車掌の仕事をしていると、冷静さが求められる場面が多くあります。
普段は落ち着いて対応していても、思わず焦ってしまう瞬間は避けられません。
僕自身、これまでの業務の中で
「これはまずい」と強く感じた出来事がありました。
そのときは一瞬で頭の中がいっぱいになり、
何を優先すべきか必死に考えながら対応していました。
この記事では、車掌の仕事で一番焦った瞬間について、
当時の状況や気持ち、そこから学んだことを実体験をもとに振り返ります。
焦りを感じた出来事の状況
駅到着後、お客様が降りたことを確認し発車メロディーを鳴らしたらホーム上で非常のブザーが鳴動した。
反対側にも電車は到着していて、自分の電車のことなのか?反対側の電車のことなのか?どっちに何が起きているのかわからない状況でした。
なぜ強く焦ってしまったのか
反対側の電車も同じタイミングで、ドアが開いて発車メロディーを鳴らしていたのですぐにどっちの電車か判断出来なかったこと。またこのホーム上で非常ブザーが鳴るのは初めてだったのでものすごく焦りました。
焦りの中で取った行動
まずは、運転士に状況を説明し自分が現場の状況を確認する旨を伝えました。
次にお客様には今伝えられる範囲の状況を車内放送ししばらく停車する旨を伝えました。
その次に指令に今当駅で異常の旨を伝え指示の依頼をしました。
駅員が先に現場に到着し、駅員から急病人のお客様を対応しているので、発車させて下さいという指示をもらいました。
運転士に発車出来る旨を連絡。
指令に連絡。
指令から発車して良い指示をもらったので、お客様に安全確認が取れた旨を車内放送して、もう一度1から所定の作業をして発車させました。
事態が落ち着いた後の気持ち
付帯事故が起きなくて良かったと思いました。
ラッシュの時間帯で、車内で待っていてもらったのでさらに具合が悪い方が出ないか心配でしたが、無事に発車できて安心しました。
その経験が今にどう活きているか
見習い期間中では当たったことがなく、当たった場合どうするかは教えてもらっていたので、うまく行動にうつせて良かったと思います。
色々な事象を経験することで自分は次に何をしなければいけないかわかってきた気がしました。
異常が起きた時には電車を動かさないことが一番大事で処置完了した後に落ち着いて動作する大切さを学びました。
車掌の仕事をしていて、一番焦った瞬間は今でもはっきり覚えています。
その場では余裕がなく、必死に対応するしかありませんでしたが、
後から振り返ると、自分にとって大きな学びのある経験だったと感じています。
焦りが出ると判断が鈍りやすくなりますが、
この出来事を通して、どんな状況でも一度落ち着いて考えることの大切さを強く意識するようになりました。
日頃から準備をしておくことや、基本を大切にすることが、
焦らず対応するためにつながっていると思います。
これから車掌を目指す方や、現場で不安を感じている方には、
焦ってしまう経験も決して無駄ではなく、
その後の仕事に必ず活きてくるということを伝えたいです。
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