「車掌って給料いいんでしょ?」
電車に乗っていると、そんなイメージを持たれることがよくあります。
確かに安定していて、社会的な信用もある仕事ですが、実際に現場で働いてみると「この給料は本当に見合っているのか?」と何度も考えさせられました。
僕は車掌見習いから独り立ちまで経験し、日々のプレッシャーや責任の重さを肌で感じてきました。
この記事では、求人サイトや噂話では分からない「車掌の給料のリアル」と「その給料に見合うだけの仕事なのか」を、現場経験者の視点で正直にお話しします。
車掌の給料のリアル(見習い〜一人前)
まず見習い時代から(座学)
正直この期間が一番給与面できついです。なぜきついかと言うと手当が全部なく基本給のみだからです。駅にいた時は宿泊手当や深夜・早朝手当などがあリますがそれが全てありません。その上、数ヶ月基本給で過ごすことになるので、まず車掌になりたい人は覚悟が必要です。
次は見習い時代(現場)
この時期になると駅と同じ基本給プラス手当がつきます。ただし残業がないので少なく感じる人は多いかと思います。
次は独り立ち後
基本給プラス手当プラス残業代(した場合)になるので、駅でもらっていた給与と同じくらいになります。駅より労働時間が少ない中で同じくらいもらえるので、ここまで来れば何とかなる感じでした。
また、見習い期間中は勉強する時間も多く必要になります。
勤務が終わってからも翌日の乗務に向けて復習したり、マニュアルを読み返したりするため、自分の時間は思っていた以上に少なくなります。
そのため、「基本給だけなのに、ここまで頑張らないといけないのか」と感じる人も少なくありません。私自身も、この期間が一番精神的にも経済的にも大変でした。
仕事のキツさと給料のバランス
鉄道会社はどこも給与が低いと思います。残業ありきな部分も少なからずあります。年齢を重なればある程度もらっているなと言う感覚にはなるかと思います。
仕事内容については、不規則勤務なところもありますし、責任の重さもあるのでそれをどう捉えるかと思います。
一方で、仕事内容そのものには大きなやりがいがあります。
毎日多くのお客様を安全に目的地まで送り届ける責任があり、その分無事に一日を終えられた時の達成感は他の仕事ではなかなか味わえないものです。
給料だけで考えると厳しいと感じる部分もありますが、「やりがい」も含めて考えると納得できる部分もあると感じています。
正直「割に合わない」と思った瞬間
見習い期間中は、割りに確実合わないと思います。
給与をもらいながら、車掌になれると思うとメンタル的に何とかなりますが、扶養してないとかになると、基本給から税金を引かれてしまうので、手取りが一桁になってしまう人もいます。
この付近の手取りしかないと思って下さい。
正直こんな大変なのにバイトしている人より少ないんだと思うと泣けてきますね。
お金は気にしないそうゆう人が行くべきかと思います。
特に見習い期間中は、周りの友人と給料を比べてしまうこともありました。
「自分はここまで勉強して責任のある仕事をしているのに」と思ったことも正直あります。
それでも、この期間は一生続くわけではありません。車掌として独り立ちするための投資期間だと思うようにしていました。
それでも車掌を続けてよかったと思える部分
やりがいはめちゃくちゃありますし、自分は本当に経験できて良かったと思います。自分が電車乗ってお客様を輸送している仕事が出来ているんだと今もそうゆう気持ちがあります。
このまま乗務員でいたいと心から思える仕事に就いたと感じられますし、それでお給料をもらえてるので苦労してきて正解でした。
また、お客様から「ありがとう」と声を掛けてもらえることもあります。
異常時に案内をした後や、丁寧な対応をした時に感謝の言葉をいただくと、「この仕事をやっていて良かった」と感じます。
こうした経験は、給料だけでは測れない車掌という仕事の魅力だと思っています。
車掌の給料はどんな人に向いているか
見習い時代が終われば、何とかなります。この見習い期間中の給与とキツさそれを乗り越えられる覚悟があるのであれば車掌になるべきです。
後、「少しでもやってみようかな」こんな気持ちがあるのであれば後悔ないようにチャレンジすべきです。誰でもなれる訳ではありません。適正検査など通過した人が見習いになれる権利があるのでチャンスを逃さない為にも受けてみる価値はあります。
給料だけを最優先に考えるのであれば、他の業界の方が条件の良い仕事はあるかもしれません。
しかし、「鉄道が好き」「人の役に立つ仕事がしたい」「責任ある仕事に挑戦したい」という気持ちがある人には、車掌という仕事は非常に魅力的だと思います。
私自身も、その気持ちがあったからこそ、見習い期間を乗り越えることができました。
まとめ
最後になりますが、見習い期間の給与はバイト程度。見習いが終われば普通に生活出来るくらい頂けます。
見習い期間があるから家持ちや家族持ちの人は受けない人はたくさんいます。生活が苦しくなるまで車掌に価値があるかと思う人がいますが、実際自分がなってみて、本当になって良かったです。
何なら定年まで乗務員でやれるならやりたいそう思える仕事だと思います。やりがいは絶大です。
最初の覚悟を決めれるなら是非チャレンジして欲しいと思います。
給料だけを見ると、「もっと高くてもいいのでは」と感じる場面はあります。しかし、私は車掌という仕事を経験できたことを後悔したことはありません。責任は重いですが、その分だけ得られる経験や達成感も大きい仕事です。これから車掌を目指す方には、給料だけではなく「どんな仕事をしたいのか」という視点でも考えてみてほしいと思います。その上で挑戦したい気持ちがあるなら、ぜひ一歩踏み出してほしいです。
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