車掌という仕事で感じる”やりがい”|続けてきて思うこと

車掌の仕事は、目立つ仕事ではないかもしれません。

毎日同じように見える業務の繰り返しです。

それでも、続けてきた中で感じる“やりがい”があります。

今回は、現場で感じているやりがいについて書いてみたいと思います。

何も起きない一日が終わること

私は車掌以外にいろんな業務を経験してきて、今この仕事に1番やりがいを感じています。
もちろん駅の仕事も魅力ややりがいたくさんあります。むしろ定年まで駅員でいようと感じていたくらい楽しかったのですがチャレンジ出来る募集があったので受けてみて車掌になったら、そっちの方が良かったと感じています。
本社にいた時も、この先どのように会社が進化していくか知って必要な情報を現場に展開していくので、本社の仕事もやりがいはすごく感じていました。ただ、立場が一気に逆転するので資料作りや業務内容の説明を現場に伝えるのは結構大変でした。
具体的には、現場では先輩や上司に言われたことを、こなすそんなポジションでしたが、本社に行った瞬間、駅の1番偉い人やその次の偉い人に対して説明するので立場が逆転したようになりました。良い経験だったのですが、車掌と比べると車掌の方が楽しくかつやりがいを感じて仕事出来ているのだと感じています。

では、何も起きない1日が終わることとはどういうことなのか、お伝えしたいと思います。
・無事に終わる安心感
・当たり前の重み
・安全が守られた実感
があります。

担当する列車に乗務し、例えばラッシュの時間だったとしたら車内にはものすごく多くのお客様が乗車しています。
このお客様を全員何ごともなく1駅1駅こなして終点まで輸送できた時は、車掌としてしっかり乗務できたんだなと安心感があります。最初のうちは自信にもつながると思います。

責任ある仕事なので、自分の時間も多く確保されている仕事です。事故(ミス)さえ起こさなければ自分時間がいっぱい作れるのも本当に乗務員って良いなと思えると思います。

逆にちょっとしたことでも普段と違う違和感を感じたら発車させずに報告等してその場の対応が終われば、帰宅してから電話がきたりしないのでしっかり対応してもらえればと思います。


やりがいは乗務している時だけでなく、労働時間もやりがいにつながっている1つだと私は感じています。

鉄道会社に入ったなら、鉄道会社に入らないと出来ない仕事なので目指すだけ目指すのは良いのではないかと思います。

お客様の何気ない一言

特に土休日は観光や遊びに行くお客様が乗務員室前に来て車掌の動きを興味深そうに見てきます。
外国人のお客様は、写真や動画も撮ってきます。
私は、それほど注目されている仕事なんだと思い応じています。
子供達は手を振ってきたりしてくれて降りる時はバイバイと言ってきたりしてくれます。
小さなことでも会釈してくださったり反応を感じ取ることができるので、
正直な感想やっていて楽しいなと思います。

車掌は駅員の延長線上とも思っていて、駅停車中は乗り換え箇所であったり商業施設等聞かれたりします。
親切心を持って対応することで感謝されます。

そう言った時にもやりがいを感じます。

自分の成長を感じる瞬間

見習い時代とは全然違って、ダイヤは決められている中で自分のペースで仕事できるのは良いところです。
見習いの時は、乗務中指導員の顔色を伺ったりミスしないように常に緊張しっぱなしで、詰所に戻ってきたら先輩達に良いふうに見せようとゴミ捨てしに行ったりそんなことばかりやってましたが、全部それが今活きているように思います。
乗務中、周囲を見れる余裕も出来てきて、安全意識を持って作業出来るようになりましたし、時間管理(定時運行)も出来るようになりました。
見習い時代緊張しっぱしだった経験は今では、異常時に当たっても落ち着いて対応出来るようになりましたし、全てつながっているんだと思います。

見習い時代踏ん張って頑張ってきたことが今成長を感じられています。

一人で乗務していますので、乗務員室とても広く感じています。
ここは駅間が長いから水分補給しようであったり余裕も出てきました。
一人空間を感じられるほど、今は乗務員っていいなと思えてるくらいなのでこの仕事の良さを感じています。

やりがいは派手ではない

簡単に言うと、ドラマみたいな感動が毎日あるわけではないと言うことです。
例えば、
・大事故を防いだ
・ヒーローみたいに感謝された
・大きなトラブルを解決した
などこういう”達成感”は毎日は起きません。

実際のやりがいは
・今日も無事に終わった
・何も起きなかった
・基本を守れた
・落ち着いて判断できた
こう言う地味な積み重ねの中にあると思っています。

私が、他の記事でも書いてきた
・確認
・目配り
・切り替え
・責任
・基本
全部「派手ではないこと」です。
でもそれが安全を支えていると思っています。

実際に車掌になってみたから言えることですが、やりがいは本当にあります。
最初は大変ですが、やってみた方が絶対いいです。
そのくらい胸を張れる仕事だと思っています。

まとめ

やりがいは特別な出来事の中にあるのではなく、日々の積み重ねの中にあると感じています。

これからも基本を大切にしながら、この仕事と向き合っていきたいと思います。

車掌の仕事で基本を守ることについてに記事はこちらに書いています。

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