車掌になるには?必要な資格と採用の流れを鉄道社員が解説

鉄道の仕事に興味がある人の中には、
「車掌になるにはどうすればいいのか?」と気になっている方も多いと思います。

電車のドアの開閉や車内放送を行い、安全に列車を運行するために欠かせない存在が車掌です。
私自身も鉄道会社に入社し、見習い期間を経て車掌として働くようになりました。

この記事では、実際に鉄道会社で働く立場から、
車掌になるための方法や必要な資格、採用の流れについて解説します。

これから鉄道会社への就職を考えている方の参考になれば嬉しいです。

車掌になるために特別な資格は必要?

結論から言うと、車掌になるために特別な資格は必要ありません。

多くの鉄道会社では、まず会社に入社し、その後の研修や現場経験を通して車掌になる流れが一般的です。

そのため、

・特別な国家資格
・専門学校での資格

などが必須というわけではありません。

ただし、鉄道会社に入社する際には適性検査や面接があり、
安全に関わる仕事であるため、責任感や注意力などが重視されることが多いです。

また、入社後には社内試験や研修があり、それをクリアすることで車掌として乗務できるようになります。

鉄道会社に入社してから車掌になるまでの流れ

鉄道会社によって多少の違いはありますが、一般的な流れは次のようになります。

① 鉄道会社へ入社
② 駅業務などを経験
③ 車掌への試験
④ 車掌見習い
⑤ 車掌として乗務開始

多くの会社では、最初から車掌として働くわけではなく、
駅員として経験を積んでから車掌になるケースが多いです。

駅業務では

・改札業務
・ホームでの安全確認
・お客様対応

などを経験し、鉄道の基本的な知識や安全意識を身につけます。

その後、社内試験や研修を経て、車掌の見習いとして現場に出ることになります。

③の車掌への試験で具体的に説明すると
大きく分けて
1:学科試験
2:適正検査
3:身体検査
4:面接

これがあります。
1:学科試験に関しては、会社の基準や規則についてテストします。また一般常識もあります。
2:適正検査に関しては、鉄道会社に入社するために行う「クレペリン検査」これが車掌試験においても同様にあります。
3:身体検査に関しては、聴力・視力・血圧・心電図・脳波・内科など複数項目あります。
4:面接に関しては、面接官によるので質問は様々です。志望理由や意志の確認があります。

車掌見習い期間で学ぶこと

車掌見習いになると、まず研修で乗務員として必要な知識を身に付ける為に座学があります。その後全ての試験に合格すると現場配属になって指導員のもとで実際の列車に乗務しながら仕事を覚えていきます。

見習い期間中に主に学ぶのは、次のような内容です。

・ドア開閉の基本操作
・車内放送
・安全確認の手順
・異常時の対応
・各駅の特徴や注意点
・報告・連絡・相談の仕方
・各行路の注意点

私自身も見習い期間中は覚えることが多く、最初は戸惑うこともありました。ミスもいっぱいしてきています。

しかし、指導員から教わったことをメモし、毎日振り返りを行うことで、少しずつ仕事に慣れていきました。
※駅間中のメモは電車の揺れがあったりしてかなり難しかったので、乗務中用のメモと清書用のメモがあった方が良いと思います。

見習い期間は大変な部分もありますが、ここで学んだことはその後の乗務でもとても役に立ちます。

車掌に向いている人の特徴

実際に働いて感じたのは、車掌の仕事には次のような人が向いているということです。

・責任感がある人
・周囲をよく確認できる人
・落ち着いて行動できる人
・時間を守れる人

車掌は多くのお客様を乗せて運行する列車の安全を支える仕事です。
ダイヤが決められているので時間通り運行させる為に考えながらやる必要もあります。

そのため、どんなときでも落ち着いて判断し、安全を最優先に行動することが大切になります。

これから車掌を目指す人へ

鉄道の仕事は責任も大きく、決して楽な仕事ばかりではありません。

しかし、自分が乗務している列車が安全に目的地へ到着したときには、大きなやりがいを感じる仕事でもあります。

最初は覚えることが多く不安に感じることもあるかもしれませんが、経験を積むことで少しずつ自信もついてきます。

大きく分けて試験は先ほど記載した流れになるので、その為に準備して欲しいと思います。筆記試験で落とされるのでは本当にもったいないです。
努力さえすれば、足ぎりラインは超えられると思います。
それから行われる身体機能の検査に関しては、どうにも出来ない場合があるかもしれませんが、まずはチャレンジして見てください。

鉄道の仕事に興味がある方は、ぜひ挑戦してみてほしいと思います。

まとめ

車掌になるためには、特別な資格が必要というわけではなく、
まず鉄道会社に入社し、研修や経験を積むことが一般的です。

駅業務などを経験したあと、社内試験や研修を経て車掌見習いとなり、最終的に車掌として乗務するようになります。

見習い期間は覚えることも多く大変な部分もありますが、その経験は必ずその後の仕事に役立ちます。

これから鉄道会社を目指す方にとって、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

・車掌の仕事はきつい?実際に働いて感じた本音については、こちらの記事に書いています。

・車掌見習いで最初に覚えることについての記事は、こちらに書いています。こちらも併せて読んで頂けますと幸いです。

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