カテゴリー: 車掌の仕事

  • 車掌という仕事で“先を読む力”が必要だと感じた瞬間|現場で身についた視点

    車掌の仕事は、目の前の業務をこなすだけでは成り立ちません。

    一つひとつの動きの先を考えながら行動することが求められます。

    見習い時代はそこまで意識できていませんでしたが、経験を重ねる中で“先を読む力”の大切さに気づきました。

    今回は、現場で感じたその重要性についてお話しします。

    見習い時代は目の前で精一杯だった

    見習いの時に全てのことを学んでおきたいって思うのですが、普段と違ったことは停止位置手前で停車することしかありませんでした。指示通り口頭で教えてもらうことを頼りに、この事象に当たったらこうしてと言われたことをメモすることで精一杯でした。

    先を読めないと起きること

    1、バタつき
    2、判断の遅れ
    3、周囲への影響
    と順に悪循環になっていくことがあります。

    今回は自分の列車が異常時に当たることではなく、先行列車が異常時トラブルにあった時をどうすれば良いかについて先が読めないと起こる事象について考えて見たいと思います。
    読んでくださるかたも一緒に考えて頂ければと思います。

    事象によってですが、例えば何個も先にある先行列車が車両故障があったとします。
    まず、先が読めないと行き先変更、折り返しがった場合対応出来ません(バタつき)。自分の列車は異常ないから、早く発車させてしまえという判断をするかもしれません(判断の誤り)。空調管理のことを忘れているかもしれません(何も乗客のことを気にしていない)。
    もし、前を走る列車が次駅で停車していたら、自分の電車は発車してしまっているので駅間停止してしまいます。
    そうなった場合、やれること車内放送と空調管理くらいしかありません。お客様は車内に閉じ込めたまま場合によっては何十分もその状況にさせてしまう可能性もあります。自分も運転士も腹痛等の体調に異変を感じた場合トイレに行くことが出来ません。

    判断を誤ってそうしてしまって、次に起こることは自分の列車に急病人や車内トラブル等の異常時が発生してしまいます。

    駅間に列車を停めておくのが自分は一番判断に迷うので先行列車に異常があった場合は先を見て欲しいと思います。

    先を読むとはどういうことか

    では、ここで先を読んでいたらですが長時間とまる可能性も考えられるので
    1、空調管理をします。乗車率が今どのくらいなのかで判断します。
    2、駅間停止を避けます。まずは自分の列車が駅停車中なら少し様子を見ます。後続列車がかなり詰まっている又は1つ後ろの列車が駅間にあるなら前の列車の状況を見て発車させます。この時、前の列車が次駅空いているところまでを見ておくと良いかもしれません。
    何より、駅到着してドアが空いている状態が1番ベストだと思っていてそこが乗り換え出来る駅であったら別の手段でお客様は目的地に行くことが出来ます。
    車掌・運転士がトイレに行きたくなった場合も順番で行くことも可能。車内で異常があった場合も駅員の応援が可能です。
    3、自分の手元にメモできるものを用意しておきます。
    指令から何かしらの指示が来た時に誤った判断をしないように言われたことをメモしてそれを復唱すれば間違える心配はなくなる為です。その情報をお客様に伝えることもできます。

    ・次の停車駅の状況
    ・乗客の動き
    ・時間の流れ
    ・トラブルの可能性
    これらを判断する準備が大切だと思います。

    今、自分が意識していること

    一歩先を考えることを意識しています。
    もしかしたらこうなるかもしれないという、準備は大切です。
    その準備が少し心の余裕を作ってくれるので見習いの時は私は全然そんなこと出来ませんでしたが今になって考えられるようになったので少しばかり、こういったこともあるんだと感じて頂けたら幸いです。

    まとめ

    車掌の仕事では、目の前の業務だけでなく、その先を見据える力が求められます。

    一歩先を考えて行動することで、余裕が生まれ、周囲にも安心感を与えられると感じています。

    経験を重ねる中で身についたこの視点を、これからも大切にしていきたいと思います。

    車掌の仕事で当たり前を続ける難しさについては、こちらの記事に書いています。

  • 車掌の仕事で意識している報告・連絡・確認|安全を守る基本

    車掌の仕事では、一つひとつの行動が安全と直結しています。

    その中でも特に大切だと感じているのが、「報告・連絡・確認」です。

    当たり前のことのように思えますが、この基本が徹底されているかどうかで、現場の空気は大きく変わります。

    今回は、私が日々意識している“基本の徹底”についてお話しします。

    なぜ報告が重要なのか

    何かいつもと違ったことがあった時に自分だけが知っていれば言い訳ではありません。
    情報共有することで、早く対応が終わりお客様を不安にさせる心配はなくなります。
    例えば、具合の悪いお客様が運転士に近い側なのか車掌に近い側なのか運転士に共有することで対応がスムーズにいきます。車掌側に近かった場合、運転士に情報を共有することで自分は現場に向かい対応することが出来、運転士は指令に報告することで駅員を手配してくれ運転再開まで短い時間で対応可能です。
    正確な情報をいち早くすることが重要です。

    連絡が遅れるとどうなるか

    付帯し何か別なことが起こってしまう可能性があります。
    自分だけで抱え込まず、今何が起きているのか簡潔に報告するようにして欲しいです。
    ドアに何か異常があれば、、、、ドア異常があります。
    まず焦っていてもこの情報があれば、指示をくれます。どういう状況なのか、どこらへんのドアなのか、現場に行ってくれなのか、乗務員室で待機なのか、一つ一つ落ち着いて報告して欲しいです。
    仮に報告が遅れると、遅延が膨らんで全列車運転見合わせしてしまう場合もあるので、すぐに報告することの重要性を知っておいて下さい。

    確認を怠らない

    報告して運転再開出来る状況になった時に、発車する前にお客様に運転再開出来る旨を報告し、運転士にも発車出来る旨を伝えることで対応が終わって発車出来るんだとダブルチェックが出来ます。お客様も電車が動くんだと、手すりや吊革に捕まったりして準備できます。
    自分は発車させる時また確認を徹底して行うことで安全に出発させることが出来るので確認は怠らないようにお願いします。

    基本を守ることが信頼につながる

    車掌は一人で乗務しますが、関係箇所と連携しています。
    お客様を当たり前に駅に到着させる為に安全に輸送する為には報告・連絡・確認が本当に重要です。
    これを守らないと信頼がなくなってしまうので、些細なことでも報告して欲しいです。関係箇所や運転士も大したことでなくても何も怒ったりしないですし報告連絡することの大切さが自然に身につきます。

    報告・連絡・確認は、特別な技術ではありません。

    しかし、この基本を徹底できるかどうかが、安全と信頼を支えています。

    当たり前のことを当たり前に続けること。

    それこそが、車掌という仕事で最も大切な姿勢だと感じています。

    車掌の見習い時大事なことについては、こちらの記事に書いています。

  • 車掌という仕事の“見えないプレッシャー”|乗客には伝わらない現実

    車掌という仕事は、外から見ると落ち着いていて、淡々と業務をこなしているように見えるかもしれません。

    しかし実際の現場では、常に目に見えないプレッシャーと向き合いながら仕事をしています。

    乗客には伝わらない緊張感、判断を誤れない責任、そして一瞬の迷いも許されない空気。

    今回は、私が現場で感じてきた「見えないプレッシャー」について、実体験をもとにお伝えします。

    なぜプレッシャーを感じるのか

    自分の列車だけ遅れていると、プレッシャーを感じます。
    平常心で落ち着いてやろうと言い聞かせてやるようにしていますが、前の列車からは離され、後ろの列車からは接近されると早く発車させないとっていう気持ちになる場合があります。
    これは本当です。
    異常時が起きた時は仕方ないですが、混雑等の理由だと自分はプレッシャーになって少し嫌ですね。この時気をつけないといけないことは早く遅延を縮めないとが優先になり作業が雑になって事故ることです。

    具体的な現場の例

    先ほどの前の列車からは離され、後ろの列車からは接近されるとどうなるか。それは離されている分、次駅・次駅で多くの多くのお客様を乗せるのでなかなかドアを閉められず挟まるリスクも多くなり遅延が膨らんで行きます。後ろの列車は接近しているので自分の列車よりも簡単にドアを閉めることが出来ます。
    お客様は定時にくると思っているのになかなか来ないと思われてしまうので見えないプレッシャーがあると思います。

    乗客には見えない責任の重さ

    このパンパンの電車で次に起こることは、急病人や車内トラブルのリスクが高くなります。
    空調管理により慎重に、お客様同士がトラブルになったらどうしようなど考えます。
    過去にどっちも当たりました。
    安全に目的地に輸送することが使命なので、遅延よりも安全第一で作業を確実にやることが大切です。

    それでもこの仕事を続ける理由

    公共交通機関として、やりがいがとてもあるから続けています。
    車掌の役割は大きいです。
    とても達成感を感じられる仕事です。
    遅延がもし膨らんでしまった時は、お詫び放送をしっかり実施し車内環境に気をつければ事故なく帰ってくることが出来ます。
    自分の列車だけが遅延膨らんでる時はプレッシャーを感じてしまう場合がありますが落ち着いて欲しいと思います。

    まとめ

    車掌の仕事は、表から見ると穏やかに見えるかもしれません。

    しかしその裏側では、常に責任と緊張を背負いながら業務にあたっています。

    小さな判断一つが大きな影響につながる現場だからこそ、見えないプレッシャーは決して軽くありません。

    それでもこの仕事を続けているのは、乗客の安全を守るという誇りがあるからです。

    目立たない場所で支えている
    それが車掌という仕事の現実だと、私は感じています。

    車掌の仕事については、こちらの記事でも詳しく書いています。

  • 車掌の仕事で一番焦った指示|現場で感じた現実

    車掌の仕事では、
    日々さまざまな指示を受けながら業務を行います。

    普段は落ち着いて対応していても、
    ある日突然、
    頭が真っ白になるほど焦ってしまう指示を受けることがあります。

    この記事では、車掌として働く中で
    一番焦った指示と、
    そのとき現場で感じた現実について、
    実体験をもとに書いていきます。

    どんな指示だったのか

    その日は大幅にダイヤが乱れている日でした。
    私は、その時出庫の準備をして機器点検等必要な確認をしていつでも発車出来る準備が終わっていました。
    出庫し、駅到着後は引継ぎをする乗務で出庫車が発車して再度行先や空調など再度間違いがないか確認していました。

    なぜ焦ったのか

    無線で私の出庫列車を呼び出していました。
    その時、間もなく駅に到着するそんな状況でした。
    無線を取ったら、駅に到着してしまうのではないか前方の監視出来るのか迷い焦ってしまいました。

    そのときどう対応したか

    急いで、メモ帳を取り出して無線を取りました。
    指示は行先変更の内容でした。
    言われたことをしっかり復唱して間違いないか確認しました。
    その時もう行先変更を設定している時間がなくて、前方を確認する方が優先なのでそっちを優先させて行先変更の設定に関しては本来は自分がやらないといけないものの、引継ぎ者に引き継ぐそんな判断をしました。

    終わった後の気持ち

    絶対駅到着前に行先変更は間に合わないと、とても焦りました。
    引継ぎしてからお客様を乗せて発車まで少し時間があったので、
    優先順位が高い大事な確認を優先しました。
    引継ぎ者には、すいません到着前に行先変更のお知らせがあったので設定は出来てない旨と行先はどこまでになるかお伝えし引継ぎましたが、なかなかないケースだったので無事引き継ぎ出来た時にはホッとしました。
    しっかり無線の内容を復唱していて確認したことは良かったと思います。
    「はい。わかりました。」では間違って無線の内容を理解している場合があるので、復唱することはとても大事なことなので参考にして頂きたいです。

    今振り返って思うこと

    とても焦った経験でしたが、こうゆうこともあるんだと勉強になりました。
    ダイヤが大幅に乱れていると、他の列車に対しても無線を通して指示を出しているので自分の列車にも指示が来るのではないかと準備が必要というのがよくわかった瞬間でした。
    ダイヤ乱れの時は、メモを手元に置いておいていつでも書ける準備をしておくことをお勧めします。
    また、焦って行先変更をやって間違いてしまうと、とんでもない行先になって、迷惑をかけてしまうので落ち着いてやって欲しいと思います。

    まとめ

    車掌の仕事では、
    予想していないタイミングで
    焦るような指示を受けることがあります。

    見習いの頃は特に、
    指示の意味を理解するだけでも必死でした。

    しかし、そうした経験を積み重ねることで、
    少しずつ落ち着いて対応できるようになります。

    これから車掌を目指す方には、
    焦ってしまう経験も決して無駄ではなく、
    現場で生きる大切な学びになるということを伝えたいです。

    車掌の仕事については、こちらの記事でも詳しく書いています。

  • 車掌の仕事で一番緊張したアナウンス|見習い時代の実体験

    車掌の仕事では、
    車内アナウンスを行う場面が多くあります。

    慣れてくると自然にできるようになりますが、
    見習いの頃は、
    マイクを持つだけで緊張していました。

    この記事では、車掌として働く中で
    一番緊張したアナウンスについて、
    実体験をもとに書いていきます。

    どんなアナウンスだったのか

    車内急病人が発生した時のことです。
    運転士に状況を報告し、車内の放送をして現場に急行しました。
    お客様には、まず一報として車内に具合の悪いかたがいるので、安全確認を行います。発車まで今しばらくお待ち頂くよう放送しました。

    なぜ緊張したのか

    何をやっているのかわからなくなりそうでした。
    運転士には状況報告した?車内にアナウンスはした?乗務員室を離れるからドアの鎖錠はした?お客様(具合の悪い方)はまだ車内にいるのか?他に車内で具合の悪い方が出ないように空調は大丈夫か?いっぺんに色々考えすぎて、緊張と焦りが一気に増してきました。

    実際にやってみてどうだったか

    しっかり状況をアナウンスしないと、なんでそんなに停車しているのか他のお客様は何もわからないので、止まっている状況をアナウンスして現場に向かいました。
    そのお客様は継続乗車しないで、ベンチで休むということだったので乗務員室に戻って運転士に発車出来る旨を伝えました。
    車内にいるお客様には対応が終わった旨とまもなく発車出来ることを伝え発車させました。

    発車後は、お詫び放送を実施の上、今何分の遅延で運転しているかアナウンスしました。

    終わった後の気持ち

    倒れている人がいる救急車呼んでなど言われた時、その人を助けないという気持ちが先走ってアナウンスをするのを忘れそうになりました。
    状況をどうアナウンスするのかがとても重要なので、まず乗務員室を離れる時はしっかりと「簡潔明瞭」に放送する必要があります。
    初めてだったので、うまく出来てないような気がしたので次また同じようなことがあったら落ち着いてわかりやすく状況を放送したいと思いました。

    今振り返って思うこと

    振り返ってみると緊張と焦りでもっとうまく状況をアナウンス出来たんじゃないかと思います。
    振り返りが出来るくらい焦っていたのを覚えています。
    列車が動かないとお客様は不安になるので、そこは自分がしっかり落ち着いて放送したいと思いました。

    まとめ

    車掌の仕事では、
    車内アナウンスを行う場面が多くあります。

    慣れてくると自然にできるようになりますが、
    見習いの頃は、
    マイクを持つだけで緊張していました。

    この記事では、車掌として働く中で
    一番緊張したアナウンスについて、
    実体験をもとに書いていきます。

    車掌の仕事については、こちらの記事でも詳しく書いています。

  • 車掌の仕事を続けていて良かったこと|実体験から感じた魅力

    車掌の仕事は大変なことも多く、
    辞めたいと思ったことも正直ありました。

    それでも続けてきた中で、
    「この仕事を続けていて良かったな」と
    感じる瞬間があります。

    この記事では、車掌として働く中で
    続けていて良かったと感じたことについて、
    実体験をもとに書いていきます。

    仕事に慣れて余裕が出てきた

    多くのお客様を輸送する分、緊張している時間が長いので労働時間は優遇されている部分があると思います。プライベートは仕事のことを考えなくてもよくなってきたと感じています。
    仕事中(乗務中)に関しても長い駅間にいる時は少し余裕ができてきたなと思えるようになってきました。
    慣れてくるとここは集中しなきゃいけない箇所がわかってきます。そのメリハリがわかってきたので、慣れてきたんだなと実感しています。

    視野が広がってきた

    何回も何回もドアの開け閉めをやって、電車の最後部にいると今度は最前部(運転士)もチャレンジして見たいなとそんな気持ちにもなると思います。でもこれはこの車掌の仕事を続けていないとわからない気持ちです。
    車掌の景色を見ていなかったら、こんなことは思わなかったので続けて良かったと思っています。
    また、車掌は「車」を「掌握」する自分はこう思っています。その意味は「電車を自分がコントロールする」安全は自分が守る。そういう気持ちでやっているので車掌の責任感もまた魅力です。

    自分の成長を感じられた

    見習いが終わると達成感だけじゃなくて、そっから経験を学んでいくこともたくさんあります。
    定時で終点まで輸送できた、異常の対応が出来た何もかもが成長を感じられます。
    子供達から手を振ってもらえたりする時は1人前の車掌として乗務できているんだとそう思える瞬間もあります。
    同じことの繰り返しですが、乗っているお客様はいつも違うのでそういった意味では毎日成長できる仕事です。

    安定した働き方ができる

    乗務員という仕事は、安全に輸送することがとても大事なのでオンオフがしっかり出来る仕事です。
    鉄道会社なので、給与面で安定しているのはもちろんですが、プライベートの時間もしっかり確保できるので趣味や家族がいる場合家族との時間オフの時間を充実させられるのはとても魅力です。

    今振り返って思うこと

    乗務中は大変なこともたくさんありますが、日々成長を感じられますし平日・休日で全然乗務中の景色が違って楽しさもあります。車掌をやって見てわかることがたくさんあるので目指して良かったと今でも思っています。
    ちょっとでも気になるなと思ったらチャレンジしてみて欲しいそんな仕事です。

    まとめ

    車掌の仕事は決して楽な仕事ではありません。

    それでも続けてきたからこそ、
    感じられる良さがあります。

    これから車掌を目指す方には、
    大変な時期を乗り越えた先に、
    「続けていて良かった」と思える日が来るということを伝えたいです。

    車掌の仕事については、こちらの記事でも詳しく書いています。

  • 車掌の仕事で正直楽しいと感じる瞬間|やりがいを感じた場面

    車掌の仕事は大変なイメージを持たれがちですが、
    実際に働いてみると、
    「正直この仕事楽しいな」と感じる瞬間もあります。

    見習いの頃は余裕がなく、
    楽しさを感じる余裕はほとんどありませんでした。

    この記事では、車掌として働く中で
    楽しいと感じた瞬間について、
    実体験をもとに書いていきます。

    仕事の流れがスムーズにいったとき

    見習いの頃は全ての作業を見られているので、緊張で楽しさって感じられないと思うのですが、一人になって乗務して1乗務無事に何事もなく終わって帰ってきた時には、今までやってきた努力とやりがい、楽しさ全てを感じられると思います。
    自分はその中で、自分車掌の仕事できているんだ〜と、なんだか不思議な気持ちもありました。鉄道会社に勤めてないと出来ない仕事なので、本当にやりがいを感じました。

    お客様対応がうまくいったとき

    基本、お客様対応は駅員と違ってほぼありません。
    でも、車内ではお忘れ物してしまった、具合が悪い、トラブルが起きている、壊れているところがある、飲み物こぼしちゃった、吐いてしまったなどのことがあります。
    ホーム停車中は顔を外に出しているので、行先を聞かれることはたくさんあります。特に外国のお客様からはよく尋ねられます。

    そういった時に、今まで見習い中に教えてもらった経験や駅員で対応してきた経験を活かしてうまく対応できた時には、やってきたことが間違いなかったんだと感じられました。

    自分の成長を感じたとき

    異常時対応に関しても起こった時は緊張と焦りが一気に増してとても大変ですが、経験していくことでものすごく成長を感じられます。最初はドアの開け閉めしか出来てなかった自分が関係箇所に連絡を取って、車内に状況を放送し、運転士と相互に連携を取って発車した時には自信になります。
    お客様を安全に目的地まで輸送出来たんだと達成感もあります。

    周囲と連携できたとき

    一人で作業していくのが基本なんですが、ダイヤが乱れて行先変更などあった場合は指令とやりとりしますし、そのことを運転士に共有する必要もあって、お客様に伝える必要があったり連携をとりながら乗務する時もあります。
    スムーズに運行出来た時には、車掌としてやれているんだと実感出来ると思います。

    今振り返って思うこと

    最初は大変なことが多いですが、経験値を積んでいくことで車掌のやりがいは無限にあると思います。
    自分は、鉄道会社に入っているなら一度は経験してみたいと思ってチャレンジして見ましたが、本当にやってみて視野が広がりましたしなって見て良かったと心から思っています。
    車内に何百人乗っていて安全に輸送出来た時の気持ちは誇りに感じると思います。
    車掌は鉄道会社に勤めていなければ出来ない仕事なので楽しさやりがい価値ある仕事であるのは自分が経験して間違いなかったので人それぞれの感じ方があるかもしれませんが、是非チャレンジしてみて欲しいです。

    まとめ

    車掌の仕事は大変な場面も多いですが、
    その中に楽しさも確かにあります。

    続けていく中で、
    少しずつ仕事の面白さが分かってきました。

    これから車掌を目指す方には、
    大変さだけでなく、
    楽しいと感じられる瞬間もある仕事だということを伝えたいです。

    車掌の仕事については、こちらの記事でも詳しく書いています。

  • 車掌の仕事に慣れてきたと実感した瞬間|成長を感じた出来事

    車掌の仕事は、最初は覚えることが多く、
    毎日がいっぱいいっぱいでした。

    見習いの頃は、
    「本当に自分にできるのだろうか」と
    不安になることも多かったです。

    そんな中で、
    ふとした瞬間に
    「少し慣れてきたかもしれない」と
    感じる出来事がありました。

    この記事では、
    車掌の仕事に慣れてきたと実感した瞬間について、
    実体験をもとに書いていきます。

    以前と比べて変わったと感じたこと

    異常時が起きた時に対応している時間が短くなったと感じました。事象は違っても、報告手順はほぼ変わらないので型にはめてやれば処置完了までの時間が圧倒的に短くなることがわかりました。
    1、異常が起きた時に何が起きたのか情報収集する
    2、状況がわかったら車内放送する
    3、運転士に状況を報告する
    4、指令に報告する
    5、現場に向かうのか待機なのか指示通りに動く
    6、処置が終わったら、指令に報告する
    7、運転士にも状況を報告する
    8、まもなく発車出来る旨を車内放送する
    9、発車させる
    10、お詫び放送する
    この流れが頭に入っているだけで、全然対応時間が変わるかと思います。

    具体的に慣れてきたと感じた場面

    事象は違ってもいろんな異常時対応に当たってきました。ホーム上で非常停止のブザーが鳴動した後の処置まで最小限の遅延時間で発車出来たので、少し慣れてきたんだなと実感しました。
    落ち着いてやると、異常が起きている箇所・男性なのか女性なのか年齢はどのくらいか・特徴もはっきり見えて報告が出来ると思います。

    そのときの気持ち

    いつも焦ってましたが、その時は落ち着いて一つ一つ確実に報告等出来たと思いました。
    異常時に当たるのは嫌ですが、また一つ経験できて良かったと思えました。

    周囲の反応

    監督者からは経験が浅いのによく短い時間で対応できたねと言ってもらえました。
    少しずつ成長できているのかと思いました。

    今振り返って思うこと

    経験が浅いうちは何度もマニュアルを振り返って報告手順を頭に入れておくと多少なりとも落ち着いて対応出来ると思います。異常のブザーはドキッとなりますし、何々と焦る気持ちになります。遅れが膨らんでくると尚更です。
    遅れが膨らんでくるとお客様も動揺してくるので動揺防止の為に、しっかり状況をアナウンスすること、どこの場所で何が起きているのか正しい報告すること、そうすれば何をしなければいけないか指示もくるので対応出来ると思います。
    終わった後には経験値として蓄積されるので、成長も実感出来ると思います。

    まとめ

    車掌の仕事は、すぐに慣れるものではありません。

    しかし、毎日の業務を積み重ねることで、
    少しずつできることが増えていきます。

    これから車掌を目指す方には、
    今は不安が大きくても、
    必ず「慣れてきた」と感じる日が来るということを伝えたいです。

    車掌の仕事については、こちらの記事でも詳しく書いています。

  • 車掌の仕事で一番怖かった瞬間|今でも忘れられない出来事

    車掌の仕事は、日々安全に関わる業務が多く、
    時には強い恐怖を感じる瞬間もあります。

    普段は冷静に対応していても、
    「これは本当に怖かった」と今でも思い出す出来事があります。

    この記事では、車掌として働く中で
    一番怖かった瞬間について、
    実体験をもとに正直に書いていきます。

    どんな状況だったのか

    いつも通り駅到着後、所定の作業でお客様が乗り終わってドアを閉扉しました。
    1つのドアだけがしまってなかったので、赤くランプがついていた状況でした。
    車内の状況は空いていました。

    なぜ怖かったのか

    お客様の荷物を挟んでいるんだろうと思い再開扉しました。
    再度安全を確認しドアの閉扉を試しましたが、同じ箇所が赤く光っていて再度、ドアを開けました。
    車内放送を利用して手荷物お身体を引いてもらうよう放送しドアの開け閉めを何度か試しましたが、状況が変わらず車両故障かと思い一気に怖くなりました。

    そのときどう対応したか

    運転士にドアが閉まらない旨を伝え、自分が現地に行って確認しに行くことを伝えました。
    お客様にも状況をお伝えし、発車までお時間を頂くことを放送しました。
    現地を見てみたところ、小さい小石がドアレールに乗っかっていました。それを除去し乗務員室に戻って運転士に状況を伝え再度1から作業を実施し、ドアを閉めました。
    異常があった箇所は通常通りドアが閉まりました。

    終わった後の気持ち

    こんな小石でもドアが閉まらないのかとびっくりしました。
    事前にそうゆうこともあると教えてもらっていたので、もしかしたらドアレールに何かあるかもと疑うことが出来ました。
    異常がなく閉められた時にはものすごくホッとした気持ちになりました。

    今振り返って思うこと

    遅延が膨らんでいくに連れて、焦りが増して冷静さを失って行っているのがわかりました。
    知識をどれだけ持っているかで対応の速さも全然変わってきますし何も知らなかったら発車出来ないところでした。
    安全は取れてドアを閉めているのに閉まらないと怖いと思うかも知れませんが、そうゆうこともあるんだと知ってもらえると嬉しいです。

    まとめ

    車掌の仕事では、怖いと感じる瞬間もあります。

    当時は必死でしたが、
    その経験があったからこそ、
    安全意識がさらに高まったと感じています。

    これから車掌を目指す方には、
    怖い経験も無駄ではなく、
    必ず自分の力になっていくということを伝えたいです。

    車掌の仕事については、こちらの記事でも詳しく書いています。

  • 車掌の仕事で一番焦った瞬間|今でも忘れられない出来事

    車掌の仕事では、普段は落ち着いて対応することが求められます。

    しかし、どんなに気をつけていても、
    思わず焦ってしまう瞬間はあります。

    この記事では、車掌として働く中で
    特に印象に残っている
    「一番焦った瞬間」について、
    実体験をもとに書いていきます。

    どんな状況だったのか

    乗務員室の車両より一つ奥の車両から、お客様が乗務員室前に向かって歩いてきました。
    この時何かあったのではと察知して心の準備をしていました。
    そのお客様は乗務員室を叩いてきました。
    何事かと思い聞いてみると、前を走る電車の車内で携帯電話を落としてしまったから、探して欲しいということでした。

    なぜ焦ってしまったのか

    このとき自分は2つのことを考えました。
    捜索することは難しいので、降りる駅でお忘れ物の捜索依頼をして下さいとお願いしようか、お客様に詳細を聞いて自分が車内捜索を指令を通してお願いするか、車内はすいていた状態だったので車内状況等考えた為、焦りました。
    車内捜索を自らする場合、そのことばかり考えて事故になるリスクはないかも考えていた為、対応はゆっくり落ち着いて行いました。

    そのときどう対応したか

    詳細を伺ったところ前の列車であること、どの車両なのか携帯電話の特徴全て詳細がわかったので、車内捜索を実行すると決断しました。
    お客様にはそのまま乗車してもらう旨をお伝えし、指令を通してお願いしました。
    そのまま乗務を続け、指令から連絡があり見つかった旨の報告がありました。
    駅間でお客様にそれらしい物が見つかった旨をお伝えし、収得駅での引き渡し等必要なことをお伝えしました。

    終わった後の気持ち

    携帯電話を紛失されたお客様は安堵した表情ととても喜んでいて、感謝されました。
    本当に迷いましたが、判断は即決めないと自分がずっとその電車を担当している訳ではないので即決して車内捜索をやろうと判断して良かったです。

    今振り返って思うこと

    時と場合による件だなと思いました。安全にお客様を目的地に輸送することが仕事なので、捜索してる方に気を取られ事故なんて起こしてしまったらせっかく良いことをしたのに多大な迷惑をかけてしまうので、また同じようなことがあったら冷静に判断したいと思いました。
    乗務室を叩かれると焦りますが、そこは急がずに状況を把握することが大切です。

    まとめ

    車掌の仕事では、誰でも焦ってしまう瞬間があります。

    大切なのは、
    焦ってしまったあとに
    どう立て直すかだと思います。

    その経験が、
    次の現場で必ず役に立ちます。

    これから車掌を目指す方には、
    焦ってしまう自分を責めすぎず、
    一つずつ経験を積んでほしいと思います。

    車掌の仕事については、こちらの記事でも詳しく書いています。