車掌の仕事って何をするの?1日の流れを解説

車掌の仕事は、外から見ると分かりづらい部分が多いと思います。
自分も車掌になる前は、実際に何をしているのか想像がつきませんでした。

この記事では、現役車掌としての経験をもとに、
1日の仕事の流れを分かりやすく紹介します。

車掌の仕事とは?

列車の安全運行を支える仕事
ただドアの開け閉めをして発車させているわけではありません。

駅間走行中は車内監視をして異常の有無を確認しています。
ホームを発車して動いている最中はホーム上に異常がないか確認しています。
到着前も同様です。
異常の有無を確認して、所定停止位置に停車して問題なければドアを開扉しています。

安全を確かめ異常がなければ、ドアを閉めて発車して問題なければ運転士に合図を送って発車させています。

では車掌は具体的にどんな仕事をしているか解説します。

車内アナウンス
車内には日本のお客様以外に外国のお客様、お身体の不自由なお客様、色々なお客様が乗車しています。
その為、日本語放送の後に英語放送を実施しています。
その中で、
次はどこの駅なのか
出口はどちら側なのか
乗り換え駅はどこなのか
車内マナーの為の放送、スムーズな降車案内、優先席の案内等、乗車しているお客様が気持ちよくご利用して頂く為に放送しています。

ドア操作・確認業務
ドアを開けてから、発車メロディーを鳴らして、閉めて発車させるまで確認することがたくさんあります。
特に閉めるタイミングでは、駆け込みや駆け降りあるので、注意が必要です。
高齢のお客様やお身体の不自由なお客様は乗り降りするのに時間がかかってしまうので、注意してドアを操作する必要があります。
自分の作業一つで怪我をさせてしまう可能性があるので緊張感を持って作業する必要があります。

大きく分けて車掌の仕事はこの2つがメインになります。

出勤してから発車までの流れ

点呼があります
出勤時、乗務開始前、乗務終了後、退勤時
出勤してから発車までに関しては、出勤点呼と乗車点呼を実施します。

まず出勤時は、
アルコール検査の実施があります。車内の規定数値以上出してしまうと乗務することは出来ません。
その為、前日の飲酒は自分でよく考えるようにしなければなりません。
前日に何時に就寝したのか、何時間睡眠時間を取ったのか、健康状態は良好か、薬の服用をしているのか報告義務があります。
資質の管理を監督者はしなければならない為、乗務員はこれらの報告が必要になります。

その他には、注意事項の確認があります。
例えばですが、前日誰かが取り扱いミスがあったとします。
他の乗務員にも起こりえることになるので、どのように扱わなければいけないのか点呼で確認があります。

次に、乗車の点呼ですが
自分がどの列車に何時何分で乗車するか報告します
持ち物の報告もします。
併せて、持ってはいけない物について(タバコや携帯電話)も報告します。

監督者と相互確認した上で、乗務することになります。

乗務中にやる主な業務

車内アナウンス
始発から終点まで車内放送を行います。
基本的には全て頭に入っています。
繰り返しやっていると自然と覚えるので心配する必要はないと思います。
見習い期間中に徹底的に覚えますので、自然と言葉が出てくるようになります。
異常時には、いつ・どこで・どうした等状況を放送します。

安全確認
到着時、停車時、出発時に安全確認するポイントがあります。
まず、到着時については所定停止位置に停車しているか開扉して問題ないかを確認しています。

停車時に関しては、お客様の乗降を確認しています。
安全と判断しドアを閉めて、電車付近(黄色線の内側に下がっている)にお客様がいないのを確かめて発車のブザーを運転士に送っています。

発車時は、旅客接近がないかであったりホーム上で具合の悪いお客様がいないかなど監視しています。

トラブル対応
車内やホームではいつも平和って言うことはありません。
・具合が悪い
・車内トラブル
・運転見合わせ(人身事故・発煙・地震など)
・架線に飛来物
・信号トラブル
・ポイント故障
・折り返し運転
・ドアが開かない
・ドアが閉まらない
・車内非常通報
・ホーム上の非常停止ブザー
などなどその他にもいっぱいあります。
何か起きた時にどこに報告して対応するか手順を覚えておく必要があります。

乗務終了後の仕事

降車点呼
異常の有無を報告します
遅延があった場合は何十秒単位で遅れたのか報告します
異常があった場合に関しても乗務中、司令に無線で伝えていますが降車報告でも必ず状況を報告します。
伝える内容は、
どこの駅で何があったか
どのくらい電車が止まったか(何分遅延)
運転士・司令に連絡したか
車内放送でお詫び放送をしたか
乗車率はどのくらいだったか
このような内容を伝えます。

全ての乗務が終了したのであれば退勤点呼をとります。
貸与されたものの返却
次回の勤務の確認
その日の乗務に異常がなかったか

全て確認を監督者にしてから帰宅します。

その他

車掌の仕事は、日勤で帰れる業務もあれば宿泊勤務もあります。
電車は毎日動いているので土日祝日勤務の場合もあります。
ダイヤ乱れ等があると残って対応することもあります。

まとめ

車掌の1日の流れと仕事中の作業について書かせて頂きました。
出勤して何をするのか、全体の流れを把握してもらえればと思います。またより詳しく書いた内容を関連記事にも書いていますので、これから車掌を目指す方の参考になれば嬉しいです。

関連記事
・車掌の勤務時間は?1日の働き方を現役鉄道社員が解説
・車掌の仕事はきつい?実際に働いて感じた本音
・車掌の仕事は本当にきつい?実際に働いて感じた5つのこと
・車掌になるには?必要な資格と採用の流れ

コメント

タイトルとURLをコピーしました