車掌の仕事で意外と見られていると感じる瞬間|現場で気づいた責任

車掌として働いていると、「意外と見られている」と感じる瞬間があります。

業務に集中していると忘れがちですが、私たちの一つひとつの行動は、多くの乗客の目に触れています。

そのことに気づいたとき、仕事への向き合い方が少し変わりました。

今回は、現場で感じた“見られている責任”についてお話しします。

見習い時代はそこまで意識していなかった

車内監視って駅間中ものすごい大事な業務の1つなのですが、指導員に言われたことに集中していて、かつ指導員の方に常に向いていたので、お客様から見られているとはあまり感じませんでした。

最初は覚える量がすごいので、なかなか前方を見ていることって難しいと思います。

当時は「教わったことを間違えないようにする」ことだけで精一杯でした。

そのため、お客様から自分がどう見られているかを考える余裕はほとんどありませんでした。

ある瞬間にハッとした

駅到着後ドアを開けた時に乗務員室前にいたお客様が降りてきて、「頑張って」と言われた時には自分の仕事は見られているんだと気付かされる瞬間だったと思います。

その一言で、「お客様は想像以上に車掌の仕事を見てくれているんだ」と気付きました。
それまでは自分のことで精一杯でしたが、その日を境に仕事への向き合い方が少し変わったように思います。

目の前のことでいっぱいいっぱいだったのですが、頑張ろうとより思えました。

行動はすべて評価につながる

車掌は、安全確認だけでなく、その姿勢や立ち振る舞いもお客様から見られる仕事です。

慣れてくると全ての状況が見えてきて電車が動いている最中も、到着している時も視線を感じられるようになります。

そのくらい興味を持たれている仕事なんだなと思えると思います。

だからこそ、駅間中の姿勢であったり表情は会社の顔としてとても大事でその一つ一つが評価につながっています。

指差で確認し呼称している時もお客様からすごく見られています。
多くのお客様を安全に輸送する公共交通機関を担う者として、自分の作業や姿勢は正しくやることで信頼になると思っています。

車掌の仕事は目立つ仕事ではありませんが、お客様は意外と細かいところまで見ています。
だからこそ、一つひとつの行動を丁寧に積み重ねることが信頼につながるのだと思います。

今、自分が意識していること

ミスは絶対起こさないという気持ちで常にやっています。
車掌の仕事はドアの開け閉め、定時で発車させるであったり車内放送がメインでなのですが、自分がまだまだと感じるところがあります。

それは駅到着してドアを開けた後にホーム上にいるお客様から「すいません、すいませんどこどこ駅またはどこどこに行きたい、切符間違えて買ってしまった」など質問されることがあります。


早く発車させないという気持ちが優先してしまって、丁寧な対応が出来なかったなと思うことがあります。

作業が中断して失念しないようにしている部分もあるのですが、そのお客様もその対応を見ている周りのお客様もいるので、駅到着後にお客様から声をかけられた時の技術は磨いて行きたいと思っています。

これから車掌を目指す方、自分が作業中に質問されると一気にそっちに意識が集中して大事な作業を失念する場合があるので気をつけて欲しいと思います。

信号確認失念または駅員が白状のお客様を車内にご案内中にドアを閉めて発車させてしまうなんてことはありますし、実際やってしまった人も見てきていますので注意して欲しいと思います。

まとめ

車掌の仕事は、安全を守ることが最優先です。

しかしそれと同時に、私たちの姿勢や態度も見られています。

小さな行動が、その会社や仕事全体の印象につながることもあります。

だからこそ、常に見られている意識を持ち続けたいと思っています。

安全確認だけでなく、お客様から信頼される車掌であることも大切な仕事の一つです。

これからも「見られている」という意識を忘れず、一つひとつの業務に取り組んでいきたいと思っています。

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