車掌の仮眠時間はどれくらい?泊まり勤務のリアル

車掌の仕事には「泊まり勤務」があると聞いたことがある方も多いと思います。
その中でもよく聞かれるのが「仮眠はどれくらい取れるのか?」という疑問です。

鉄道は早朝から深夜まで運行しているため、一般的な会社とは勤務の形が大きく違います。
私自身も車掌として働く中で、実際に泊まり勤務を経験してきました。

この記事では、車掌の仮眠時間や泊まり勤務の流れについて、現場で働いて感じたリアルな部分を紹介します。
鉄道の仕事に興味がある方や、これから車掌を目指す方の参考になれば嬉しいです。

車掌には泊まり勤務がある

車掌の勤務はシフト制になっていることが多く、早番・遅番などさまざまなパターンがあります。
その中の一つが「泊まり勤務」です。

泊まり勤務の場合、夜遅くまで列車に乗務し、そのまま職場に泊まって翌朝の列車を担当するという流れになることがあります。

仮眠する時間は、みんなで早番は早番のメンバーで遅番は遅番のメンバーで一緒に寝室に行くことはありません。
自分の乗務が終わったら自分のタイミングで寝室に行きます。
最後の乗務が終わったら、シャワーを浴びて寝る人もいれば、翌日明けの乗務が終わったら浴びる人もいれば、その日最後の乗務する1本前のタイミングで先にシャワーを浴びてる人もいれば、泊まり勤務の場合、自分の担当する乗務が全て終われば寝るタイミングは自由です。
その分気を遣わなくて良いのが良いところです。
乗務員は携帯電話を寝室に持って行くのはNGになっています。

泊まり勤務は1週間のうちに2回泊まり勤務があったり、1回の時もあったりシフトによって様々です。

鉄道は毎日運行しているため、このような勤務体系になることも珍しくありません。

仮眠時間はどれくらい取れるのか

泊まり勤務の際には、仮眠時間が設けられています。
ただし、その時間は勤務内容や乗務する列車のダイヤによって変わることがあります。

一般的には数時間程度の仮眠時間が取れることが多いですが、状況によっては思ったより短く感じることもあります。

大体、約5時間くらいです。
勤務によって4時間半であったり6時間くらい寝れたりするのもあったりします。
平日の方が列車本数は多いので金曜日泊まって土曜日の明けの勤務の場合は、土休日の方が平日より列車本数が少なくなるので、仮眠時間が長くなります。
逆に日曜日泊まりで月曜日明けの勤務は仮眠時間が短くなります。
なので、私は金曜日の勤務は大変ですが、翌日少し長く寝れる方が好きな勤務です。

また、仮眠と言っても自宅のベッドでゆっくり眠るのとは違い、限られた時間の中で体を休めるというイメージに近いです。

慣れるまでは生活リズムの違いに戸惑うこともありますが、経験を重ねることで少しずつ慣れていく部分もあります。

仮眠室の環境

泊まり勤務の際には、職場にある仮眠室を利用します。
仮眠室の環境は鉄道会社や職場によって違いがありますが、基本的には静かに休めるように整えられています。

シンプルなベッドや布団が用意されており、短い時間でも体を休めることができるようになっています。
基本は個室と考えていて良いです。
ただ、職場環境がまだ整ってないところだと、大部屋で運転士と一緒に寝る勤務もあります。
イメージは大部屋でベッドは2つあり、パーテーションで仕切られている感じです。

私は、その勤務に当たった時は結構嫌いで寝ててトイレに行きたくなった時に起こしてしまわないか、とても気を遣いますし
咳も出来ない、時には寝返りも気にしてしまうので嫌です。
まだこんな環境なのかと車掌になって驚きました。

個室でも自宅とは違う環境なので、最初のうちはなかなか眠れないと感じる人もいるかもしれません。
寝室の場所によっては、電車の音がうるさかったりします。
基本は静かです。
私自身も最初の頃は少し緊張してしまい、なかなか眠れなかった記憶があります。

泊まり勤務の大変なところ

泊まり勤務で大変だと感じるのは、やはり生活リズムの違いです。ここは最初苦労するかと思います。
夜遅くまで仕事をして、仮眠を取ったあとに早朝から再び乗務することもあります。
ちゃんといい睡眠が取れていないと明けの乗務は本当に眠くてきついです。

また、多くのお客様を乗せて運行する列車の安全に関わる仕事なので、眠い状態のまま仕事をするわけにはいきません。
しっかりと体調管理をして、常に集中力を保つことが大切です。

そのため、普段から睡眠や体調管理を意識することも車掌の仕事の一つだと感じています。

私は、寝室に入ったらすぐ眠れるように、疲労回復ウェアを着て目を温めるアイマスクをして対策して寝ています。

それでも車掌の仕事を続ける理由

泊まり勤務や不規則な勤務時間など、大変な部分もありますが、それでも車掌の仕事にはやりがいがあります。

列車が安全に目的地まで到着したときや、多くのお客様の移動を支えていると実感できる瞬間は、この仕事ならではのものだと思います。

責任の大きい仕事ではありますが、その分やりがいも感じられる仕事だと私は思っています。

車掌は多くのお客様を安全に輸送する役目があることから、駅員よりも労働時間が短いです。明けの残業もほとんどありません。
その為、プライベートの時間を多く確保出来ます。

仕事優先の生活では無くなった気がするのでこのまま車掌を続けたいと思っています。

まとめ

車掌の仕事には泊まり勤務があり、その際には仮眠時間が設けられています。
仮眠時間は数時間程度(約5時間くらい)であることが多く、勤務内容やダイヤによって変わることもあります。

自宅での睡眠とは違うため、最初は慣れない部分もありますが、経験を重ねることで少しずつ対応できるようになります。
枕とかで寝れないとかであったら自分の普段使っているもので対応するなりした方が良いと思います。
とにかく限られた時間の中でしか寝れないので、その中でいかに質の良い睡眠を取るかがとても大事だと感じています。

泊まり勤務や不規則な勤務時間など大変な点もありますが、多くのお客様の移動を支える鉄道の仕事には大きなやりがいがあります。
この記事が、車掌の働き方を知るきっかけになれば嬉しいです。

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