車掌の仕事で一番失敗した経験|今だから話せる実体験

車掌の仕事は、常に正確さが求められる仕事です。

どれだけ気をつけていても、
見習い時代を中心に、
「これはやってしまった…」という失敗はあります。

この記事では、車掌として働く中で
一番印象に残っている失敗について、
正直に書いていきます。

どんな失敗だったのか

過走しそうだったため非常停止を扱い、安全を最優先に対応しました。
結果的に大きな事故にはなりませんでしたが、その後の対応で自分は一つ大きなミスをしてしまいました。
運転士と2人で協力している以上、いつもよりホームへの進入速度が早く所定停止位置で停止する時でも過走するんじゃないかって判断したら停める場合も全然あります。
今回は明らかな過走だったので報告する必要があったものの非常で停めても指令に報告はしませんでした。

そのときの状況

運転士が無線で報告している様子を見て、「同じ内容を自分から報告しなくても大丈夫だろう」と勝手に判断してしまいました。

報告した方が良いのかなと迷っていたものの報告しなかったのは後悔があります。

当時は経験も浅く、関係箇所への報告の重要性を十分理解できていませんでした。
そのまま過走した駅に関してはお詫び放送等、必要な処置を実施し次駅以降通常に乗務しました。

どう対応したか

乗務終了後、過走はありましたがその他異常ありませんでしたと監督者に報告しました。

上司の反応

車掌は指令に報告したか?非常ブレーキを操作したか?と聞かれ、報告しませんでしたと伝えたところ何で報告しないんだと叱られました。
上司からは「運転士が報告したかどうかではなく、車掌として把握していることを自分の責任で報告しなければならない」と指導を受けました。その言葉を聞いて、自分の考えが甘かったことに気付きました。

自分は通常(今回は過走)と異なることがあったにも関わらず報告を失念しました。
軽微なことでも報告する重要性を忘れ、運転士が報告してから大丈夫だろうと安易に考えていた部分がありました。

その失敗から学んだこと

なぜ、報告が重要なのか今回の失敗で学びました。
軽微な件でも付帯事故が起きてしまう場合があります。
関係箇所と連携することで、安全に処置を実施出来るのでどんなことでも報告すると決心しました。
このくらいは大丈夫だろうの経験が浅い場合の判断は危険です。
ぜひ私の失敗を反面教師として、報告の大切さを知っていただければ嬉しいです。

報告は「怒られないため」にするものではなく、関係部署が状況を共有し、安全に列車を運行するために必要なものだと理解しました。
それ以来、小さなことでも迷ったら報告することを意識しています。

報告の重要性について

軽微なことでも報告することで、例えば自分がミスの取り扱いをしてしまったとします。
・バレていなければ大丈夫だろう
・このくらいはミスじゃないはずだ
・運転士に隠してもらおう
人間は弱い生き物なのでこのようなことを思ったりします。

過去に先輩で、ミスをしたにも関わらず隠して降車報告の際に異常なしと伝えて後々、駅から合図を出してないのにドアを閉められたと連絡があり調査したところ確かにセキュリティーカメラでは合図を確認する前にドアを閉めて発車させていました。

幸いにも、お客様が挟まってなかったものの重大事故になっていた可能性もありました。

監督者がその方に、合図が出る前にドアを閉めて発車させなかった?と聞いたらわかりませんと答え
その行為は「隠蔽」として捉えられ、しばらく乗務を禁止させ教育も併せてやっていました。

隠蔽行為はやってはいけないことです。
操作を長引かせ、信頼も失ってしまいます。
上司は乗務員の資質を管理していて、問題なければ乗務させていますが隠蔽しているような人には乗務させないのは当然だと思います。

どんなことでも小さなことでも報告する。
それが自分の身を守るまたはお客様の安全を守る手段ということを学びました。

まとめ

車掌の仕事では、誰でも失敗を経験します。

大切なのは、
失敗をどう受け止めて、
次にどう活かすかだと思います。

これから車掌を目指す方には、
失敗してしまっても、
それは成長の途中だということを伝えたいです。

この経験があったからこそ、今では「迷ったら報告する」を自分の中のルールにしています。

この記事は
「車掌の仕事で感じたプレッシャー|失敗・焦り・緊張から学んだこと」
の一部です。

▼全体はこちら
【実体験】車掌の仕事で感じたプレッシャー|失敗・焦り・緊張から学んだこと

関連記事
車掌の仕事とは?仕事内容・きつさ・やりがいを現役が徹底解説
車掌の仕事に向いている人|実際に働いて感じた特徴
車掌の仕事はきつい?実際に働いて感じた本音

コメント

タイトルとURLをコピーしました