「駅員と車掌、実際どっちが大変?」|どちらも経験をした考え

駅員と車掌、どちらの仕事が大変なのか気になる方は多いと思います。
私自身、駅員として現場を経験し、その後車掌としても働いてきました。

どちらも大変さの種類が違い、単純に比べることはできません。
ただ、実際に両方を経験してみて分かったことがあります。

この記事では、駅員と車掌それぞれの大変だと感じた点や、
見習い期間の違いなどを、実体験をもとにお話しします。

駅員の仕事で大変だと感じたこと

駅員の仕事で特に大変だと感じたのは、
日々の業務の中で神経を使う場面が多かったことです。
実際に感じた点を、いくつか挙げてみます。

・接客対応(運転見合わせ等の異常時)
・クレーム対応(改札や券売機で異常があった場合)
・イレギュラー対応(クレジット関係など)

「早番の時」「遅番の時」に同じ勤務者がシャワー等が終わるまで待ってから寝るのは気を遣うところで大変だなと感じました。

特に印象に残っているのは、異常時のお客様対応です。

列車が止まると改札には多くのお客様が集まり、「いつ動くのか」「振替輸送はどうなるのか」と次々に質問を受けます。

分かっていることしか案内できないため、説明しても納得していただけないこともありました。

時には厳しい言葉をいただくこともありましたが、その中でも冷静に対応し続けることが駅員には求められます。

この経験があったからこそ、現在車掌として異常時に放送や案内を行う際にも、お客様の立場を考えた案内ができるようになったと感じています。

車掌の仕事で大変だと感じたこと

車掌の仕事で大変だと感じたのは、
一つひとつの判断に責任が伴う点でした。
現場では、緊張感を持って業務にあたる場面が多くあります。

・異常時対応(経験値がないのでほぼ全ての事象)
・ダイヤ乱れ対応
・朝夕ラッシュ対応

車掌は基本的に一人で判断しなければならない場面が多くあります。

特に異常時には、運転士・指令・駅係員との連携を取りながら、お客様への案内も同時に行う必要があります。

そのため、「次に何を優先するべきか」を瞬時に考える力が求められます。

普段は落ち着いて乗務できますが、一度異常が発生すると状況は大きく変わります。

だからこそ普段からマニュアルを確認したり、過去の事例を振り返ったりして備えておくことが大切だと感じています。

見習い期間の違い

駅員と車掌では、見習い期間の過ごし方にも違いがありました。
どちらも段階を踏んで業務を覚えていきますが、
求められる内容や緊張感には差があると感じました。
駅員
・駅員は接客や業務範囲を少しずつ覚えていく
1:精算・払い戻し・券売機・精算機の対応
2:ホーム整理
3:事務所業務(遺失物・お身体の不自由なお客様対応・電話応     対・乗車券の購入・ICカードの購入や払い戻し)
4:シャッター開扉や閉扉(早番・遅番の業務)

車掌
・車掌は座学後すぐに現場で実務を経験する
1:車内放送(各駅・ドア開扉方向・注意喚起)
2:報告方(定時・何分遅延など)
3:入庫・出庫の取り扱い
4:最終電車の扱い
5:合図の受け方
6:基本動作

私自身の感覚では、駅員は接客を覚えることが中心で、車掌は安全を守るための動作を徹底的に身につける期間でした。

もちろんどちらも大変ですが、車掌は一つの判断が列車の運行に直結するため、精神的なプレッシャーはさらに大きかったように思います。

見習い期間は本当に長く感じましたが、今振り返ると、その期間があったからこそ現在も安全に乗務できていると感じています。

両方経験して分かった共通点

駅員と車掌、仕事内容は違いますが、
どちらにも共通して感じたことがあります。

それは、常に「安全」と「お客様の立場」を意識して行動する必要がある点です。
現場では想定外の出来事が起こることもあり、
その都度冷静に判断する力が求められます。

駅員も車掌も異常時があります。
いつもの業務は同じことの繰り返しなので、慣れて出来るようになってくる部分はあります。

ですが異常時に関しは、状況によっては命に関わることもあります。
車掌の業務では、長時間運転見合わせの状況もあったりします。

そう言った時に、「取り扱いを知っていること」ここは重要なのかなと思います。

想定外のことがある意識を持って、イメージトレーニングしておくことは大切なことかと常に思っています。

また、駅員も車掌も「確認を怠らないこと」が共通していました。

毎日同じような業務でも、油断した瞬間にミスが起こります。

現場では「慣れ」が一番危険だと何度も教わりました。

今でも指差確認や復唱を省略することなく続けているのは、その教えが身についているからです。

これから目指す人へのアドバイス

駅員や車掌を目指す中で、不安を感じる方も多いと思います。
特に見習い期間は、分からないことや緊張する場面が続くかもしれません。

ただ、その時に感じた不安や経験は、決して無駄にはなりません。
一つひとつ積み重ねていくことで、少しずつ自信につながっていきます。

周りと比べすぎず、自分のペースで経験を重ねていくことが大切だと思います。

まとめ

駅員・車掌もどっちも大変です。
結論、楽ではありません。

駅も車掌も毎回同じお客様とは限りません。
だからこそ、何かイレギュラーなことが起きたりします。

知識は最大の武器です。
何かあった時に知っていれば、落ち着いて対応することが出来ます。

まずは駅員から入社してから経験するので、そっちが自分に合っているのであれば駅員で続けてみて、車掌になりたい気持ちが少しでもあれば是非車掌を受けて欲しいと思います。

私は駅員の経験も長いですし、車掌も鉄道会社に入ったなら経験したいと思いチャレンジしたのがきっかけです。
そのような考えを持っている方も目指して欲しいと思います。

駅員と車掌は仕事内容こそ違いますが、どちらも鉄道の安全を支える重要な仕事です。

私自身、両方経験したことで見える景色が大きく変わりました。

駅員時代に学んだ接客や異常時対応は、現在の車掌業務でも確実に役立っています。

逆に車掌になったことで、安全確認の重要性や責任の重さをさらに実感するようになりました。

これから鉄道会社を目指す方は、どちらの仕事も経験できることを前向きに考えてほしいと思います。

一つひとつの経験が将来必ず自分の力になります。

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