「車掌の仕事で一番緊張する瞬間とは?経験者が語るリアル」

車掌の仕事は、慣れてくると落ち着いてできる部分も増えてきます。
それでも、仕事をしている中で「この瞬間は今でも緊張する」という場面があります。

私自身、見習い時代から車掌として現場を経験し、
緊張と向き合いながら仕事を続けてきました。

この記事では、車掌の仕事で特に緊張する瞬間や、
その緊張とどう付き合ってきたのかを実体験をもとにお話しします。

なぜ車掌は緊張する仕事なのか

車掌の仕事は、ドアの開閉や発車合図、車内放送だけが仕事ではありません。

列車には多くのお客様が乗車しており、その安全を守ることが車掌の最も大切な役割です。

一つの確認不足や判断ミスが、お客様のケガや列車の遅延につながる可能性があります。

だからこそ、毎日同じように見える仕事でも、一回一回の乗務で緊張感を持って業務を行っています。

私は車掌になって一年以上経ちますが、「今日は何も起きないだろう」と思って乗務したことは一度もありません。

何か起こるかもしれないという意識が、安全につながっていると感じています。

車掌の仕事で特に緊張する場面

車掌の仕事では、安全に関わる確認が多くあります。
そのため、一つ一つの動作に緊張感がありました。

大きく分けて3つあります。

1つ目
平日お客様が多い時間帯(朝ラッシュ・夕ラッシュ)

2つ目
土休日(日中時間帯)ベビーカーご利用であったり不慣れなお客様

3つ目
異常時の取り扱い

この3点は特に緊張します。
1つ目と2つ目はドア挟みのリスクがかなり高くなるので、気を抜いて作業してしまうと怪我をさせてしまう危険性があります。

3つ目は、同時進行して行うことがあるからです。
ドア操作・車内と車外放送・関係箇所への連絡(運転士や司令、現場に到着した駅員)
誤ったことが出来ないので、本当に緊張します。

この3つの場面は、実際に何度経験しても慣れ切ることはありません。

特にラッシュ時間帯は、お客様の乗降が非常に多く、ホームの状況も刻一刻と変わります。

一瞬の判断が安全を左右するため、「今日は大丈夫だろう」という気持ちは一切持たずに作業するようにしています。

見習い時代に一番緊張した瞬間

初めて当たった、停止位置手前に停車した場面です。
「え??どうするの?」対処方法がわからないと一気に緊張しましたのを覚えています。
指導員が即座に対応してくれましたが、処置のやり方を知らない怖さも学びました。

普段と違うことが起こると、焦っていたので自分が経験したことを忘れないように日記にして振り返れるようにしました。

指導員が隣にいたことで安心できた反面、「次は自分一人で対応しなければならない」という気持ちも強くなりました。

この経験があったからこそ、異常時対応のマニュアルを何度も読み返し、自分なりにイメージトレーニングを繰り返すようになりました。

緊張するからこそ基本動作を大切にしている

緊張していると、人は焦ってしまうことがあります。

だからこそ私は、焦った時ほど基本動作を一つずつ確認するようにしています。

ドア扱い、ホーム確認、車内放送など、当たり前のことを当たり前に行うことが事故防止につながります。

異常時になると、どうしても早く対応しようという気持ちになりますが、そのような時ほど基本動作を省略しないことが大切です。

実際に乗務している中でも、「基本に戻る」ことが安全につながっていると何度も感じています。

慣れても油断できない理由

仕事に慣れてきても、同じ状況は一つもありません。
少しの油断が大きなミスにつながる可能性があります。
そのため、今でも気を引き締めて業務にあたっています。

今でもやっていることは、異常時があった時のマニュアルは読むようにしています。
正直実際に当たってみないと難しいところがあるのですが、イメージトレーニングは常にするようにしています。

緊張とどう向き合ってきたか

緊張をなくそうとするのではなく、受け入れるようになりました。慣れがその緊張を和らげてくれるようになった気がします。
最初のうちは苦労するかもしれないですが、何より落ち着くことが一番何かあった時に冷静に対応できると思います。
私は、準備と確認を徹底することで、落ち着いて行動できるようになりました。
この意識が今の仕事にも活きています。

最初は緊張すること自体が嫌でした。

しかし経験を重ねる中で、「緊張しているから確認できる」「緊張しているから慎重になれる」と考えるようになりました。

今では緊張を悪いものではなく、安全に仕事をするために必要な感覚だと思っています。

これから車掌を目指す人へ

緊張していることは大事なことだと私は思います。
その理由は、何かあったときに準備できる体制にあるからです。
駅間、慣れてくると雑念があったりします。異常に気づくことに遅れてしまう場合もあるかもしれません。
緊張が良い方向にいく時も全然あるので、悪く捉えないで欲しいと思います。

最初から落ち着いて仕事ができる人はいません。

私も見習い時代は毎日緊張していました。

それでも経験を積み重ねることで、少しずつ判断に余裕が生まれます。

焦らず、一つずつ経験を積むことが一番の近道だと思います。

まとめ

車掌の仕事は、毎日同じように見えても、一つとして同じ状況はありません。

ラッシュ時間帯、異常時、お客様対応など、緊張する場面は今でも数多くあります。

しかし、その緊張があるからこそ、一つひとつの確認を大切にし、安全を守ることができているのだと思います。

私自身も見習い時代は毎日緊張の連続でしたが、その経験が今の仕事に大きく役立っています。

これから車掌を目指す方も、緊張する自分を否定せず、一つずつ経験を積み重ねていけば必ず成長できます。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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