車掌の仕事で大変だった1日|現役が振り返るリアル

車掌の仕事は、日々さまざまな状況の中で業務を行うため、
楽な日ばかりではありません。

私自身、これまで働いてきた中で
「これは本当に大変だった」と感じる1日が何度かありました。

この記事では、その中でも特に印象に残っている
一番大変だった1日について、実体験をもとに紹介していきます。

これから車掌を目指す方や、仕事に興味がある方の参考になれば嬉しいです。

車掌の仕事で大変な日はどんな日か

車掌の仕事で大変だと感じる日は、
単純に業務量が多い(乗る本数)日、明けの勤務がきついというだけではありません。

遅延やトラブルが重なった日や、
時間に追われる状況が続く日(ダイヤ乱れ時またはラッシュ時の混雑)など、精神的にも体力的にも負担がかかる場面が多いと感じています。

見習いが終わって、経験を積んで1番大変と感じる日は異常時にあたった時です。
その時は車掌のやる仕事は盛りだくさんで本当に大変です。
駅間に停止した場面、駅停車している場面でやる内容は異なりますが、運転士への情報共有、お客様への周知、司令との連絡、休める時間は1秒もありません。

常に頭をフル回転させて早期復旧に向けて対応に当たるので、大変と思ってもらえればと思います。

実際に一番大変だった1日の流れ

出勤して乗務開始1本目、私は回送電車の担当でした。

回送電車を奥どりに入れてそれを折り返し、営業列車として運行させるのが業務だったのですが、回送電車を走らせて途中駅に無線が入りました。

別の電車の担当車掌が車両から異音の確認があったとの報告です。
詳しくは、爆発音がした為、緊急停止させたとのことでした。

この時、私は即座に感じたのはこれは長時間動かなくなると思いました。
司令に一方を入れた担当車掌は詳しく状況を説明(どこで停車しているのか?後方に何か異常があるのか?お客様の状況はどうか?今の状況はどうなのか)しどこで何があったか事細かく報告していました。

安全が確認できるまで、全線で運転見合わせの無線が流れ私の電車は駅間停止しました。

動くまでの間、異常があった列車をまず次駅に停めて、降客回送としてお客様をホームに降ろし、回送列車として異常があった箇所が車両の異常なのか線路の異常なのか、線路の異常も考えられる為、線路点検も同時に実施、

異常なしと判断があっても、後続の列車にも影響が万が一あったら大変なことになるので、その列車も異常があった後ろの駅で降客回送し、1本その電車を安全を確かめる電車として走らせる、ざっくり言うとこのような手順を踏んで安全確認を行いました。

相当な時間がかかり、折り返し運転を開始したものの自分の電車は異常があった近くを走っていたので、また折り返し運転出来ない箇所だった為、結論から言うと私は車内に2時間待機していました。

トイレに行きたい。夕方だったのでお腹空いた。
いつ動くんだ、私が担当する回送電車は動いた場合はどうなるのか、こんな長時間駅間で止まった経験がなかったので、色々考えました。

安全確認が取れて運転再開になった時に司令から連絡がきました。その電車は駅到着後、営業として走らせる指示でした。

大変だったと感じた理由

結論から、この異常時に当たってから戻って来れたのは乗務開始してから3時間以上経った後、戻ってきてすぐご飯も食べれず担当する乗務員がいないので次の乗務し5時間はずっと乗っていました。
睡眠時間も1時間カット。翌日明けはものすごい眠いし事故しないか心配の中やりました。

結論から入りましたが、運転を再開し回送電車を次駅営業として走らせることになってのことですが、ダイヤが乱れに乱れているので到着してもなかなか発車できませんでした。

その為、お客様にはお詫び放送と随時わかった情報を車内放送しました。自分の電車が発車出来るようになり各駅でお詫び放送を実施しました。

長時間動かなかったので、車内はパンパンな状況でした。
空調を管理を確かめながらお詫び放送を繰り返し無事終点まで運転し終わって折り返し担当。

折り返しも同様、車内はパンパンで間隔調整の為、何回も時間調整しました。


無事に戻ってきて一息つけるかなと思ったのですが、担当する乗務員がダイヤが乱れ過ぎていないので、すぐまた乗り出ししたのですが、お腹は減り過ぎて戻ってきた時には本当にクタクタになりました。

その経験から学んだこと

1乗務3時間以上、ほぼ5時間乗りましている状況は初めてだったので本当に勉強出来たことがたくさんありました。

異常は突然、自分の列車でなくて影響を受けることがあると改めて学びました。
こんなに車内にいることはなかったので、今度からはカロリーメイトなど小腹を満たす為に必要な食料は必要だと思いました。

水分も同様で今回はたまたま1ℓ車内に水分補給出来るよう携帯カバンに入れておいたので、助かった点ではありました。これからも準備はするようにしたいと思っています。

トイレは携帯トイレが準備されているので、それで対処することが出来ますが、駅間が短いと難しいので恥ずかしがらず、司令を通して報告して対応したいと思いました。

疲労困憊だったので、仕事前の前日はよく身体休むことの重要性も学んだ点でした。

いつ何が起こるかわかならないのは実感して、こんなに長時間も担当することがあるってことは、これから車掌を目指す方知っておいて頂ければ参考になるかと思います。

まとめ

全て終わった後は、もちろんすごく疲れたのですが無事に安全に戻って来れた時の達成感はすごい感じました。

その中で、今後準備した方が良いものなので気づきがたくさんありました。

睡眠時間がない中での翌日乗務も本当にきつくて大変だったので、今回この記事で自分が実際経験した状況を書かせて頂きました。

自分がプライベートで電車を利用する時、人身事故であったり停電、車両故障で長時間車内にいた時もありましたが、今回自分が経験してみて乗務員の大変さをより理解することが出来ました。

車内放送(お詫び放送)関係箇所への連絡等全てが詰まった出来事だったので、皆様がもしかしたら経験する場合もあります。

少しでも大変さを知ってもらえたら幸いです。

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