異常時対応で一番焦った出来事|車掌見習いのリアルな体験

鉄道の仕事では、毎日が平常運転とは限りません。
突然のトラブルや異常時に、現場の判断が求められます。

見習いだった頃の僕も、ある異常時対応で強烈に焦った経験があります。
この記事では、その時に何が起きて、どう対応したのかを正直に書いていきます。

異常が発生した時の状況

ポイント故障が起きた時、これは運転見合わせになるのか?それとも折り返し電車になるのか?自分の電車の行先はどうなるのか?色々頭の中でいろんな想定を考えました。

この時は、折り返し電車として運転すると言う状況でした。

当時は見習いだったため、普段の乗務とは違う状況になるだけで頭の中がいっぱいになっていました。平常運転では手順どおりに進めればよい場面が多いですが、異常時は状況が刻々と変わります。

指令からの連絡内容を理解しながら、お客様への案内や次の行動を同時に考えなければならず、「実際の異常時はここまで忙しいのか」と強く感じたのを覚えています。

その時に頭が真っ白になった理由

なんと放送したら、お客様に伝えたら良いか指令からの無線を聞いたりメモを取ったりしていたら真っ白になりました。

途中で指令から自分が担当する電車の行先変更の指令がきて尚更真っ白になりました。

今振り返ると、焦ってしまった一番の原因は「経験がなかったこと」でした。
座学では異常時の流れを学んでいましたが、実際の現場では想定どおりに進むことは少なく、指令から新しい情報が入るたびに状況が変わります。

その変化についていけず、優先順位を考える余裕がなくなってしまいました。

指導員の対応と自分の動き

自分の動きは、車内放送することだけを優先しました。
指導員はそれと同時に、行先変更を車内のモニターに表示、自動放送で状況を流しいつ次の指令が来ても良いように、余裕を持って対応していました。

全然自分とやっていることが違うとものすごく参考になった瞬間でした。

指導員は決して慌てることなく、一つひとつ優先順位を整理しながら対応していました。

私は放送だけで精一杯でしたが、指導員は車内案内、表示変更、指令との連絡などを同時に進めていました。
その姿を見て、「経験がある人はこんなにも落ち着いて行動できるんだ」と強く感じました。この経験は今でも忘れられません。

後から振り返って分かったこと

お客様のことより、自分のことでいっぱいいっぱいになっていたなと思います。
指導員は、冷静で車内放送もわかりやすく丁寧で勉強することだらけでした。

事故こそ学ぶ瞬間だと思います。

異常時対応で一番大事だと感じたこと

冷静さ。
知識です。
知識は最大の武器で、処置までの流れを頭に入れておくことで、次に何をやっていいのかがわかります。

もう一つ大切だと感じたのは、「一人で抱え込まないこと」です。

分からないことがあれば、指令や運転士、駅係員など周囲と連携することが何より重要です。鉄道の仕事は一人で完結するものではありません。

周囲と情報を共有しながら対応することで、安全につながると実感しました。

まとめ

異常時対応は座学で学習してきたことが活きる瞬間でもあると思います。常に異常時があるんだと言う気持ちで乗務していると、準備が出来るので、その心構えも良いかと思います。
誰でも焦ると思うので、落ち着いて行きましょう。
自分も頑張ります。

この経験があったからこそ、現在も異常時に備えてマニュアルを定期的に読み返したり、頭の中でイメージトレーニングをするようにしています。

異常時は誰でも焦ります。
しかし、日頃から知識を身につけ、対応をイメージしておくだけでも落ち着いて行動できるようになります。
これから車掌を目指す方や見習い期間を迎える方は、不安になるのは当然です。焦らず一つずつ経験を積み重ねていけば、必ず対応できる力が身についていきます。

この記事は
「車掌の仕事で感じたプレッシャー|失敗・焦り・緊張から学んだこと」
の一部です。

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【実体験】車掌の仕事で感じたプレッシャー|失敗・焦り・緊張から学んだこと

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