車掌の仕事は、日々同じように見えても、
実際には状況に応じた判断が求められる場面が多くあります。
その中で、「勘違い」によるミスやヒヤッとする経験をすることも少なくありません。
私自身も現場で働く中で、
思い込みや確認不足による勘違いを経験してきました。
この記事では、実際にあったエピソードをもとに、
車掌の仕事でよくある勘違いについて紹介していきます。
これから車掌を目指す方の参考になれば嬉しいです。
車掌の仕事で勘違いが起きやすい理由
私の考えでは車掌は分単位で行動しているからだと思います。
駅員は基本1時間であったり30分であったり、休憩時間がわかりやすく確保されていますが、車掌は乗務する時間が決まっているので何十何分休憩とかになっています。
その為、常に時間を気にしないと勘違いが起きやすいと感じます。
休憩時間に限らず、乗務中はダイヤ通りに運行しているため、勘違いが起きやすい場面があります。
結論として、車掌の仕事では「思い込み」と「時間に追われる状況」が重なることで、勘違いが起きやすいと感じています。
実際にあった勘違いエピソード「3選」
ここでは3つ焦った瞬間を紹介したいと思います。
1つ目と2つ目は乗務開始前。
3つ目は乗務中の出来事について。
1つ目は、乗務開始時間を勘違いしてしまいました。
私の場合、出場時間を1時間早く間違えました。間がすごく長い待機時間の勤務もあったりします。
食事を終え、歯磨きやトイレを済まして、出場の準備をして点呼台に向かい乗車の点呼をしようとしたら監督者から1時間、間違えてるよと言われ、見たら確かにまだ1時間の待機時間がありました。
ものすごくヒヤッとしました。これが逆だったら完全欠乗です。
2つ目は、乗車点呼の際に携帯品の失念です。
乗車の際に携帯電話やタバコ所持していません。必要な所持品を報告してそれを監督者が確認した上で点呼を終えて乗車に向かうのですが、いつもの流れで所持品を持っていないのに持っていると報告してしまい、監督者が気づいた場面がありました。
これも完全にヒヤリとした瞬間でした。
その前の過程で結構バタバタしていて出場時間ギリギリだったので慌てていたのが原因だったのかと思います。
3つ目は、ダイヤが乱れしていた時のエピソードです。停止位置を確認してドアを開扉し信号が開通しているのか確認しているのですが、いつもは開通している駅で開通されておらず通常通り作業をしそうになりました。
このまま発車メロディーを鳴らしていたら、信号無視し大事故を起こしかねないリスクがあったので、指差呼称の重要性を改めて認識した瞬間でした。
なぜ開通していなかったかですが、ダイヤ乱れで、自分の電車が先行列車に接近していた為、信号が開通していなかったのだと思います。
慣れてくると惰性になりかねないので、本当にこういったいつも信号が開通しているのに開通していない場面もあるので注意してもらえれば参考になるかと思います。
勘違いを防ぐために意識していること
出場時間に余裕を持った行動をすること。
逆算して、考えて行動すること。
この2つが乗車の際に大事な準備なのかと思い意識しています。
乗車中に関しては、特にダイヤ乱れ時は列車間隔が整ってない場合があるのでツールを使ったりして他の列車が今どこを走っているのか、この先詰まってしまうとかを考えるように意識して作業しています。
どの点に関しても余裕を持った心構えが勘違いを防げるのではないかと思います。
勘違いから学んだこと
同じことを今のところは起こさなくなりました。
どの勘違いも、私が経験したものは大ごとになってしまうのでヒヤッとした経験を繰り返さないように出場時間の10分前にアラームをセットしていたり、余裕を持った行動をすることによって携帯品の失念もなくなると思い、5分前には準備が終わっているように対策しています。
ダイヤ乱れが起きている時に関しても、普段とは違うという意識を持つことによって準備が出来、別の何かが自分の列車で起こっても対処出来るような心構えで乗務しています。
なんでもそうですが、経験は自分を成長させてくれます。
経験が浅いうちは、焦る瞬間が多々ありますので自分がヒヤッとした経験と同じようにならないよう参考にしてもらえればと思います。
まとめ
勘違いを勘違いと思ってしまうのが一番危険です。
今回3つよくある勘違いについて紹介しました。
1つ目は、出場時間間違え。
2つ目は、携帯品失念。
3つ目は、信号が開通いつもしている箇所で開通していない。
どれも、よくある勘違いです。
人によっては、ミスになってしまっている車掌もいるくらいです。是非今回のようなことが起こらないように読者の皆様は片隅にでも覚えて頂ければ幸いです。
他の記事では、実際にミスしてしまったことなども書いていますので併せて車掌の仕事を理解して頂ければと思います。
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