車掌の仕事は大変そう、きつそうというイメージを持たれることが多いかもしれません。
では実際に働いていて「楽しい」と感じることはあるのでしょうか。
今回は、現場で働く中で私自身が感じていることを正直に書いてみたいと思います。
楽しいだけの仕事ではない
私は楽しいから今の仕事を続けていますが、決して楽しさだけではありません。
・緊張感
これを感じる箇所は乗降が多い駅であったり、急に起こる可能性があるトラブルがあったりするので乗務中緊張を感じることがあります。
・責任
車掌一人の作業が始発駅から終点まで何百人も乗せて安全に目的地まで輸送しなければならない交通インフラとしての責任があります。
・神経を使う場面
テレビでよくニュースを見ると思いますが、トラブルによる運転見合わせになった時には車掌はものすごく大変です。
情報収集して電車がいつ動くのか車内のお客様に放送したり、ホーム上にいるお客様も電車が動くのを待っているので、直接聞きにきたお客様対応をしたり、自分が何をしなければいけないのか考えさせられます。
通常通り電車が動いている時の駅到着時は常に神経を使っていますので神経を使う場面はものすごく多いということを知っておいて欲しいです。
それでもやりがいを感じる瞬間
・無事に終えたとき
自分は車掌としてやれているんだと感じられます。
お客様は当たり前のように目的地まで行けると思っていますので、その当たり前をしっかりできた時には達成感も感じられます。
・乗客対応がうまく行ったとき
ドアの開け閉めがうまく行った時には「よし」って思うことがあります。
乗り降りが多くて、なかなか途切れないことなんて日常茶飯事なのですが、一瞬だけ必ず途切れます。
その一瞬を見流さないで、ここだというタイミングで閉操作をしてうまく閉めれた時には完璧と自分を褒めて合わせて楽しさも感じられます。
挟まないことは難しいのですが、遅延にもなりずらいですしお客様も安全なので大事なことです。
・チームで乗り切った時
トラブルが起きた時には関係するところに報告連絡して対応にあたるのですが、どんな事象であっても運転再開出来た時には安堵と安全に発車出来たんだと達成感があります。
この時は本当に一人じゃないんだと感じられます。
見習い時代は楽しさを感じる余裕がなかった
「覚えなきゃ」という考えが一番に働くと思うので、やりがいどころではなかったのかと思います。
でも、これをクリアして一人でやる時には絶対に楽しい仕事だと感じていましたし、実際今乗務員としてものすごくやりがいを感じられて楽しいと思っています。
どんな仕事も最初は余裕なんてないと思います。
1ヶ月→3ヶ月→6ヶ月→1年
大体このスパンで大変と思う山はありますが、これを乗り越えた先は楽しさが待っています。
自分も経験して今の楽しさがあるので、是非乗り越えて欲しいです。
今感じていること
楽しいもあるのですがそれよりも”誇り”と感じています。
この経験を出来る人はそう多くはありません。鉄道会社に入っていないと出来ない特権です。
鉄道会社に入っていても、適正・試験に合格しないとなれない選ばれた人だけなので、頑張ってきてよかったと思います。
続けてきたからわかることもたくさんあります。
魅力は絶対あります。
色々経験してきたからこそ言えますが、正直入社してすぐ受けてもよかったと思っています。そのくらい良い仕事です。
車掌の仕事は決して楽な仕事ではありません。
しかし、責任ある仕事をやり遂げたときの達成感ややりがいは、この仕事ならではのものだと感じています。
楽しいという言葉だけでは表せませんが、続けてきて良かったと思える瞬間は確かにあります。
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