車掌として働いていると、思うように仕事ができず、「もう限界かもしれない」と心が折れそうになる瞬間があります。
私自身も見習い時代だけでなく、一人立ちした後も、失敗やプレッシャーが重なり「自分には向いていないのではないか」と悩んだことが何度もありました。
しかし、そのたびに少しずつ考え方を変え、目の前のことを一つずつ積み重ねることで乗り越えてきました。
この記事では、私が車掌として働く中で心が折れそうになった経験と、その時どのように乗り越えてきたのかを実体験をもとにお伝えします。
今まさに仕事がつらいと感じている方や、「もう辞めたい」と悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
心が折れそうになった瞬間
私が思う心が折れそうになった瞬間は、「失敗やミス」した瞬間だと考えます。
指導員に迷惑かけた。
上司に迷惑をかけた。
同僚に迷惑をかけた。
お客様に迷惑かけた。
こんなことが挙げられると思います。
私は細かなミスを何度か見習いの時にしましたが、ギリギリ指導員に迷惑をかけただけで他のところまで迷惑をかけるところまで行きませんでしたが、それでも心が折れそうになりました。
車掌の仕事は一つの失敗次第で職場の方やお客様に大きく迷惑をかけてしまう重要な仕事を担っています。
ミスの規模によっては会社の信用を失ってしまう業務でもあります。
だからこそ、「失敗やミス」をした時には心が折れそうになります。
車掌の見習いが始まった時に、車両や電気のこと線路のこと専門的な知識について勉強しましたが安全に関することについても勉強しました。
ここでは、過去の事故や先輩がミスをして痛い思いをしたことなどを学びました。
この座学で口酸っぱく、失敗した時の怖さを学んだので基本動作がどれほど大事か知って車掌の見習いを現場でスタート出来たのは、あまり理解してなかった部分でのミスを最小限にできたのでは無いかと思っています。
心が折れたまでは行かな良かったと今ではそう思います。
一番つらかったのは「自分を責め続けたこと」
失敗やミスをしてしまうと、「またやってしまった」「こんなところでなんで失敗したんだ」とどうしても責め続けてしまいます。
私自身もそうでした。
普段の作業に関しては、問題ないのですが
・遅延の影響での焦り
・入庫や出庫等普段あまりやっていない作業
・異常時の取り扱い
こういったことがあると、焦りと知識不足から失敗してしまったのではないかと思います。
また、自分を責め続けてしまうことで視野が狭くなって余計に失敗してしまう負の連鎖のようになってしまう部分があったのかなと思います。
独り立ちして思うことがあって、自分を責め続けることは無駄なことだったのかなと思っていて気持ちを切り替えることによりフォーカスした方が良かったと考えます。
私が気持ちを切り替えられるようになった理由
失敗を失敗のまま終わらせないこの気持ちが大切だと感じました。
私はやっていた対策はメモする習慣です。
これはどんなことでも良くて、記録に残しておくことで後で振り返りが出来るようにしていたのは本当に良かったと思います。
これは人にもオススメできる方法だと思っています。
メモしたことで、振り返ることの良さだけでなく
・失敗するリスクを減らせた
・指導員から勉強する姿勢を感じとってもらえた
というプラスに物事が働いたように感じます。
後は、失敗は成功の元だと言い聞かせました。
最初は誰もできる人はいない。
終わりがきっとできるようになる。
だからそれまでしっかり頑張ろうと思って取り組めたのは良かった心構えだと感じています。
今振り返ると、あの経験が今につながっている
無事に独車出来ただけでなく、独車してからも失敗やミスしてないのは全てあの経験が今につながっていると思います。
・図書館で勉強を8時間以上やったこと
・乗務中はメモをしっかりとったこと
・見習い期間中は見習いでやるべき勉強だけに集中したこと
・趣味も程よく休みの日にやれたこと
・基本動作を徹底したこと
・眠気対策や指導員とコミュニケーションを意識出来たこと
こんなことを私はやっていました。
少しでも参考になることがあれば幸いです。
心が折れそうな人へ伝えたいこと
私も辞めたいと思ったことは何度もありました。
だからこそ今この記事を読んでくださっている方はなんとか一度踏みとどまってほしいです。
それには理由があって、今ものすごく辛い思いをしていると思いますが一人で乗務員室で乗っているとストレスがほとんどありません。
ですが、指導員と乗っていると指導員の様子を伺ったり失敗した時に周りに迷惑をかけてしまったと落ち込んだり色々な悩み事があってそれだけでストレスがものすごいかかってしんどいと思います。
確かに見習い期間中は本当に覚えることが多くて、本当に車掌になれるのかと思いました。
採用試験には合格したものの道のりは長いし、落ち込んだり、悩んだり、辛い、しんどい、辞めたい、駅員に戻っても良いのでは、感情の変化がいっぱいありました。
長いように感じるかもしれませんが、1日1日あっという間です。
無理しすぎる必要は一切ないですが、会社は違くとも一緒の車掌として目指して欲しいと思います。
心が折れそうと思って悩んでいたら、コメント下さい。
少しでも背中を押せるアドバイスができたらと思います。
まとめ
車掌という仕事は、安全を守る責任が大きい仕事だからこそ、心が折れそうになる日もあります。
私自身も何度も自信を失い、「もう続けられない」と思ったことがありました。
それでも、一つひとつ経験を積み重ねることで、できることは少しずつ増えていきました。
今まさに心が折れそうになっている方も、自分だけが苦しんでいるわけではありません。
焦らず、一日一日を積み重ねていけば、その経験は必ず力になります。
この経験が、少しでも同じ悩みを抱える方の支えになれば嬉しいです。
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