車掌って勤務中スマホ見れるの?現役が現場のリアルを解説

車掌の体験談

電車に乗っている時、

「車掌さんって勤務中スマホ使えるの?」
「休憩中は何してるんだろう?」

と気になったことがある方もいると思います。

最近はスマホが当たり前の時代ですが、鉄道の仕事は安全第一なので、勤務中の扱いについて気になる方も多いと思います。

私自身も現役として働く中で、スマホの扱いにはかなり気を使っています。

この記事では、
車掌は勤務中にスマホを見ることが出来るのか、実際のルールや現場のリアルについて解説していきます。

これから鉄道業界を目指す方の参考になれば幸いです。

車掌って勤務中スマホ見れるの?結論

結論:乗務中と宿泊勤務の仮眠時はスマホを見る又は携帯することは出来ません

勤務中いわゆる、乗務から戻ってきて次の乗務までの待機中や休憩中についてはスマホを見ることができます。

もし万が一、スマホを乗務室に持ち込んでお客様から指摘を受けた場合は「懲戒解雇」「停職」など重い処分がかかると思っておいて頂ければと思います。
これについては、ニュースでもよく取り上げられていることがあるので、実際本当に重い処分になってしまうので絶対に持ち込まないようにして下さい。

乗務開始前の点呼についても、所持品の確認でスマホを持っていないことを上司に報告してから乗務を開始します。
それにも関わらず、持っていくと言うことは虚偽の報告になりますし且つ使用したならば社内の規定を破ることにもなります。

懲戒処分になってしまうと、その後の仕事や人生にも大きな影響が出てしまいます。
取り返しのつかないことになってしまいます。
それくらい自分の首を絞めてしまう行為だと言うことを知って頂ければ幸いです。

なぜスマホに厳しいのか

車掌は、多くのお客様の命を預かって安心して目的地まで輸送することがサービスの一つだと思います。スマホ乗務中にいじっていたら何か起きた時に即座に対応することが出来ません。

また、
車内放送(次駅・ドア方向・随時放送)
到着監視
車内監視
が駅間走行中にあるのにスマホを使っていては、何も重要な作業をすることが出来ません。

安全確認をすることが車掌の役目です。
車掌の仕事はとても神経を使う仕事です。スマホを使うことにより集中力が欠落してしまって事故を起こしてしまうリスクも高くなってしまいます。

事故を起こしてしまったら、お客様や社会的責任・会社・社員や家族の信頼を失ってしまいます。
鉄道は信頼があって、お客様がご利用しているのでスマホに関してはとても厳しいです。

車掌の仕事は神経を使うことについてはこちらに詳しく書いていますので、ご参考にして頂ければ幸いです。
車掌の仕事で体よりも“神経”を使うと感じる瞬間|現場で続く緊張感

実際どこまで禁止されている?

乗務中と宿泊勤務時の仮眠中は禁止されています。
乗務中に関しては先ほど記載した通りのためです。

宿泊勤務時の仮眠時で禁止されている理由は、仮眠と言う時間の中で翌日朝ラッシュを担当しなければなりません。
スマホを見ていて、寝れないとなったら事故やミスを起こしてしまうかもしれません。
また、音等が鳴った場合に隣部屋では、他の乗務員も仮眠をしているので迷惑となります。

どうしても必要な場合、
例えばご家族や親戚に何かあった場合などは上司に相談することで対応してくれることがあります。

仮眠前や休憩中はどうしてる?

仮眠前や休憩中に乗務員はスマホを使用しています。
詰所で使っているのがほとんどですが、職場の外で電話をしている社員もいます。
電話についても特に休憩時間であれば問題ありません。

この時にしか使用できないので、制限を感じる方はいるかもしれません。

普段プライベートの時に寝る前に寝室で見ている方はこの環境に最初違和感を感じるかと思います。

あと休憩中に関して、
夢中になり過ぎないことはとても大事です。
理由は次の乗務の時間を誤ってしまって欠場になる可能性があるからです。

私はスマホを使う場合は、次の乗務の10分前にアラームを設定してから使用するようにしています。
アラームが鳴ったら、もう使用するのはやめてトイレに行ったり身支度を済ませて5分前には乗車点呼を取るようにしています。

人それぞれで、欠場に対する対策をしていますが結構私のように対策している乗務員は多いように感じます。

現場で特に気を付けていること

決められたことをしっかり守ることは徹底しています。

乗車点呼前に誘惑として多いことっていっぱいあります。
・このLINEは返信しておきたい
・旅行のキャンペーンがこれから始まる
・何か欲しい物の発売時間
・買いたい物のセール開始時間
・病院の予約
など
やりたいことが、ちょうど良いタイミングであったりします。

でも、仕事である以上メリハリを付けて切り替えなければいけないので、自覚を持って気を付けています。

ここで、守れない人が規則を破ってやってはいけないことをやってしまい痛い目にあうので注意して欲しいと思います。

実際に大変だと感じる部分

駅員より、休憩時間は1時間なら1時間と確保されていないので、長時間使えないのは少し大変だなと感じた部分です。

車掌は限られた休憩時間しかなく、ダイヤ乱れや異常時に当たって事務所に戻ってくるのが遅くなったら、次すぐに乗務することになってしまいスマホ使う時間はありません。
4時間使えないとかダイヤが全然正常に戻らない場合は、ほぼ休憩がなくずっと乗務しているので6時間使えないといった場合も全然あります。

実際に私は何度もそのような経験をしてきたので、びっくりしないで頂ければと思います。

家族に何かあった、子供に何かあったなどスマホをずっと触れない時はご家庭の緊急事態に気づくことが出来ないのは大変かなと思います。

まとめ

出勤点呼をとってから退勤点呼をとるまでは、「勤務中」になります。
その中で、乗車中と仮眠中はスマホを見ることは出来ません。

乗務員室内・仮眠室に持っていくことも禁止されています。

乗務待機中と休憩中がスマホを見れる時間帯となっています。

乗務員室内で、スマホを見ていた場合の罰則は相当重いので、絶対にダメと言うことは知って置いて頂ければと思います。
お客様は常に見ています。撮影なんかされたらニュースにも取り上げられてしまいますしそうなったら悪い意味で会社が目立ってしまい信頼が無くなってしまいます。

そのくらい注目度が高いと言う認識のもと責任持って乗務が必要です。
今回はスマホについて書かせて頂きました。
車掌の仕事について、ご理解頂けますと幸いです。

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