車掌の仕事は本当にきつい?実際に働いて感じた5つのこと

車掌の仕事について調べると、「きつい」という声を見かけることがあります。
鉄道の安全運行を支える仕事であるため、責任も大きく、楽な仕事ではないというイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

私自身、実際に車掌として働く中で「大変だ」と感じる場面は確かにありました。
しかし同時に、やりがいや達成感を感じる瞬間も多くあります。

この記事では、車掌として働く中で感じた「きつい」と思う部分を、実体験をもとに紹介していきます。
これから車掌を目指している方や、鉄道の仕事に興味がある方の参考になれば嬉しいです。

車掌の仕事はきついと言われる理由

車掌の仕事がきついと言われる理由の一つは、常に安全を意識して業務を行う必要があることです。

電車には多くのお客様が乗車しており、車掌はその安全を守る役割を担っています。
ドアの開閉やホームの確認、車内放送など、一つひとつの動作を正確に行う必要があります。

また、乗務中は気を抜くことができないため、精神的な緊張が続く仕事でもあります。
こうした点から、車掌の仕事は「きつい」と言われることがあるのだと思います。

実際に働いて感じて大変なこと「5つ」

実際に働いてみて感じた大変なことはいくつかあります。

①覚えることが多い

基本作業
駅ごとの注意点(合図のある駅・ない駅)
駅員の車内捜索やお客様対応、車内清掃などがあった場合の取り扱い。
車両の特性、業務の流れ、出庫・入庫、行き先設定などモニターの取り扱い方。
引継ぎ方や巡回時の報告方。
車内放送(各駅やどちら側のドアが開くか、乗り換え案内、英語放送、異常時の場合の放送)
異常時の取り扱い(関係箇所への報告方含む)

座学で勉強したことと現場で覚えることは全然違うので覚えるまでは大変と感じると思います。
異常時に関しても色々あるので、とにかくマニュアルを頭に入れておく必要があります。

最初の1〜3ヶ月が特にきついと感じました

②常に時間を気にしなければならない
※慣れれば大変さはなくなる

出勤時間・出場時間・引継ぎ時間・乗務中調整時間・発車時間(早発注意)・宿泊勤務時の起床時間
何回も確認する必要があって、間違ってしまうと欠場であったり早発するとお客様に迷惑をかけたりする危険が常に伴っているので最初のうちは大変だと思います。

③夜勤・不規則な生活

宿泊勤務があります。寝る時間は勤務によって異なる為、毎回バラバラです。電車は終電まで結構遅い時間まで動いていて、始発時間は早いです。
その為、仮眠がありますが正直言って眠いです。
約5時間くらいは寝れますが、もっと短い勤務もあります。
慣れるまでは、その流れについていくのが大変だと感じることもありました。
また、駅員でやっていた時も同じですが、夜勤明けで仕事するのはあんまり慣れないところで大変だなと感じています。
「車掌の仕事はきついと思われている部分でもあるのかなと思います。」さらに、見習いの頃は指導員が同乗しているため、自分の行動を常に見られているという緊張感もありました。
そうした環境の中で業務を覚えていくことは、簡単なことではありませんでした。

④ミスが許されないプレッシャー

特に多いミスがドア挟みと早発かと思います。
ドア操作一つでお客様を怪我させてしまうリスクがあるので神経を研ぎ澄ます必要があります。
時間については決められたダイヤで電車は動いているので、常に時間を気にしていないと早発して、多大なご迷惑をかけてしまいます。
この2つだけでも大変なのに、異常時があった場合はそっちの対応し発車させる際は失念しないようドアを閉めて発車させなければならないので確認することがいっぱいあるのはプレッシャーを感じるかもしれません。
ミスをしてしまうと、数日間乗務させてもらえないこともあるので常日頃から基本作業を徹底することが大切です。

⑤見習い時代の緊張感

限られた時間の中で、技術と知識を習得しなければならないが上指導員も緊張感を持って指導してくださります。
そこに答えらなければならないので、乗務中意外に自宅でもイメージトレーニングであったり予習・復習が大事になってきます。中間試験・終了試験があるので、全ての乗務に対して緊張感がありました。
この数ヶ月どんなことがあっても頑張ると割り切ってやってました。頑張った分、ミスするリスクは限りなく低くなるのでこの期間だけは全力で緊張感持って臨んで欲しいと思います。

それでも続けられる理由

大変だと感じることもありますが、それでも車掌の仕事を続けられている理由があります。

それは、電車が安全に運行できたときの達成感です。
多くのお客様を目的地まで安全に送り届けることができたときには、大きなやりがいを感じます。

また、経験を積むことで少しずつ業務にも慣れていきます。
最初は難しく感じていたことも、繰り返し経験することで落ち着いて対応できるようになります。

そうした成長を感じられることも、この仕事を続けられる理由の一つだと思います。

向いている人の特徴

実際に働いてみて、車掌の仕事に向いていると感じる人にはいくつか共通点があります。

まず、確認作業を丁寧に行える人です。
車掌の仕事では、安全確認がとても重要になります。

また、落ち着いて行動できる人も向いていると思います。
乗務中はさまざまな状況が起こる可能性がありますが、冷静に対応することが求められます。

そして、人の安全を守る仕事にやりがいを感じられる人も、この仕事に向いていると感じました。

もう一つ健康管理が出来る人です。
健康診断等で乗務基準に満たない場合は、健康以外そのほかは車掌として向いているのに乗務停止になり駅に降ろされてしまうことがあります。

まとめ

車掌の仕事は、確かに大変だと感じる場面もあります。
覚えることの多さや責任の重さから、「きつい」と感じることもあると思います。

しかし、その分やりがいを感じる瞬間も多く、安全に電車を運行できたときには大きな達成感があります。

経験を積み重ねることで少しずつ業務にも慣れていくため、最初の頃に感じていた不安も徐々に小さくなっていきました。

これから車掌を目指す方や鉄道の仕事に興味がある方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。


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