車掌として働く中で、さまざまな場面を経験してきました。
その中で強く感じるようになったのが、「信頼」の重さです。
時間を守ること、確認を徹底すること、冷静に判断すること。
それらはすべて、目に見えない“信頼”につながっているのだと、現場で気づきました。
見習い時代は信頼の意味がわからなかった
指導員から信頼しているからと言う言葉は何度も聞いていたのですが、初めのうちはピンときていませんでした。
でも、駅到着後に駅員から駅社員対応中の放送があったりした場面では、その信頼している言葉が飛んできていたので何か任されているんだなと思いながら乗務していました。
私は、そのままにしておきたくなかったので、「信頼」してるいることについて聞きました。
その理由は、単純に駅社員が対応しているところを指導員が見れていないからでした。
乗務員室の窓の外を見ているのは見習いでやっている本人だけなので、指導員は見習いが「駅社員対応了解しました」の放送を聞いて、対応し終わってからドアを閉めるまで信じることしか出来ません。
そう言った意味で信頼していると言ってくれているんだと言うことがわかりました。
その他でも、言ってくれる場面があって「入庫」する際に関しても駅員からドアを閉めて良いの合図がくるので、それに関してもそのような意味があるんだと理解することが出来ました。
ある出来事で意識が変わった
合図にしても、駅員の対応している場面など指導員は自分が作業しているところが見えていないから完全に信頼しているんだと言うことがわかりました。
「任せるよ。」と言われた時には、
ここは完全に自分の判断なんだと一気に集中モードに入ってその駅作業している時には怖かったのですが責任を感じましたし通過した後は自信になりました。
ポイントポイントで重要な場面が起きた時、何度かは指導員が口頭でのアドバイスであったり実際に対応を見せてもらったり自分の作業を見てくれたりしてくれましたが、ある程度経験してくると自分も自信が出てきて指導員も任せたぞと言ってくれていたので、責任持って乗務することが出来たと思います。
信頼の積み重ねでしか生まれない
1回上手くやっただけでは信頼はしてもらえません。
毎回の確認
例えば、次駅到着前に何分到着なのか声に出したり、ドアが開く方向へ身体を寄せておくであったり、到着から発車まで必要な基本動作を声に出して指差確認呼称を実施するであったり、その後の報告であったり、小さな積み重ねを徹底していくことで評価してもらったのだと思います。
車掌の仕事は気の緩みがあると一瞬でミスしていますし、逆に一瞬で信頼が崩れる怖さもあります。
指導員が見習いである私にしっかり指導してくれて大丈夫だと信頼してくれているから任せたよっと言ってくれるようになったんだと思います。
今、自分が意識していること
誰(指導員や先輩後輩、上司、お客様)から見ても丁寧な基本動作を実行していると思われる作業を意識しながらやっています。
初心を忘れずにやれば、ミスはしないと思っていますしお客様は安心して乗車できると思っています。
時間・確認・冷静さを大切に毎乗務やっていますので、これからもその気持ちでやっていきたいと思っています。
その為には、仕事だけでなくプライベートの過ごし方も重要だと感じています。
飲み過ぎて、翌日勤務アルコール検査を通過したとしても頭痛があったりしたら全然集中できないと思いますし、夜更かしした時も同じです。友人や親やお付き合いしている人など人間関係でトラブルなどあった場合は乗務中感情的になってしまったりする可能性もあります。
プライベートも過ごし方も重要と思っているので、自分はその点も意識してますので参考にしてもらえたら幸いです。
車掌の仕事は、多くの人の安全と時間を預かる仕事です。
その中で一番大切なのは、目に見えない信頼を守ることだと感じています。
信頼は一瞬では築けませんが、崩れるのは一瞬です。
だからこそ、日々の積み重ねを大切にしていきたいと思っています。
まとめ
車掌の仕事は、信頼のもと成り立っているところがあります。
信頼がなければ、一人で乗務させてなんかもらえません。
見習い期間中に知識と技能を身につけて監督者から技量に問題と判断してもらえれば、一人前の車掌として乗務することが出来ます。
また、見習い期間中に関しても信頼しているであったり、任せたと言った言葉を言ってもらえるようになる為には基本動作を徹底して呼称すべきところをしっかり行う。
このように安心感があると思ってもらえれば、信頼してくれると思います。
信頼は簡単には作れませんが、一つ一つの積み重ねで出来るようになると思います。
最初は誰も出来ないので、覚える姿勢と挨拶、呼称すべきところをやって信頼を作って言って欲しいと思います。
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