車掌見習いで怒られた話と今思うこと

車掌の見習い期間では、怒られて落ち込んだ経験もありました。
今回は、そのときの出来事と、
今だから思うことを書いていきます。

車掌見習いで怒られた場面

見習い期間中、業務の流れを間違えてしまい、その場で注意を受けたことがありました。
自分では必死にやっていたつもりだったので、
かなり落ち込んだのを覚えています。

具体的にどんなことかと言うと、
・報告箇所を失念
・報告が遅い為に、駅に到着してしまって肝心なホーム監視作業が出来なかった
・行先設定をする箇所で忘れていた
・行先設定を間違えた
・機器の点検を抜いてしまった
・合図を見落とした

などがあります。

なぜ怒られたのか

今思えば、怒られた理由は知識や経験が足りなかったことに加えて、余裕がなく周りを見ることができていなかったからだと思います。

・報告箇所を失念については
→報告が必要な時に今後報告出来なくなるかもしれなから

・報告が遅い為に、駅に到着してしまって肝心なホーム監視作業が出来なかった
→定時なのか、遅れているのか、その他何かあるのか、心身の状態は?
報告することが決められています。
報告し終わった後には、駅名とドア方向を車内放送します。
迷いなく報告と放送をしないと駅に到着してしまって、ホーム監視しないと何かホーム進入中に触車があったりホーム上にトラブルや急病人に気付けない、過走があった場合も非常ブレーキをかけることが出来ない緊急的な対応に気付けないことがあるから

・行き先設定する箇所を忘れていたについては
→お客様が勘違いしてしまい多大なご迷惑となるから

・行先設定を間違えた
→行先設定を間違えるとお客様が目的地に行くのに乗ってようのか迷ってしまうから

・機器点検を抜いてしまったことについては
→異常があっても気付くことが出来ない復旧に時間がかかるから

・合図を見落としたについては
→引きづり事故を起こしてしまう可能性があるから

新しいことを覚えることに必死で、
もう覚えただろうと思っていたことの作業が曖昧だったので怒られたと思います。

そして、そのミスが大事故を起こしてしまうこともあることから見習いが終わって1人になった時に、そうさせない為に指導したのだと思います。

怒られたときの気持ち

怒られた直後は、情けなさや悔しさでいっぱいでした。
怒られて当然だと思いました。

ずっと緊張の連続だったのにもかかわらず、
なんでこんな失敗したんだろうと考えることもよくありました。
落ち着きがあったら絶対失敗しなかったと思います。

なんで怒られたか、それはミスをしたからであって、
同じミスを繰り返さない為にも、どんな状況でどんなミスだったのかメモして2度と同じミスを繰り返さないように気持ちを切り替える努力をしました。

内心は、今ミスして良かったと思いました。
ミスをミスと気付けないのは本当に事故に繋がってしまいますし、見習いが終わって一人でそのようなミスをしてしまったら、指導員は何を教えたんだと指導員の顔に泥を塗ってしまう、周りにも迷惑をかける、お客様に迷惑をかける、職場の雰囲気は悪くなる、良いことなんて一つもないです。

ミスしたところは今でも気をつけようと頭の中に出てくるので、より気をつけて乗務出来ています。

その後どうなったか

その後は、同じミスを繰り返さないように一つ一つ確認しながら業務に取り組みました。

覚えるまでに時間はかかりましたが、少しずつ落ち着いて行動できるようになったと思います。

後は乗務開始までにイメージトレーニングしてから乗務するようになりました。
例えば、
・終点になったら回送に設定する
・ここでは合図が来るから注意して待つ
・行き先設定はここで設定する
頭の中で、乗務している自分を描くと少し余裕が持てていたように感じます。

今振り返って思うこと

今振り返ると、怒られた経験も
自分に足りない部分を知る大切な機会だったと思います。
あの時の注意があったからこそ、今の自分があると感じています。

駅にいた時も感じてましたが、最近は怒られる怒るという文化がなくってきているので、怒られた時にはすごく悔しかったですが、人の命を預かる重要な仕事なので多少の我慢も必要だと思いました。

私は、今だから思いますがちゃんとダメなところはダメと叱ってくれて良かったと思います。
自分の作業一つで多くのお客様に迷惑をかけてしまいます。
ミスしたら、まず安全を確認する為に時間を要してしまいます。
車内には、これから
重要な資格試験があったり、昇給試験があったり、採用試験があったり、商談があったり、病院があったり、学校があったり、友人との待ち合わせがあったり、出産の立ち会いがあったり、葬儀があったり、結婚式があったり、海外旅行の予定があったり、
余裕を持って行動している方はいるかもしれませんが、時間通りに乗客している方も多くいます。
全てのお客様は予定があって、電車をご利用しています。

個人的なミスは、絶対にしてはいけないと私は思います。
だからこそ、見習い期間中の失敗に対して怒ってもらえたのは自分を成長させるための指導で責任感が増したと思っています。

まとめ

見習いなので、ミスをすることで自分の中で要注意箇所としてより注意深くなりました。注意されることは落ち込むかも知れないですが、切り替えることも大事だということを学びました。

ミスしたことを繰り返さない為にしっかりメモを取る。そして復習と予習は必ず見習い期間中は行う。

イメージトレーニングは実際の乗務にとても役立ちます。
実際、段々出来るようになっていくのを実感し、やりがいを感じられるようになりました。

最初は、覚える量とかでいっぱいいっぱいになって細かなミスとかしてしまうかもしれないですが注意されてことを糧に乗り越えて欲しいと思います。

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