見習い時代は、今振り返ると「よく乗り切れたな…」と思うほど大変でした。
特にある出来事がきっかけで、「自分はこの仕事に向いていないのでは」と本気で悩んだことがあります。
今回は、車掌見習いだった私が一番キツかった出来事と、そこから何を学んだのかを正直に書きます。
見習い時代で一番キツかった出来事とは
1行路の乗務が終わった後、休憩スペースに行きづらくどこで休憩したら良いかすごくきつかったです。
他の路線に行った同期もこれは悩んでいて、トイレで休んでいた人、ロッカー前にいた人など結構居場所に悩んでいた人が多かったと思います。
自分はどうしていたかと言うと、コミュニケーションも必要だと思っていたので、休憩スペースに行っていましたが加湿器の水交換であったり、ゴミ捨てだったり正直休憩スペースに行っても全然休めませんでした。同期と同じようにトイレで休んでいた方が楽だったなと今思えばそう思います。と言いますか何度かトイレやロッカー行ってました。
当時は仕事そのものよりも、「どこにいればいいのか分からない」という精神的な疲れの方が大きかったように思います。
現場では常に周囲に気を遣い、「邪魔になっていないかな」「何か手伝った方がいいかな」と考えていたため、本当の意味で気持ちを休める時間はほとんどありませんでした。
こうした見習い特有の空気感は、実際に経験した人でないとなかなか分からない部分だと思います。
なぜそこまで追い込まれたのか
休憩が休憩でなかったからです。駅ではそこそこ経験を積んでましたので、入社1年目のような扱いは結構大変でした。
次の乗務も控えている中でこのような環境だったので、結構大変だしたが他の先輩もそうやって乗り越えてやってきたと思い込んで頑張っていました。
もちろん先輩方に悪気があったわけではなく、自分たちも同じような経験をしてきたからこその文化だったのだと思います。
だからこそ、「これも見習い期間の勉強なんだ」と自分に言い聞かせながら毎日過ごしていました。
そのとき正直に思ったこと
古き伝統がまだ残っていると思いました。内心は見習いがやるのではなく気がついた人がやればいいと個人的には思いましたけど自分が経験を積んでベテランになった時はそうゆうのはなしにしたいと思いました。
同期は何人もいるので、やった人が周りから評価されるのもよくないと感じたのでここは試練かと思います。
一方で、この経験があったからこそ、「自分が後輩を教える立場になったら安心して休める環境を作りたい」という気持ちも強くなりました。
見習いが質問しやすく、相談しやすい雰囲気を作ることも、先輩の大切な役割だと今では感じています。
そこから何を学んだか
見習い期間やりつづけて、よかったと思うこともあります。それは自分が職場を綺麗な環境にしたと思うと乗務中も何か起きた時も良いことしたから、大丈夫だと言う気持ちになれました。
今ではルーティンみたいになって、乗務開始前には今までやってきたことをやってから乗務するようにしています。
綺麗にする=自分の心も綺麗になっているような気がして見習い期間辛かった経験が活きているように思います。
また、職場をきれいにすることは、自分自身の気持ちを整える時間にもなっていました。
小さなことでも丁寧に取り組む習慣は、その後の乗務にも良い影響を与えてくれたと感じています。
安全確認や基本動作も、日頃から丁寧に行う姿勢が身についたのは、この頃の経験があったからだと思います。
今振り返って思うこと
見習い時代は本当にキツくて、何度も心が折れそうになりました。
それでも一つ一つ経験を積むことで、少しずつ成長できました。
今つらい人も、この時期は必ず糧になります。自分も見習い無事終わりましたし、他の同期も全員終えることができました。一人で絶対悩まず、心から応援してます。
当時は「なぜ自分だけこんな思いをしなければいけないのだろう」と考える日もありました。
ですが、その経験があったからこそ、今では見習いの気持ちがよく分かります。
もし後輩が入ってきたら、自分が経験した不安や緊張を少しでも和らげられる存在になりたいと思っています。
今つらい見習いの方へ伝えたいこと
見習い期間は、本当に精神的に大変です。
仕事を覚えることだけではなく、人間関係や職場の雰囲気に悩む人も少なくありません。
ですが、その期間は永遠には続きません。
私も「早く独り立ちしたい」と毎日のように思っていましたが、気付けば見習い期間は終わり、今では一人で乗務しています。
今つらいと感じている方も、焦らず一日ずつ経験を積み重ねてください。
あの頃の経験は、必ず将来の自分を支えてくれる財産になります。
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