電車に乗っていると、
「車掌さんって放送を全部覚えてるの?」
「毎回同じじゃない放送もあるけど、どうやって覚えるんだろう?」
と気になったことがある方もいると思います。
実際、車掌の仕事では車内放送がとても重要です。
私自身も見習い時代は、
放送を覚えるのにかなり苦労しました。
この記事では、
・車掌はどうやって放送を覚えるのか
・見習い時代に苦戦したこと
・実際に現場で意識していること
について、現役目線で解説していきます。
車掌の放送は全部暗記?結論
結論:丸暗記した方が良いです。
理由は、覚える量が多いからです。
1:各駅を放送するのに数十駅あります。
2:乗り換え駅があればそれも覚える必要があります。
3:ドア方向どちらが開くか数十駅分覚えなければなりません。
4:随時放送
5:異常時の取り扱い時
6:ダイヤ乱れ時
7:間隔調整時
8:英語放送(各駅 行先 終点)など
これだけでも覚えることが多いと思うかもしれません。
もっと細かく言うと随時放送でも結構色々あります。
丸暗記してように努力しておくだけで、すごく楽になりますし、私自身は丸暗記するようにしました。
実際どうやって覚える?
私が実際やった方法についてご紹介します。
1:各駅放送について
これは数十駅あるので、乗車を開始してからと折り返し時をまずノートに書き出して頭の中に入れるようにしました。
2:乗り換え駅について
これについてもノートに書きました。
各駅と乗り換え駅は基本中の基本なので、丸暗記することで次がどの駅なのかすぐわかるようにしました。
3:ドア方向について
これはYouTubeに先頭者車両に乗って撮影したのをアップしていた人がいたので、それを何回も見てどちら側のドアが開くのか理解するようにしました。
4:随時放送について
これは覚える量がたくさんあります。
・優先席の案内
・携帯電話の使用の案内
・座席の使用方の案内
・空調は何を使用しているか
・警戒の案内
・駆け込みの案内
・降車を促進する案内
・年末年始や運動期間の案内
これだけではありませんが、まだまだたくさんあります。
知っていなければいけない放送内容なので、丸暗記しておかないと常に放送しているわけではないので忘れてしまうことから頭に入れておく必要があります。
私は、まずノートに何回も書いてその後声に出すようにして覚えるようにしました。
5:異常時の放送について
これについては、まずどんな異常時があるのか知っておく必要があります。
・放送内容についてもそれぞれ違います。
・折り返し運転になった場合
・運転見合わせになった場合
・行先変更になった場合
・降客して回送列車になる場合
などなど、色々ありますが異常時になった後に放送も覚える必要があるので、「型にはめて自分なりにわかりやすい放送」をする為に覚えておくことが大事です。
6:ダイヤ乱れ時
7:間隔調整の放送
この時にあり得るのが、
・遅延のお詫び放送
・列車間隔の為、駅間で調整する場合があるのでその放送
・駅到着時の調整の放送
があったりします。
ここを知っていて、どのように放送するのか押さえておく必要があるので自分の中でダイヤ乱れ等に当たったらこのように放送しようと決めておくことが大事です。
8:英語放送について
これはもう変に考える必要はありません。
伝えたいと言う気持ちを簡潔に伝えれば大丈夫です。
変に長く何か伝えようとすると何を言っているのかわからなくなってしまいます。
見習い時代に苦戦したこと
放送って簡単そうにみえて難しいなと思いました。
駅間の短い区間については放送している間に到着してしまい、もっと重要な到着監視ができないことが正直いっぱいありました。
放送に迷って、かみかみになってしまったこともありました。
また、迷って何を放送しているのか自分でわからなくなることもありました。
まだ、駅に全然到着してないのにタイミングが全然違って「まもなく〇〇駅です。出口は、〇〇です」と放送することもあって覚えるまでにすごく苦労しました。
異常時対応にしても、どうしたらお客様に伝わるのか?何をまず放送したら良いのか?わからなくて苦労した部分です。
こんなに失敗であったり、噛んだりしていたのに先ほど記載した内容を丸暗記して来なかったら正直何も出来なかったんだろうなと思います。
なので、皆様にアドバイスできるとしたら「丸暗記」はしてきた方が自分を楽にしてくれると思います。
結構見習いは覚えることが盛りだくさんなので、ご参考になれば幸いです。
現役になって意識していること
見習いは終わって独車しているので、どこで放送したら良いかポイントはわかっています。
意識していることは「わかりやすさ」です。
間隔調整にしても、具体的に後何分何秒停車しているのかも伝えるようにしています。
なぜ遅れているのか・なぜ運転を見合わせしているのかも、まず理由を説明してからお詫びするであったり、工夫するようにしています。
お客様の動揺防止も放送技術の一つだと感じています。
また混雑している時は、随時放送の前に体調のことについて「具合が悪くなられた際は無理をしないように」など放送を通して気を付けるようにしています。
何を今伝えたいか、そこを考えてお客様に伝えることが大事だと思っています。
見習いの期間中に放送はある程度「丸暗記」出来るようになるので、そこは安心して欲しいので後はどうしたら伝わるのか、その部分を頭の中で整理して話すとよりわかりやすくなるのではないかと感じます。
・早口にしない
・大事なところは区切って放送する
・簡潔に
ここを意識するとだいぶお客様の安心感は違うと思うので参考にして頂ければと思います。
女性車掌の放送は聞きやすい
すごく聞きやすいです。
男性では出来ない放送の優しさっていうのは強みだと思います。
女性車掌の現場でのことについて、こちらに書いてますので、ご参照して頂ければと思います。
まとめ
覚えることがあって、難しそうに思えるかもしれませんが「丸暗記」はした方が良いと思うことと同じ放送の繰り返しなので心配する必要ありません。
マニュアルもあるので、
どの時間帯で随時放送するのか、どの区間の時に放送するのか、しっかり定められているので読み込めば勉強することが出来ます。
絶対出来るように、なるので大丈夫です。
今回の記事で、どのようなことを覚える必要があるのかは大体の流れを掴むことが出来るかと思います。
もっと詳しくと思った方は、是非コメント頂けたら幸いです。
関連記事
・車掌の仕事はきつい?実際に働いて感じた本音
・ダイヤ乱れ時の車掌って何してる?現場のリアルを解説
・車掌のミスはどこまで許される?実際の失敗談とその後を解説



コメント