車掌の仕事で「気を抜けない」と感じる理由|現場で続く緊張感

車掌という仕事をしていると、「気を抜けない」と感じる場面が何度もあります。

大きなトラブルが起きているわけではなくても、常にどこかで緊張が続いています。

一瞬の油断が思わぬミスにつながる可能性があるからです。

今回は、私が現場で「気を抜けない」と感じている理由について、実体験をもとにお話しします。

なぜ常に緊張が続くのか

緊張が続く場面はどんなことか
駅到着時から発車まで
1、駆け込み乗車
2、駆け降り乗車
3、ドアを閉めるまでの途中で声をかけられた作業
4、信号確認
5、合図確認
6、異常時
大きく分けてこのくらい緊張する場面があります。

発車から駅通過まで
1、車側に触れてくる可能性
2、異常時(車内非常通報やホーム上の非常ブザー)鳴動したら緊急停止させないといけない
3、軌道内に人立ち入りや遺失物の落下

駅間
1、異常時(車内急病人や車内トラブル)
2、ダイヤ乱れ等で駅間停止による車内放送及び空調管理

異常時はその他いっぱいありますが、特に普段の乗務から可能性の高いところを箇条書きしましたが、緊張する場面がいっぱいあります。
目でしっかり周りを確認して作業をしないといけない、異常時があった場合は頭でしっかり考えないといけない、結構緊張していることは多いと思います。

何も起きていないときほど怖い

慣れてくると何も起きていないことが良いこともいっぱいあります。一人でやっているので人間関係のストレスはないので気持ち的にとても楽です。
ただ、ラッシュ中は常に何かあるんじゃないかという気持ちで乗務して欲しいです。
その理由は閑散時間中より多くのお客様が乗車しているので何かしらのリスクが高いからです。準備しておくことで、最小限の時間で復旧出来る場合があるからです。

小さな確認の積み重ね

この作業をやっておくことで、緊張はするかと思いますが安全に輸送出来ます。必要以上にやっても良いと思います。
最初はそのくらい確実にやって、慣れてきたら省いても良いと思いますが、決められた作業は守って下さい。
時間経つと勉強してきたことが抜けたりするのでメモしたことであったり座学で勉強したことを振りかってみると、自信を持って出来ると思います。

気を抜かないことが安全につながる

以前にも書きましたが、気を抜いたことでミスしてきた人をいっぱい見てきたのでポイントはしっかり押さえて欲しいです。
閑散としてるとドアの開け閉めがスムーズに行きすぎて、早発してしまいそうになったりします。
・駅間中に次駅を呼称する
・次駅はどちら側のドアが開くのか確認しておいて身体をその方向に寄せておく
・ドアを開けたら、閉めるまで絶対に余計なことを考えないでドアを閉める(一つ一つ指差確認呼称を実施する)
・作業の途中で、声をかけられたりしたら最初から戻って開始する
ここを気を抜かないでやれば安全に乗務出来ると思います。
こんな感じでやっているんだと参考になれば嬉しいです。

車掌の仕事は、目立つ出来事がなくても常に責任を伴います。

何も起きていない時間こそ、緊張を保ち続けることが求められます。

気を抜かないという意識は、自分のためだけでなく、乗客の安全を守るためでもあります。

この仕事を続ける中で、その重みを日々感じています。

見習い時代に学んだことについては、こちらの記事でも書いています。

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