車掌の仕事は、一見すると淡々とした業務に見えるかもしれません。
しかし実際には、一つ一つの判断に責任が伴います。
列車を安全に運行するために、自分の役割は決して小さくありません。
今回は、車掌という仕事で感じている“責任の重さ”について書いてみたいと思います。
責任は目に見えない
お客様からは何も見えていなく、何も起きていないことが当たり前という責任があります。
その為には、車掌になるにあたり何ヶ月も座学で勉強して知識を習得し現場で技術を学ぶと言うのがあります。
責任は気づかれにくいです。
でも常に背負っています。
では責任とはどういうことなのか。
1:定時運行を心がける(ダイヤ通りに運行する)
2:停車時秒を守る(到着してからドアが開いている時間)
3:安全に始発から終点まで運行する
ことです。
1・2・3の間に何かあった場合は、その対応に当たる責任があります。
何ごともなく電車が動くよう努力することが大切です。
出発合図の瞬間に感じる責任
列車が動き出す
その一瞬の判断
があるかと思います。
この出発合図を送る瞬間までに、多くの確認動作があります。
列車に例えば30秒の遅れを持って次駅に到着しても、しっかり停車時秒を守って、
・停止位置確認
・ドアを開扉
・停車時秒を確認して
・発車メロディー鳴らして、
・ドアを閉めて
・挟まっていないことを確認して
・出発合図を送信する
どの作業も抜けてはいけません。
早く発車させたい気持ちにもなるのですが急いで、作業してしまうことによって、ドアに挟んで怪我させてしまったり降りようと思っていたお客様が降りれなかった、または自分自身が取り扱いミスをしてしまったなどのリスクがあるので出発合図を送る責任に関してもお客様には見えないですが、責任持って送信してして欲しいと思います。
時間に追われているかもしれませんが、ちょっとでも安全ではないと感じたら、絶対に出発ブザーは押さずに運転士に相談したり指令に相談したりするようにお願い致します。
見習い時代は実感できなかった
見習い期間中はあんまり実感は出来なかったのですが、最終試験当日同じ見習いの同期が列車を5分以上遅らせていました。
正直結果はどうなんだろうと思いましたが、高得点で試験に合格していました。
結局何が大事かというと安全意識を持って1つ1つの確認作業を徹底しているかどうかだと思います。
定時運行、停車時秒を守ることはもちろん大事なのですが、車掌見習いで1番大切なことは安全輸送が出来るかになるので、知識技術を習得しつつもあまり気負わず取り組んで頂けらば絶対に車掌になれると思います。
ちゃんとやっていれば自然と責任意識が身についていきます。
私も指導員から教わったことを徹底して守っているので、今も事故起こさず出来ているので、見習い期間中は指導員から言われたことを吸収してもらえればと思います。
今感じていること
1つの確認が大きな結果につながると言うことです。
自分自身が大きな事故を起こしてしまったら、ニュースになってしまいます。
鉄道は多くのお客様が利用するので、多くの方が注目する重要な仕事です。
鉄道輸送を担っている車掌は社会的知名度もあってやりがいをものすごく感じる仕事なので責任持って乗務することが大切です。
責任の重さは、派手なものではありません。
日々の確認や目配りの積み重ねの中にあります。
これからもその責任を忘れず、一つ一つの仕事に向き合っていきたいと思います。