カテゴリー: 車掌見習い体験談

  • 車掌の仕事で「冷静さ」が一番試される瞬間|現場で感じたプレッシャー

    車掌の仕事をしていると、思いがけない出来事に直面することがあります。

    大きなトラブルでなくても、その場の空気が一瞬で変わる瞬間があります。

    そんなときに強く感じるのが、「冷静でいること」の難しさです。

    今回は、現場で冷静さが試される瞬間と、そこから学んだことについてお話しします。

    見習い時代は焦ることが多かった

    見習い期間中はどの瞬間も焦ることは多かったのですが、通常と異なることが1回だけだけありました。
    それは所定停止位置手前で停止した時のことです。
    その時頭が真っ白になっていたことを今でも覚えています。
    順序的には
    1、車内のお客様に状況をお伝えする
    2、車外のお客様にも状況をお伝えする
    3、運転士とやりとりする(電車動かす所定停止位置到着後ドア開けて良いかなど)
    4、車内のお客様にドアが開く旨お伝えする
    5、車外のお客様にドアが開く旨お伝えする
    このような流れで対応していくのですが、指導員がその時はやってくれて対応が早過ぎて全然何をやっているか当時はわかりませんでした。
    自分が対応するってなった時には出来るのか心配になりましたが、当時の状況をしっかり整理してイメージトレーニングしました。

    想定外が起きたときの空気

    車内・車外お客様からすごい見られます。今回は所定停止位置手前に停止してしまった事象ですが早くドアを開けてという目線を感じます。
    自分自身も早く開けないとって思うのですが、手順を間違えてしまうと間違えた対応をしてしまうので冷静に対応して欲しいと思います。
    そういう時はもう列車は遅延してしまっているので、次に行う作業が雑にならないよう注意して欲しいです。

    冷静さが周囲に与える影響

    まずは、お詫び放送しっかりすること。
    落ち着いた作業を実施することで、お客様にも運転士にも指令にも安心感を与えることが出来ます。
    深呼吸しても良いと思います。
    異常時が起きた時、長時間車内に閉じ込めてしまうと場合によっては車外脱出してしまう可能性も無きにしも非ずなので冷静な判断が早期復旧につながることは知っておいて下さい。

    今、自分が意識していること

    乗務員は経験プラス知識が必要です。
    何か起きた時にマニュアルを開いている時間はありません。
    経験が浅いうちは常に知識習得に励むようにして、今でもこうゆうときはどうするんだろうと思った時は先輩に聞くようにしています。
    知識があると、多少なりとも冷静に対応出来ます。
    通勤ラッシュの場合の異常時は特にものすごいプレッシャーを感じます。混雑してますし、会社に遅れてしまうことから乗務員室すごく見られるのですが落ち着いて冷静に対応すれば今運転再開まで一生懸命やっているだとわかってくれると思います。

    車掌の仕事では、予想外の出来事が起こることもあります。

    そんなときこそ、冷静さが何よりも大切だと感じています。

    焦りは周囲にも伝わりますが、落ち着いた対応もまた伝わります。

    だからこそ、どんな状況でも一呼吸置いて行動できるよう、日々意識を続けています。

    車掌の仕事は、お客様から見られていることの記事については、こちらの記事に書いています。

  • 車掌の仕事で意外と見られていると感じる瞬間|現場で気づいた責任

    車掌として働いていると、「意外と見られている」と感じる瞬間があります。

    業務に集中していると忘れがちですが、私たちの一つひとつの行動は、多くの乗客の目に触れています。

    そのことに気づいたとき、仕事への向き合い方が少し変わりました。

    今回は、現場で感じた“見られている責任”についてお話しします。

    見習い時代はそこまで意識していなかった

    車内監視って駅間中ものすごい大事な業務の1つなのですが、指導員に言われたことに集中していて、かつ指導員の方に常に向いていたので、お客様から見られているとはあまり感じませんでした。

    最初は覚える量がすごいので、なかなか前方を見ていることって難しいと思います。

    ある瞬間にハッとした

    駅到着後ドアを開けた時に乗務員室前にいたお客様が降りてきて、「頑張って」と言われた時には自分の仕事は見られているんだと気付かされる瞬間だったと思います。
    目の前のことでいっぱいいっぱいだったのですが、頑張ろうとより思えました。

    行動はすべて評価につながる

    慣れてくると全ての状況が見えてきて電車が動いている最中も、到着している時も視線を感じられるようになります。
    そのくらい興味を持たれている仕事なんだなと思えると思います。
    だからこそ、駅間中の姿勢であったり表情は会社の顔としてとても大事でその一つ一つが評価につながっています。
    指差で確認し呼称している時もお客様からすごく見られています。
    多くのお客様が乗り降りする公共交通機関を担う者して自分の作業や姿勢は正しくやることで信頼になると思っています。

    今、自分が意識していること

    ミスは絶対起こさないという気持ちで常にやっています。
    車掌の仕事はドアの開け閉め、定時で発車させるであったり車内放送がメインでなのですが、自分がまだまだと感じるところがあります。それは駅到着してドアを開けた後にホーム上にいるお客様から「すいません、すいませんどこどこ駅またはどこどこに行きたい、切符間違えて買ってしまった」など質問されることがあります。
    早く発車させないという気持ちが優先してしまって、丁寧な対応が出来なかったなと思うことがあります。作業が中断して失念しないようにしている部分もあるのですが、そのお客様もその対応を見ている周りのお客様もいるので、駅到着後にお客様から声をかけられた時の技術は磨いて行きたいと思っています。

    これから車掌を目指す方、自分が作業中に質問されると一気にそっちに意識が集中して大事な作業を失念する場合があるので気をつけて欲しいと思います。
    信号確認失念または駅員が白状のお客様を車内にご案内中にドアを閉めて発車させてしまうなんてことはありますし、実際やってしまった人も見てきていますので注意して欲しいと思います。

    車掌の仕事は、安全を守ることが最優先です。

    しかしそれと同時に、私たちの姿勢や態度も見られています。

    小さな行動が、その会社や仕事全体の印象につながることもあります。

    だからこそ、常に見られている意識を持ち続けたいと思っています。

    車掌の仕事については、こちらの記事でも詳しく書いています。

  • 車掌という仕事で「信頼」が大切だと感じた出来事|現場で学んだ責任

    車掌として働く中で、さまざまな場面を経験してきました。

    その中で強く感じるようになったのが、「信頼」の重さです。

    時間を守ること、確認を徹底すること、冷静に判断すること。

    それらはすべて、目に見えない“信頼”につながっているのだと、現場で気づきました。

    見習い時代は信頼の意味がわからなかった

    指導員から信頼しているからと言う言葉は何度も聞いていたのですが、初めのうちはピンときていませんでした。
    でも、駅到着後に駅員から駅社員対応中の放送があったりした場面では、その信頼している言葉が飛んできていたので何か任されているんだなと思いながら乗務していました。

    ある出来事で意識が変わった

    合図にしても、駅員の対応している場面など指導員は自分が作業しているところが見えていないから完全に信頼しているんだと言うことがわかりました。
    任せるよ。と言われた時には、ここは完全に自分の判断なんだと一気に集中モードに入ってその駅作業している時には怖かったのですが責任を感じましたし通過した後は自信になりました。
    ポイントポイントで重要な場面が起きた時、何度かは指導員が口頭でのアドバイスであったり実際に対応を見せてもらったり自分の作業を見てくれたりしてくれましたが、ある程度経験してくると自分も自信が出てきて指導員も任せたぞと言ってくれていたので、責任持って乗務することが出来たと思います。

    信頼の積み重ねでしか生まれない

    1回上手くやっただけでは信頼はしてもらえません。毎回の確認例えば次駅到着前に何分到着なのか声に出したりドアが開く方向へ身体を寄せておくであったり、到着から発車まで必要な基本動作を声に出して指差確認呼称を実施するであったり、その後の報告であったり、小さな積み重ねを徹底していくことで評価してもらったのだと思います。
    車掌の仕事は気の緩みがあると一瞬でミスしていますし、逆に一瞬で信頼が崩れる怖さもあります。

    今、自分が意識していること

    誰(指導員や先輩後輩、上司、お客様)から見ても丁寧な基本動作を実行していると思われる作業を意識しながらやっています。
    初心を忘れずにやれば、ミスはしないと思っていますしお客様は安心して乗車できると思っています。

    時間・確認・冷静さを大切に毎乗務やっていますので、これからもその気持ちでやっていきたいと思っています。
    その為には、仕事だけでなくプライベートの過ごし方も重要だと感じています。
    飲み過ぎて、翌日勤務アルコール検査を通過したとしても頭痛があったりしたら全然集中できないと思いますし、夜更かしした時も同じです。友人や親やお付き合いしている人など人間関係でトラブルなどあった場合は乗務中感情的になってしまったりする可能性もあります。
    プライベートも過ごし方も重要と思っているので、自分はその点も意識してますので参考にしてもらえたら幸いです。

    車掌の仕事は、多くの人の安全と時間を預かる仕事です。

    その中で一番大切なのは、目に見えない信頼を守ることだと感じています。

    信頼は一瞬では築けませんが、崩れるのは一瞬です。

    だからこそ、日々の積み重ねを大切にしていきたいと思っています。

    車掌の仕事で一番大切にしていることについては、こちらの記事でも詳しく書いています。

  • 車掌という仕事で一番大切だと感じていること|現場で学んだ本質

    車掌として働く中で、さまざまな経験をしてきました。

    不安や緊張、怖さ、そして少しずつ積み重ねてきた自信。

    その中で、今あらためて感じている「一番大切なこと」があります。

    今回は、現場で働く中で私が強く意識するようになった“仕事の本質”についてお話しします。

    見習い時代は目の前のことで精一杯だった

    見習い時代は、とにかく言われたことを徹底してやる。メモ出来る時はメモをする。当時はこれしか出来ませんでした。
    もちろん、ドアの開け閉めや行先設定、放送や報告の仕方、異常時対応どれも本当に大切ですが、それよりももっと大事なことがあったので紹介したいと思います。

    経験を重ねて気づいたこと

    大事なことはいっぱいあって、覚えないといけないことはたくさんあります。覚えた良いことなど、自分が経験した事象・異常時の取り扱いなど経験したことについては別の記事で紹介させて頂いていますが、経験を重ねる中で気づいたのは、時間を守ることの本当の意味でした。見習い時代は、ただ「遅れないように」と言われたから守っている感覚でした。
    しかし現場に立ち続けるうちに、自分のエラーが多くの乗客に影響することを実感しました。
    時間を守ることは単なる決まりではなく、信頼を守ることなのだと気づきました。

    一番大切なのは時間を守ることだった

    当たり前のことなのですが、時間を守ることが一番大切だと思います。乗務員は自分の担当する電車があるので、出勤時間がバラバラです。また平日・休日でも出勤時間が異なります。
    まず、この出勤時間を間違えてしまう人たまにあるのですが、間違えてしまうと、その電車に乗ることが出来ません。
    そうなると欠場になってしまうので、誰か代わりを見つけないといけず大変なことになります。
    祝日は休日ダイヤなので、そういった時も間違えてしまうリスクがあるので翌日自分は何の勤務なのかよく確認しておく必要があります。
    その他、出勤して勤務の始めの時間(乗り出し時間)をよく確認しておいた方が良いです。自分は何回も確認しています。10分前くらいからトイレに行ったり身支度をして5分前に出場の報告しています。バタバタしてしまうと焦って、他の乗務員の荷物を持って行ってしまったりするリスクがあり、結構そういうのを見てきましたので注意が必要です。ここも時間を間違えてしまうと欠場になってしまうので気をつけて欲しいです。
    もう一つ注意することがあって、折り返しの時間です。すぐにそのまま折り返しの電車を担当すれば時間は関係ないですが、一度降りて、何本か見送ってから引き継ぐ場合もあります。ゆっくりし過ぎて引継ぎ場所にいないとなると、それも欠場になってしまい遅延だったり、担当乗務員を探さないといけなくなってしまうのでそこも注意して欲しいです。
    乗務員になると今まで以上に時間に気を付ける習慣が身に付くと思います。

    今も変わらず意識していること

    翌日出勤の時はまず、平日なのか休日なのか確認して出勤時間をしっかり確認した後に目覚ましをセットしています。
    目覚ましは基本2つ時間をずらして使用しています。

    出勤した後は自分の乗り出し時間は何時か確認し、10分前にタイマーをセットし、それから乗務開始までの身支度を行っています。
    乗務してから一度降りて引継ぎまで時間がある時も同様に10分前にタイマーをセットしています。

    欠場のミスは本当にもったいなく、ただの不注意なので時間はものすごく意識しています。

    自分だけではなく、他の乗務員も腕時計にタイマーをセットしている方は多いです。
    時間がルーズだと乗務員にはなれないので、是非参考にして頂ければと思います。

    車掌の仕事は、業務の一つひとつが安全と直結しています。

    その中で私が一番大切だと感じているのは、派手な技術ではなく、基本を徹底する姿勢です。
    まず時間を守れば良い乗務に入れるはずです。

    焦らず、驕らず、確認を怠らない。

    その積み重ねこそが、安全を守ることにつながると、現場で学びました。

    車掌の仕事でお客様に見えない緊張感については、こちらの記事で詳しく書いています。

  • 車掌の仕事で「気を抜けない」と感じる理由|現場で続く緊張感

    車掌という仕事をしていると、「気を抜けない」と感じる場面が何度もあります。

    大きなトラブルが起きているわけではなくても、常にどこかで緊張が続いています。

    一瞬の油断が思わぬミスにつながる可能性があるからです。

    今回は、私が現場で「気を抜けない」と感じている理由について、実体験をもとにお話しします。

    なぜ常に緊張が続くのか

    緊張が続く場面はどんなことか
    駅到着時から発車まで
    1、駆け込み乗車
    2、駆け降り乗車
    3、ドアを閉めるまでの途中で声をかけられた作業
    4、信号確認
    5、合図確認
    6、異常時
    大きく分けてこのくらい緊張する場面があります。

    発車から駅通過まで
    1、車側に触れてくる可能性
    2、異常時(車内非常通報やホーム上の非常ブザー)鳴動したら緊急停止させないといけない
    3、軌道内に人立ち入りや遺失物の落下

    駅間
    1、異常時(車内急病人や車内トラブル)
    2、ダイヤ乱れ等で駅間停止による車内放送及び空調管理

    異常時はその他いっぱいありますが、特に普段の乗務から可能性の高いところを箇条書きしましたが、緊張する場面がいっぱいあります。
    目でしっかり周りを確認して作業をしないといけない、異常時があった場合は頭でしっかり考えないといけない、結構緊張していることは多いと思います。

    何も起きていないときほど怖い

    慣れてくると何も起きていないことが良いこともいっぱいあります。一人でやっているので人間関係のストレスはないので気持ち的にとても楽です。
    ただ、ラッシュ中は常に何かあるんじゃないかという気持ちで乗務して欲しいです。
    その理由は閑散時間中より多くのお客様が乗車しているので何かしらのリスクが高いからです。準備しておくことで、最小限の時間で復旧出来る場合があるからです。

    小さな確認の積み重ね

    この作業をやっておくことで、緊張はするかと思いますが安全に輸送出来ます。必要以上にやっても良いと思います。
    最初はそのくらい確実にやって、慣れてきたら省いても良いと思いますが、決められた作業は守って下さい。
    時間経つと勉強してきたことが抜けたりするのでメモしたことであったり座学で勉強したことを振りかってみると、自信を持って出来ると思います。

    気を抜かないことが安全につながる

    以前にも書きましたが、気を抜いたことでミスしてきた人をいっぱい見てきたのでポイントはしっかり押さえて欲しいです。
    閑散としてるとドアの開け閉めがスムーズに行きすぎて、早発してしまいそうになったりします。
    ・駅間中に次駅を呼称する
    ・次駅はどちら側のドアが開くのか確認しておいて身体をその方向に寄せておく
    ・ドアを開けたら、閉めるまで絶対に余計なことを考えないでドアを閉める(一つ一つ指差確認呼称を実施する)
    ・作業の途中で、声をかけられたりしたら最初から戻って開始する
    ここを気を抜かないでやれば安全に乗務出来ると思います。
    こんな感じでやっているんだと参考になれば嬉しいです。

    車掌の仕事は、目立つ出来事がなくても常に責任を伴います。

    何も起きていない時間こそ、緊張を保ち続けることが求められます。

    気を抜かないという意識は、自分のためだけでなく、乗客の安全を守るためでもあります。

    この仕事を続ける中で、その重みを日々感じています。

    見習い時代に学んだことについては、こちらの記事でも書いています。

  • 車掌見習い時代、先輩の背中を見て学んだこと|今でも忘れない教え

    見習い時代の私は、常に不安と緊張の中で仕事をしていました。

    自分のことで精一杯で、周囲を見る余裕もあまりなかったように思います。

    そんな中で、ある先輩の姿が強く印象に残っています。

    直接多くを語るわけではありませんでしたが、その背中から学んだことは今でも私の支えになっています。

    見習いの頃は余裕がなかった

    どの作業をやるにしても余裕を持ってやるのは難しかったのですが、指導員から他の先輩の作業も見てみようと提案して頂いたことで列車に便乗させてもらったり外からどうゆう作業をしているか見ることが出来ました。
    そこで感じたことは、作業の無駄がないであったり、放送も型があった上で伝えたい情報をしっかり伝えていました。
    また、乗務中に気をつけておいた方が良いことなど指導員よりも経験年数が豊富な方に便乗させてもらった時には知らなかったことも多く学ぶことが出来ました。
    客観的に見ることで、本当に学びが多かったです。
    私は見習いが終わった後も継続して続けています。

    先輩の何気ない行動

    客観的に見ていると、1つ1つの作業が丁寧でとてもゆっくりに感じて正直この作業だったら絶対遅延膨らむと思っていましたが、全く遅れもなく、むしろ定時。びっくりしました。
    一方で自分はいつも遅れが膨らんでるので、なんでか便乗中に聞いたことがありました。
    回復出来る区間と、どの駅が乗降が多いか把握しておくと経験を積んでいくうちに定時で持っていくことが出来ると教えてもらいました。

    言葉よりも伝わったもの

    いろんな人の作業を見る大切さを学びました。
    見ていると、この作業は自分の物にしてみようであったり真似してみようと思うと思います。
    私が継続的に今も実施しているのはそれが理由です。
    何十年も経験している人の作業を見ていると絶対に事故を起こさなそうと感じます。

    今、自分が意識していること

    見ているだけでなく、いい作業と思ったものは実際に乗務中にチャレンジしてやっています。
    見て学んだこと以外に教えてもらった、例えば回復出来る区間と、どの駅が乗降が多いか把握しておくことに関しては勉強したことで定時で引継ぎ出来るようになったと思います。
    先輩方の作業を見ることで参考になると思うので、ちょっと作業を見る習慣をつけておくと、成長出来ると思います。

    見習い時代は、教わることばかりに意識が向いていました。

    しかし、本当に大切なことは、先輩の姿勢や行動の中にあったのだと今になって感じます。

    言葉にされなくても伝わるものがある。

    あのとき見た先輩の背中を、今は自分が後輩に見せられるようになりたいと思っています。

    車掌の仕事については、こちらの記事でも詳しく書いています。

  • 車掌の仕事でミスを防ぐために意識していること|「実体験から学んだ習慣」

    車掌という仕事では、小さなミスが大きな影響につながる可能性があります。

    だからこそ、日々の業務の中で「ミスを防ぐための意識」がとても重要になります。

    見習い時代は失敗が怖くて不安ばかりでしたが、経験を重ねる中で自然と身についた習慣があります。

    今回は、私が現場で意識している“ミスを防ぐための考え方”についてお話しします。

    思い込みをしないこと

    見習いの乗務が始まる前に自分がやっていたことを紹介します。
    まず一つ目は、駅の特性を理解しておくと言うことです。
    どうゆうことかと言うと、「階段の位置」「EVの位置」を把握しておくことです。
    なぜこれが大事だったかと言うと、駆け込みがある位置と把握が出来るからです。EVの位置を把握しておくと、お身体に不自由な方、ベビーカーご利用の方が出てくるだろうと想定することが出来ます。意識することで思い込みによるドアを閉扉をするリスクが低くなります。
    二つ目は、ドアが開く方向を各駅把握しておくことです。見習い乗務が始まる前に勉強しておいたことでスムーズに乗務に入れた気がします。乗務中は次の駅の駅間中に身体を寄せておくことで逆側ドア開扉のリスクを無くします。
    逆側ドア開扉なんてしたら大事故です。お客様落ちてしまうので思い込みには注意して欲しいです。

    指差し確認を徹底する

    指差しして確認する時は必ず声に出して作業して欲しいです。
    声に出してやることで、自分が何の作業をやっているか明確化できます。一つ一つの確認が出来るので、事故防止にもつながります。眠気防止にもなります。
    その他、作業中にお客様から声をかけられて作業が中断してしまった場合も、声と指差しをやっていたことで、どこまで作業していたか頭の中で覚えているので、最初から戻って作業を始めることもできます。
    この作業をおろそかにすると思い込みによるドア閉扉等によるミスをしてしまいます。過去に何度も失敗している人を見てきました。
    ・信号を確認しないで作業をしたことで信号無視
    ・合図確認無視
    ・車いすや遺失物の確認作業中に駅員を閉じ込めたまま発車
    などなどヤバいミスをしてしまう可能性があるので、徹底して欲しいです。
    今の箇条書きしたミスをやった人は何日間も乗務させてもらえず教育をやっていました。

    焦っている時ほど一呼吸おく

    他の記事でも書かせて頂きましたが、私は焦っていたせいでミスしたことがあります。普段は間違えたことないですが私は行先設定を間違えました。
    異常時も通常と異なる事象なので、焦ると思いますが一呼吸置いてから作業することをオススメします。

    一呼吸すると冷静になれますし、焦って作業するより全然いい作業ができます。

    「大丈夫だろう」と考えない習慣

    本当に車掌の仕事で「大丈夫だろう」の作業は危険です。
    ミスする箇所はいっぱい潜んでいます。
    自信を持って異常なしで乗務した方が気持ちよく帰れます。
    後々、あそこの駅でこうゆうことなかった?など事情聴取されると嫌な気持ちになると思うので、そうならない為にも「大丈夫だろう」と考えない習慣を身につけておいた方が良いです。慣れてきてその習慣が身についていないと事故を起こしてしまいます。
    もし、大丈夫だろうの作業をしてしまってドア挟みなどしてしまって自分の中でヤバいと感じた時はそのままにしないで報告しておいた方が自分の身を守る為にいい方法です。

    ちょっとした瞬間で何か起こるのが車掌の業務でとても乗務中は神経を使うので自分なりのミスを防ぐ方法を見つけて乗務して欲しいと思います。

    車掌の仕事では、完璧を求められる場面が多くあります。

    しかし、特別な能力があるわけではなく、日々の小さな意識と習慣の積み重ねがミスを防いでいるのだと感じています。

    焦らず、思い込まず、確認を怠らない。

    当たり前のことを徹底することが、安全を守る一番の近道だと、現場で学びました。

    車掌の仕事については、こちらの記事でも詳しく書いています。

  • 車掌という仕事で初めて自信が持てた瞬間|見習い時代を振り返って

    見習い時代の私は、不安や緊張ばかりを感じていました。

    失敗しないように必死で、毎日が余裕のない状態だったのを覚えています。

    そんな中で、初めて「少しだけ自信を持てた」と感じた瞬間がありました。

    今回は、車掌という仕事の中で自分が成長を実感できた出来事についてお話しします。

    見習い時代は不安ばかりだった

    教わったことがちゃんと出来ているのか、何度も小さいミスもいっぱいしてきてました。でも一つ不安に感じたことは、すぐに聞いたりメモして不安をつぶして一人立ちする時には絶対自信を持ってやろうと決めて毎乗務挑んでやっていました。
    見習い時代は、最初こんなに期間が長いのかと思いましたが不安を取り除く為にはちょうど良かったと思います。

    ある出来事が転機になった

    中間技量の確認や終了確認の試験が設けられていて、まず中間技量の確認があった時に「問題なし」と評価してもらった時には自信になりました。この中間の確認どう言うことをやったかと言うと、遅れてしまうことは仕方ないですが時分の報告が出来ているか正確な放送は出来ているかドアの開け閉めは正確かを確認されました。
    評価して頂いた時は車掌として成長出来ているんだと実感した瞬間でした。
    終了試験の時は、今まで教えてもらったことを全部出し切る気持ちで望んでやったことが全て出し切れて「合格」をもらった時には本当に自信になりました。
    この時、1人でもやれるとうものすごい自信になったのを覚えています。

    自分の判断で動けた瞬間

    試験中は指導員は乗務していないので、全て自分の判断で始発から終点まで乗務します。
    試験官は何も言わない(間違ってるなど注意なし)ので、ものすごい緊張感の中で淡々とこなしていくのですが、終わった時には「ミスしてなかったかな」と考えましたが達成感がありました。

    小さな自信が大きな支えになった

    見習い期間に身につけた自信が今でも自信を持って乗務出来ているんだと思います。
    自信がないとお客様に不安を与えてしまいますから頑張ってきてよかったと思います。
    自分の中で頑張ったと言い切れるのであれば自信を持って乗務出来ると思います。
    ひとそれぞれ自信になる瞬間は違いますが、必ずその瞬間があってそのように感じた時には車掌って楽しいって思えると思います。

    車掌という仕事は、簡単に自信が持てるものではありません。

    責任が重い分、不安の方が大きくなることもあります。

    それでも、小さな成功体験や自分で判断できた瞬間が積み重なることで、少しずつ自信に変わっていきました。

    あのとき感じた小さな自信は、今でも仕事を続ける支えになっています。

    車掌の仕事については、こちらの記事でも詳しく書いています。

  • 車掌の仕事で「本当に怖い」と感じた出来事|現場で知った責任の重さ

    車掌という仕事をしていると、「怖い」と感じる瞬間があります。

    それはホラーのような怖さではなく、一瞬の判断が大きな結果につながるかもしれないという、責任の重さからくる恐怖です。

    見習い時代はもちろん、経験を重ねてもその感覚が消えることはありません。

    今回は、私が現場で本当に怖いと感じた出来事について、実体験をもとにお話しします

    何が起きたのか

    前回の記事で自分の列車だけ遅れて前の列車から離され後ろの列車から接近されるとプレッシャーを感じることがありますと言うことについて書きました。
    プレッシャー感じながらやって終点駅に着いた時には自分の列車は遅れて到着しているので、入庫がない又は引継ぎしない場合自分でまた始発駅を担当して行きます。
    その時折り返し時間が全然ない勤務もあるので急いで準備する必要があります。
    行先設定をして荷物を持って行った時終点駅はしっかり設定出来ていたものの、始発駅を間違えていることに気がつきました。
    間違えて起こることは発車後に次の次の駅が自動放送で流れてしまうことです。お客様は「あれ?」と混乱してしまったり本来降りるべき駅じゃないところで降りてしまいます。
    自分はなんとか発車前に機器点検等必要な確認しギリギリ設定をやり直し間に合ったのですが、焦っていたことでなぜか間違えて設定してしまっていました。

    その瞬間に感じた恐怖

    乗っているお客様は一人じゃないので、始発駅を間違えて発車させてそのまま自分が気が付かなかったら大迷惑をかけてしまいます。いつもはちゃんと出来ていたことが焦っていたりすると、例えば遅延を回復させないと言う頭が優先して次にやるべき大事なことが抜けてしまうことがあります。
    自分もまさか間違えて行先設定を間違えるとは思ってもいなかったので、すごく怖く感じました。
    遅れている時こそ冷静にと、つくづく思いました。

    乗客には見えない緊張

    遅れると折り返しや引継ぎした時に次の列車も遅れてしまう場合があるので、その準備が短く急いで準備しないといけないのは、乗客に見えない緊張なのかと思います。
    普段とは違う状況が起きた時に大体ミスとかが発生するのは見習いの時に何度も経験したので、皆様もこの記事を参考にして欲しいと思います。

    怖さの中で学んだこと

    実際見習いが終わった後もミスしてしまっているので、もっと慎重にならないといけないと思いました。
    遅れても平常心を大切により注意したいと思いました。
    同じ作業の繰り返しの仕事ですが何かあると全然違うと感じてしまうのでそこは同じミスを繰り返さないことが大事です。
    もし間違えてしまったらお詫び放送をしっかりして、隠さず関係箇所に報告しておくこと気持ちも楽になると思います。

    車掌の仕事には、日常の中に潜む「怖さ」があります。

    それは事故やトラブルそのものよりも、「自分の判断一つで状況が変わるかもしれない」という責任から生まれるものです。

    現場では冷静さが求められますが、心の中では常に緊張と向き合っています。

    それでもその怖さを忘れずにいることが、安全を守る上で大切なのだと、私は感じています。

    車掌の仕事については、こちらの記事でも詳しく書いています。

  • 車掌の仕事で見習いが一番不安に感じる瞬間|実体験から感じたこと

    車掌見習いとして現場に出ると、
    覚えること以上に
    不安を感じる場面が多くあります。

    特に、ある瞬間は
    強い不安を感じやすいと感じました。

    この記事では、車掌見習いが
    一番不安に感じやすい瞬間について、
    実体験をもとに書いていきます。

    一番不安に感じた瞬間

    「ドアを閉めて発車させる瞬間」ここが一番不安に感じました。
    なぜかと言うと、指導員がいるとは言え自分が窓から前方を覗いているので全部が前方を見えているわけではなく、信用している部分があります。
    なので、本当に慎重にドアを閉めないと何か物を挟んでいたり合図を見逃してしまうリスクがあるので注意しないといけません。
    毎駅毎駅大丈夫だよなと不安を感じながらドアを閉扉していました。

    なぜその瞬間に不安を感じたか

    物を挟んで発車もまずいですが、「人」を挟んだまま発車はもっとやばく完全事故です。怪我どころかひきづって最悪の場合も考えられます。
    指導員が見れてない箇所に関してはかなり不安です。
    挟んでいてもドア開けていう指示が来ないので、緊張感持って作業して欲しいと思います。

    当時の自分の気持ち

    特に駆け込み乗車があった時に関しては内心挟まらないでと思いました。ラッシュの時も同様閉める際に挟まらないでと思いながらドアを閉扉していました。
    ラッシュの時は全駅すごく緊張していたのを覚えています。
    指導員から再開扉してという指示が来た時には、どこで挟んでいたんだと言うこともありました。
    何両目のドア挟んでたけど気づかなかったと言われた時には、経験が浅いなとつくづく思いました。

    不安への向き合い方

    常に緊張感を持って作業する。これが一番大事だと思います。
    そのように構えることで、もしかしたら駆け込んでくるだろうであったりあそこは挟まりそうである瞬間がわかってきます。
    それを継続してやっていくことで、自信になってきます。不安だったことが自信に繋がります。

    今振り返って思うこと

    見習いが終わった今でも見習いで感じた緊張感を持ってドアの開け閉めをやっています。
    また、車掌の仕事でドア操作が一番大事なことだと思うので気をつけてやっています。
    見習い期間中に「ドアを閉めて発車させる瞬間」ここは本当に緊張して出発ブザーを押すと思うので、この記事でそう言えばこんなこと言っていたなと思ってもらえたら嬉しいです。
    慣れてきた時には、何か異常時などいつもと違う事象が起きた時に準備ができているので、落ち着いて作業できると思います。

    車掌見習いの時に感じる不安は、
    誰もが通る道だと思います。

    不安があるからこそ、
    慎重になり、
    仕事への意識も高まります。

    これから車掌を目指す方には、
    不安を感じる自分を否定せず、
    一つずつ経験を重ねてほしいと思います。

    車掌の仕事については、こちらの記事でも詳しく書いています。