車掌の仕事に興味がある方の中には、「もしミスをしたらどうなるのか?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
電車は多くのお客様を乗せて運行しているため、車掌の仕事には大きな責任があります。
そのため、ミスに対するプレッシャーを感じる場面も少なくありません。
私自身も実際に車掌として働く中で、ミスに対する緊張感や責任の重さを強く感じてきました。
この記事では、車掌の仕事でミスをするとどうなるのか、そして現場で感じたプレッシャーについて実体験をもとに紹介します。
車掌の仕事はミスが許されない仕事
車掌の仕事は、安全に列車を運行するうえで重要な役割を担っています。
ドアの開閉や発車の合図、車内放送など、一つひとつの業務が運行に直結しています。
そのため、小さなミスでも大きな影響につながる可能性があります。
もちろん、すぐに重大な事故につながるわけではありませんが、常にミスを防ぐ意識を持って仕事をすることが求められます。
実際にミスした場合どうなるか
実際にミスをした場合、その内容によって対応は異なりますが、まずは状況の確認と報告が必要になります。
現場では、何が起きたのかを正確に伝えることが重要です。
そのうえで、再発防止のために振り返りや指導が行われることがあります。
私自身も、見習い時代を含めて「ヒヤッとした経験」はあり、そのたびに指導員から具体的なアドバイスを受けてきました。
では実際にミスしそうになった経験談ですが、到着前に折り返しの行き先設定をしていたのですが、地点や終点駅
を間違って設定していたことがあります。
2回以上はその経験があります。
まず始発の地点を間違えるとどうなるか?
地点=今いる駅です。
発車後は次の駅が自動放送で流れます。
次に終点駅を間違えるとどうなるか?
その名の通り、行き先が珍しい設定になってしまいます。
このミスをしてしまうと、お客様が目的地に行くのに1つ手前で降りてしまう可能性があり多大なご迷惑をかけることになります。また終点駅が違うことで本来乗っても良い電車を見送って時間通りに着けないなんてことも起こり得ます。
誤って設定してしまいミスを防げたのは、「前部標識と後部標識」を常日頃から確認していたから、すぐに気づくことが出来て再設定し直せたからヒヤリとしてミスを防げることが出来ました。
大切なのは、ミスを隠さず正しく報告し、同じことを繰り返さないようにすることだと感じています。
例えばですが、自分の電車が遅れていて回復したい気持ちが先行して発車メロディーを途中で切ってドアの閉扉を早く操作した結果「ベビーカーを挟んで怪我をさせたらどうなるか?」たまにあるケースなので紹介したいと思います。
これはドア挟みと言うミスです。
ベビーカーご利用なので、小さいお子様が乗っている場合があります。大事な小さいお子様が怪我をしてしまうであったり、ベビーカーが壊れてしまう場合もあります。
そうなってしまったら、まずは関係箇所に報告を包み隠さずして下さい。お客様からご意見が来てしまったら、どういう作業をしていたか調査します。
車掌に非があると、そのお客様に誤りに行ったり保証の話になってきます。解決しないまま数年に及ぶ場合もあるので、本当に本当に注意して下さい。
現場で感じるプレッシャー
車掌として働いていると、常に一定の緊張感があります。
列車には多くのお客様が乗っており、その安全を守る責任があるためです。
特に、発車のタイミングやドアの確認などは、集中力が求められる場面です。
また、遅延やトラブルが発生した際には、お客様対応も必要になるため、冷静に判断する力も求められます。
こうした状況の中で、ミスをしないようにするプレッシャーを感じることは少なくありません。
ミスしてしまったら、ほとんどの場合はヒューマンエラーによるものなので、指導や教育があります。
状況報告書であったり反省文であったり書くので大変です。同じ職場の同期のやつを見たのですが結構な物量でした。
ミスの重さによって、数日または数週間乗務停止になることもあります。
何人か見てきましたが、自分は職場にいずらいなと感じました。
最長で2週間乗務出来てない人を目の前で見てきました。
何もさせてもらえないままずっと詰所に待機してる日もあるので自分だったら耐えられないです。
ミスしないように基本動作を徹底するように心がけることが大切です。
ミスを防ぐために意識していること
ミスを防ぐために大切だと感じているのは、基本動作を確実に行うことです。
後は、行路表をよく見て時間調整する駅はないか発車時間を見るようにしています。
後は、合図が出る駅ではドア操作をしないように、手を車掌スイッチに行かないよう窓から出しておくように事故防止しています。
もう一つは駅の特性をよく理解しておくことです。
EVの位置・階段の位置・乗降の多い駅は把握してドア操作等にきをつけています。
確認を怠らず、一つひとつの作業を丁寧に行うことが結果的にミスの防止につながります。
また、少しでも不安に感じたことはそのままにせず、確認することも重要です。
日々の積み重ねが安全につながる仕事だからこそ、基本を大切にする意識が必要だと感じています。
まとめ
車掌の仕事は、多くのお客様の安全に関わる責任の大きい仕事です。
そのため、ミスに対するプレッシャーを感じる場面もあります。
人間なので、ミスすることは仕方ないと思いますが
実際にミスが起きた場合は、状況を正確に報告し、再発防止に取り組むことが重要です。
ミスを隠してしまうと後々、調査して発覚した時は大変なことになってしまうので注意です。
セキュリティーカメラがあるのですぐわかってしまいます。
そして、日々の業務の中で基本動作を確実に行うことが、ミスを防ぐことにつながります。
大変な部分もありますが、その分やりがいを感じられる仕事でもあります。
この記事が、車掌の仕事のリアルを知る参考になれば嬉しいです。
関連記事
・車掌の勤務時間は?1日の働き方を現役鉄道社員が解説
・車掌の仕事はきつい?実際に働いて感じた本音
・車掌見習いで最初に覚えること|現場で教わった基本
コメントを残す