見習い期間は、とにかく毎日が必死でした。
何をやっても失敗するし、怒られるし、「向いてないのかも」と思うことも何度もありました。
そんな中で、後から振り返ってみると「これは本当にやってよかった」と思える習慣がいくつかあります。
今回は、車掌見習い時代に実際に役に立った習慣を、リアルな体験と一緒に紹介します。
毎日のメモと振り返りを欠かさなかった
見習い中、一番役に立ったのが「毎日のメモと振り返り」でした。
その日のうちに、注意されたこと・できなかったこと・できたことをノートに書いていました。
次の日の仕事前にそのメモを見返すことで、「昨日と同じミスをしない」意識が自然と身につきました。
正直めんどくさいと感じる日もありましたが、これを続けたおかげで成長スピードがかなり上がったと思います。
また、メモを見返すことで、自分がどんな場面でミスをしやすいのかという傾向も見えてきました。同じ失敗を繰り返さないための「自分専用の教科書」のような存在になり、独り立ちした今でも当時のメモを見返すことがあります。
分からないことはその日のうちに聞いた
見習いの頃は、分からないことをそのままにすると後で必ず困ります。
なので私は、「少しでも曖昧だと思ったら、その日のうちに聞く」ことを意識していました。
聞きづらい時もありましたが、
事故やトラブルにつながるよりはずっとマシだと思って勇気を出して聞くようにしていました。
この姿勢は、見習いが終わった後もずっと役に立っています。
特に異常時の対応は、一つの判断ミスが大きな事故につながる可能性があります。だからこそ、「分からないまま帰らない」という意識を常に持っていました。その積み重ねが、自信を持って乗務できるようになった理由の一つだと思います。
失敗を引きずらずに切り替えるようにした
見習い中はどうしても失敗が続きます。
私も何度も落ち込みましたが、できるだけ「引きずらない」ことを意識していました。
失敗したら「次どうするか」だけを考えて切り替える。
これを繰り返すことで、気持ちが楽になり、仕事にも集中できるようになりました。
メンタルの切り替えは、技術と同じくらい大事だと今でも感じています。
車掌の仕事は、一つの失敗を引きずることで次の駅でも判断が鈍ってしまうことがあります。そのため、反省はしっかり行いながらも、乗務中は次の業務へ意識を切り替えることを最優先にしていました。この考え方は、今でも乗務するときに意識しています。
指導員の言葉をそのまま行動に移した
指導員から言われたことは、できるだけそのまま行動に移すようにしていました。
「こうした方がいい」と言われたら、自分なりにアレンジせず、まずは言われた通りにやってみる。
その方が上達が早く、無駄な遠回りもしませんでした。
経験がないうちは、素直に実行することが一番の近道だと実感しています。
指導員は数多くの見習いを育ててきた経験があります。その経験に基づいたアドバイスだからこそ、まずは素直に実践することが大切だと感じました。実際に言われたことを続けているうちに、自分でも自然と安全を意識した行動が身についていきました。
できない自分を責めすぎなかった
見習いの頃は「自分はダメだ」と思うことも多かったですが、
できない自分を責めすぎないようにしていました。
見習いはできなくて当たり前の期間です。
少しずつでも昨日よりできることが増えていれば、それで十分だと思うようにしていました。
この考え方のおかげで、途中で心が折れずに続けられました。
周りと比べると焦ってしまうこともありましたが、成長するスピードは人それぞれです。昨日の自分より少しでも前に進めていることを大切にするようになってからは、気持ちにも余裕が生まれ、仕事にも前向きに取り組めるようになりました。
まとめ
見習い時代はつらいことも多いですが、
振り返ってみると「続けてよかった」と思える習慣が必ず残ります。
自分に合ったやり方を実行するのが一番です。
今回の記事では、私が実際にやって役だったことについてです。
こんなことやっていたんだと参考になれば嬉しいです。
これから車掌を目指す方が自分なりの役立つ方法を見つけてもらえれば幸いです。
見習い期間は、どんな人でも不安や失敗を経験します。しかし、その中で自分に合った習慣を続けることが、成長への一番の近道でした。私自身も、ここで紹介した習慣を続けたことで少しずつ自信を持てるようになり、無事に独り立ちすることができました。これから見習い期間を迎える方も、焦らず一つずつ自分の習慣を作っていけば、必ず成長につながると思います。
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