車掌の仕事で意識している「切り替え」|安全を守るために大切なこと

車掌の仕事では、状況が刻々と変わります。

どんなに注意していても、ヒヤッとする瞬間や想定外の出来事が起きることもあります。

そんなときに大切だと感じているのが「切り替え」です。

今回は、現場で意識している気持ちの切り替えについて書いてみたいと思います。

なぜ切り替えが必要なのか

次の駅は待ってくれないと言うのがまずあります。
そして切り替えは車掌の仕事で大事な能力かと思います。
自分のことですが、ヒヤリとした時や異常が発生した時は結構ドキドキします。
それは今も変わりません。
また、引きずると判断が鈍っているようにも感じます。
余計なことも考えているような気がして、ヒヤッとした事象では間違いなく安全を確認して発車しているにも関わらず大丈夫だったかなと振り返ってしまうこともあります。

切り替えをしっかりすることで雑念を排除することができるので、その駅で何かあって異常なく発車したなら、もう考えないようにして下さい。
ただし、降車した時に必ず報告するので箇条書きでメモしておくことは忘れないでいて欲しいです。

見習い時代は引きずっていた

・ミス後に焦る
・頭の中が整理できない
・周りが見えなくなる
この3点があったと思います。

ミスした時は正直だいぶ焦っていました。指導員からも切り替え切り替えと言われても、どうしても当時は切り替えることが難しかったです。
頭の中の整理もそうですが、全然ミス後の指導も頭に入ってこないし、その日は全然自分らしい乗務が出来なかったと言う日もありました。
乗務員室は二人きりです。

切り替えどころか、必死すぎてそんな余裕はなかったと今振り返ればそう思います。

読んでくださる皆様は切り替えるようにして下さいと言いたいところですが、正直見習い時代は難しいと思います。

ミスやヒヤッとした時、こう言った私みたいな状況になる可能性もあるんだとイメージだけして頂ければ参考になるかと思います。

今、意識していること

今はいろんな異常時やヒヤッとした場面に当たり経験が出来ているので深呼吸するようにしてします。
手順に戻ることも意識してしています。
1つずつ確認する。
「今」に集中する。

ヒヤッとした瞬間や異常時は普段と違う状況ですが、まだミスしていません。
ここで普段とは違うと言う気持ちにまずは切り替えが大切です。

他の記事で書いた件で、安全を確かめてドアを閉めたのですが完全に閉まる直前で駆け降りのお客様がいて、ヒヤッとしたのですが挟まって無理やり足を引き抜いたのか、その場で少し動けなくなった状況がありました。
ヒヤッと同時に救護活動です。

この時、発車まで時間がかかると判断したので、深呼吸しました。何をしなければいけないか手順を1つずつ確認して「今」起きていることに集中して対応に当たりました。

結果的には大きな遅延を持って運転再開したのですが、次駅以降はその駅であった対応のことは引きずることなく落ち着いて輸送することが出来ました。

冷静さが大切なので、深呼吸することは切り替えるために必要なことかもしれません。

切り替えは気持ちだけではない

行動で整える
ルーティンを大切にする

駅間もありますし、何かあってもそこで落ち着けることも出来ます。駅到着時は雑念を排除する為、声を出して指差呼称することでいつも通りの作業が出来ます。

車掌になったら何回も乗務するので、何かしらのことは経験するとはずです。
切り替えなきゃってわかる場面がきっとあるはずなので、安全を守る為にも、自分なりの切り替え方法を見つけて望んで欲しいと思います。

切り替えは簡単なことではありません。

しかし、安全を守るためには必要な力だと感じています。

これからも一つ一つの仕事に集中し、その都度気持ちを整えながら向き合っていきたいと思います。

車掌の仕事で意識していることについては、こちらの記事に詳しく書いています。

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