラッシュ対応しないといけないし、お腹痛くなったらどうしようなどの環境で乗務しています。
    そんな中で、混雑や異常時でダイヤが乱れたりしたら本当に大変です。緊張で尿意を感じてしたくなる時も多々あります。
    もしそれで、トイレ行くとかになったら、乗務員トラブルでさらに列車を遅らせてしまう可能性あり、自分は明けの拘束時間は思った以上にきついと思いました。

    一つアドバイスとして、乗務開始ギリギリまでトイレにこもるのはオススメです。結構やっている人は多くて、個室は埋まっている率が高いです。

    車掌の仕事は、外から見ると分かりにくい部分が多いですが、実際には大きな責任と判断力が求められます。
    想像と違って戸惑うことも多いですが、その一つひとつが経験として積み重なっていく仕事だと感じています。

    車掌見習い時代の経験については、こちらの記事でも書いています。

  • 見習い期間で「辞めたい」と本気で思った瞬間

    見習い期間中、何度も「この仕事、向いてないかもしれない」と思いました。
    車掌や駅員の仕事は、外から見ると安定していて堅実な仕事に見えるかもしれません。
    でも実際に現場に立つと、想像以上にプレッシャーが大きく、心が折れそうになる瞬間が何度もありました。

    この記事では、
    見習い時代に本気で「辞めたい」と思った瞬間と、その時に何が起きていたのかを、
    当時の気持ちを正直に振り返りながら書いていきます。

    これから鉄道の仕事を目指す人、
    今まさに見習い期間で悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。

    辞めたいと思った瞬間はいつだったか

    研修所に入る前のオリエンテーション的なやつで、教科書を受け取った時。
    ちょっと開いただけで、専門用語過ぎてこの量勉強するのかと心折れました。

    なぜそこまで追い詰められたのか

    諦めらたら、すぐ情報が行って今まで駅などで頑張ってきたことが水の泡になると思ったのでプレッシャーを感じていました。
    現場でやってみて、本当に自分に合わないかわ車掌の道は諦めましたとは訳が違うので、机上で諦められない責任はありました。

    当時の正直な気持ち

    「無理だな」と率直に思いました。多分何人かはさっぱりわからない専門用語や勉強量(教科書)を見るとそんな気持ちになると思います。

    間違いなく思うと思うので、そこで何かしらの理由つけて逃げるようなことはしないで欲しいです。

    それでも踏みとどまった理由

    なんと言っても周りの仲間の存在です。自分だけじゃなくてみんな同じ環境だと思えたのと、わからないことはみんなで助け合ってやれる場があったから、頑張れたと思います。

    それと研修が始まると必死すぎて、逃げられない。やらなきゃいけないような状況になります。

    今振り返って思うこと

    勉強しんどかったですけど、あっという間でしたし知識がものすごく増えました。何度も心の中では心折れそうでしたが、他の仲間では追試を受けていたり、補修と言われていた人は泣いていた人もいました。
    みんな頑張ってるんだと、みんなでこの研修をクリアするんだと気持ちで望めてやり切れて良かったです。

    見習い時代、正直「辞めたい」と思った瞬間は一度や二度ではありませんでした。
    責任の重さ、自分の未熟さに向き合う毎日は、想像以上にきつかったです。

    それでも踏みとどまれたのは、特別な覚悟があったからではありません。
    ただ、「ここで逃げたら一生引きずるかもしれない」と思ったからです。

    今振り返ると、あの頃の不安や迷いは決して無駄ではなく、
    現場で判断する力や、冷静さの土台になっています。

    もし今、見習い期間で苦しんでいる人がいるなら、
    「自分だけじゃない」ということだけは伝えたいです。
    あの時の自分と同じように悩んでいる人が、必ずどこかにいます。

    見習い期間の精神的なきつさについては、こちらの記事でも詳しく書いています。