はじめに:これから車掌を目指す人へ
車掌の見習い期間は、正直かなりきつかったです。
覚えることの量や、ミスが許されない緊張感の中で、
何度も「自分には向いていないのかもしれない」と思いました。
この記事では、現役車掌の私が
見習い期間で一番つらかったことや、
辞めたいと思った瞬間を正直に書いています。
これから車掌を目指す方や、今まさに見習い中の方の参考になれば幸いです。
車掌見習い期間がきついと言われる理由
車掌の見習い期間がきついと言われる一番の理由は、
覚えることの量が想像以上に多いことだと思います。
まずは座学で実際に乗務して覚えるのではなく車掌として必要な知識を習得する為に勉強します。
各科目のテストも多いです。
規則や基準
安全の基本
車両のこと
電気や線路のこと
電車に乗って仕事することになるので、これらの特性や規則を知っていなければいけません。
ちゃんと勉強しないと不合格になりますし追試も落ちたら駅員に戻ってしまうプレッシャーもあります。
私は、全ての科目追試なく合格できたのですが土日は図書館で10時間以上は勉強していました。
年末年始はずっと勉強で遊ぶこともしませんでした。
これだけやっても、不安な気持ちがあったので振り返ってみるときつかったなと言う印象です。
追試の人もあまりいないので、プレッシャーはあるような環境に感じました。
追試になると授業が終わった後に別室でやることになります。
追試でやるということは、他のメンバーは既に新しく学んだことについて勉強しています。
次のテスト対策も出来るので、差が開いてしまうことになるので必死に着いて行かなかればいけなくなります。
私のクラスはみんなで励ましあって、絶対に全員で車掌になるというコミュニケーションが取れていたクラスだったので誰も辞めることなく座学はクリアすることが出来ました。
座学が全てクリアしたら今度は現場配属になります。
業務知識だけでなく、実際に電車に乗って基本動作やルール、とっさの判断力まで求められることになるのでここでも覚える量が多いです。
特に見習い中はミスが許されないというプレッシャーが強く、
常に緊張した状態で勤務していました。
見習い中で一番つらかった出来事
見習い期間で一番つらかったのは、
集中していたにも関わらず、現場でミスをしてしまったときでした。
座学で何も失敗なく出来たのに、現場となったら全然思っていたのと違って覚える量にびっくりしました。
ミスした内容ですが、
「行き先と種別を間違えた」ことです。
さらに駅間途中に設定した為、全然違う行き先になってしまいました。
指導員の方に注意を受け、速攻で訂正してくれましたが、私自信は頭が真っ白になったことを今でも覚えています。
切り替えるのも最初は全然出来ませんでした。
見習い期間中完璧にこなしてやろうという気持ちが強かっただけに何であんなミスをしたんだろうと自分を責めましたし、その後の乗務も全然うまく報告とか出来なかったので一層の事辞めた方が気持ちが楽になるんだろうなと思いました。
辞めたいと思ったとき何を考えたか
ミスをした時に「本当に自分にできるのだろうか」と何度も考えました。
駅員が長かったのと駅員では本社や定期券売り場を経験していたので、他の駅員よりも仕事を知っていたので頼られるポジションだったことから、戻った方が気持ちが楽になると言うのが頭をよぎりました。
同僚からも何で今のタイミングで行くのなど無理に新しいことを経験する必要ないんじゃないなど甘い誘惑もあったので辞めても良いのか、なんて思ったこともありました。
周りと比べてしまい、自信をなくすこともありましたが、
ここで辞めたら後悔する気がして踏みとどまりました。
それでも続けられた理由
それでも続けられた一番の理由は、
少しずつでも出来ることが増えていったからです。
後は、車掌になりたくても不合格になっている人がいるからです。
もし辞めたら、その人達に絶対失礼になると思いました。
自分が決めて飛び込んだ道なのだから、最後までやってみてそれでもダメなら考えると言う気持ちで望めたのが続けられた理由なのだと思います。
正直、1日1日が覚えることは多いし気を遣うし大変です。
ほとんどの時間を車掌になる為に捧げることになります。
大変な日々を過ごしているのに、ここで辞めたら何も残らないと思い、小さな成功体験が自分を支えてくれました。
これから目指す方はもしかしたら一度は心が折れそうになるかもしれません。
ですが、車掌の採用も今減っている中で、掴んだチケットです。
1日1日があっという間に過ぎていきます。
決められたスケジュールをこなせば車掌になることが出来ます。
しんどいと思いますが、グッと堪えて乗り切って欲しいです。
今、見習い期間を振り返って思うこと
今振り返ると、見習い期間はつらいことばかりでしたが、
あの経験があったからこそ、今の自分があると思えます。
リタイアしたら、本当に何も残らないです。
駅員を続けていれば、後輩に仕事を振れたり出来るものの車掌見習いで飛び込んで知らない世界を知れたことは本当に財産になったと感じています。
今は、次のことを考えていて次は運転士を目指そうと思っています。
車掌の見習いものすごくきつかったのですが、またもっと大変なことにチャレンジしてみようと思っている自分にびっくりしています。
人生一度きり
チャレンジすることはきっと自分を成長させてくれるし違う景色が見れるのではないかと思い次を見据えられるようになりました。
これから車掌を目指す人へのアドバイス
見習い期間は大変ですが、
誰でも最初は出来なくて当たり前です。
焦らず、一つずつ覚えていくことが大切だと思います。
車掌の見習い期間は、正直つらいと感じる場面が多くありました。
覚えることの量やプレッシャーの大きさに、
何度も心が折れそうになったのも事実です。
それでも続けてこられたのは、
少しずつ出来ることが増えたことや、
周りの支えがあったからだと思います。
心が折れそうになったら、コメント下さい。
少しでもお力になれるかと思いますので、まずは踏みとどまってもらえればと思います。
まとめ
正直なんでこんな大変な思いしてやっているんだろうと何十回も思いました。
座学ではテストは毎回あるし、落ちたらどうしようと言うプレッシャーもあったので、やるしかないと言う気持ちで望んでいました。
土日は試験に備えて、図書館に10時間引きこもってやることも全然ありましたし、この頑張りがいつか車掌になれると信じて頑張っていたところもあります。
本当に、見習い期間中は座学も現場もどちらもきついです。
でも、車掌になりたい仲間が周りにいます。必ず乗り越える気持ちで是非車掌になって欲しいと思います。
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