車掌の仕事でストレスを感じる瞬間|現役が感じるリアルな負担

車掌の仕事に興味がある方の中には、
「実際どんな時にストレスを感じるのか?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

車掌は電車の安全運行を支える重要な役割を担っており、
やりがいのある仕事である一方で、日々さまざまなプレッシャーや負担を感じる場面もあります。

私自身、実際に車掌として働く中で「これはストレスがかかるな」と感じる瞬間を何度も経験してきました。

この記事では、現役としての実体験をもとに、
車掌の仕事でストレスを感じる瞬間をリアルに紹介していきます。
これから車掌を目指す方の参考になれば嬉しいです。

車掌の仕事でストレスを感じる瞬間5つ

① ダイヤに追われているとき

他の記事でも書きました。
車掌の仕事は、常に時間との戦いです。
発車時刻は秒単位で管理されており、少しの遅れでも全体に影響が出てしまいます。
日中・ラッシュで停車時間も違うのでそういったことも気にしないといけません。
気にしないと遅延が発生してしまいます。

特にラッシュ時は乗降に時間がかかり、なかなかドアを閉められないこともあります。
それでも先発列車・後続列車との間隔を考えながら発車させる必要があるため、
「早くしなければ」というプレッシャーを感じやすい場面です。

早く急いでドアを閉めて発車させた結果、ドア挟みでご意見を頂くことが本当に多いので乗務から戻ってきた時に万が一そのようなミスをして事情聴取(その時にやっていた動作)を聞かれたりしたら、よりストレスを感じると思います。

時間に追われながらも、安全確認を最優先に行う必要があるため、
このバランスにストレスを感じることがあります。

② ドア扱い時のプレッシャー

ドアの開閉は車掌の重要な業務の一つです。
しかし、ここには常にリスクが伴います。

例えば、ドアに物が挟まっていないか、乗り降りが完全に終わっているかなど、細かく確認しなければなりません。

特にラッシュ時は、見えづらい位置に人がいることもあり、
「本当に大丈夫か」と神経を使う場面が多くなります。
車掌の目線からすごく難しいな思うことがあって、本当なのと重れるかもしれないですが、
ホーム先端、車掌位置から一番先にいるお客様が服装が景色と同化していることも多々あります。

本当にそういった瞬間が多いので難しさを感じながら作業をしています。

土休日は乗降に不慣れなお客様が多いです。
島式ホーム(ホームがあって両端に電車が通る)の場合、行先があっているのかを考えているため、ドアの間にお客様がいてなかなか閉められない状況が多々あります。

これも早く発車させたい気持ちが優先してドアを閉めればなんとかなるだろうの思いで操作してしまうと、お客様の怪我につながる可能性もあるため、
常に緊張感を持って対応する必要があります。

③ 異常時の対応

通常運行だけでなく、遅延やトラブルなどの異常時も車掌の仕事です。

私はこの時が一番ストレスを感じるところかと感じています。

・急病人対応
・車内トラブル
・ダイヤ乱れ時の案内放送
・運転見合わせ
・ドア故障
(全扉閉まらない、一つのドアが閉まらない、または開かない)
・ポイント故障
・折り返し運転
・信号トラブル
・関係箇所への連絡

今箇条書きしたトラブルから対応までは全部経験してきた内容です。

こうした対応は、マニュアルがあるとはいえ、ほぼ乗務中見れる時間はないです。
状況によって判断が求められる場面も多くあります。

私は、運転士と指令にすぐ連絡を入れて指示を待つと同時にお客様に状況を説明してから対応に当たるようにしています。

特にイレギュラーな事態が重なると、
「何から対応すべきか」を瞬時に判断する必要があり、強いストレスを感じます。

④ お客様対応

車掌は乗務中、お客様対応をする機会もあります。

・クレーム対応
・遅延に関する問い合わせ
・乗り換え案内

特に遅延が発生している場合は、
厳しい言葉をかけられることもあり、精神的な負担を感じることがあります。

先発列車・後続列車どこで異常が発生しているかわからなくて情報を待っている時に自分の列車が駅停車中は、なんで動かないのか聞いてくることが多いのでお詫びをしなければいけない状況があります。

理不尽に感じる場面もありますが、
冷静に対応しなければならない点もストレスの一つです。

⑤ 不規則な勤務と体調管理

車掌の勤務は、早朝・深夜・宿泊勤務など不規則になりがちです。

毎回違う時間に起床・就寝するため、
生活リズムを整えるのが難しいと感じることがあります。

仮眠時間はあるものの、十分に疲れが取れないこともあり、
体調管理がうまくいかないと、それ自体がストレスになることもあります。

駅員の時は、少しの体調不良であっても出勤していましたが乗務員はちょっとでも体調に違和感を感じたら、連絡して休んだりしている方が多いです。

お客様の命を預かって行う仕事なので、無理はしないと判断する勇気(休む気持ち)が大事かと思います。

ストレスがあっても続けられる理由

ストレスを感じる場面は確かにありますが、
それでも車掌の仕事を続けられている理由があります。

それは、安全に運行を終えたときの達成感です。
多くのお客様を無事に目的地まで送り届けられたときには、
大きなやりがいを感じます。

また、経験を積むことで、最初はストレスに感じていたことも
徐々に落ち着いて対応できるようになります。

「慣れ」がストレスを軽減してくれる部分も大きいと感じています。

後は、全部自分の乗務が終われば、乗務そのものがノルマみたいな感じなのでプラベートで仕事のことは一切考えなくて済むのはストレスから解放出来るところかと思います。

翌日仕事だって時に一般の会社なら出勤したら、まずメールチェックしようであったり、この時間は取引先と打ち合わせがあったり、終わったら資料を作るであったり色々考えるかと思います。私は本社経験があるので、常に考えていました。

そんなストレスは車掌は全くないです。

だから私は、この仕事が好きですし、続けられる理由でもあるのかなと考えます。

ストレスとうまく向き合うために大切なこと

車掌として働く中で感じたのは、
ストレスを完全になくすことは難しいということです。

そのため大切なのは、うまく向き合うことだと感じています。

・基本動作を徹底する
・焦らず安全最優先で行動する
・ミスを引きずらない

こうした意識を持つことで、
無駄なプレッシャーを減らすことができるようになりました。

乗務が終われば、と思えば自分の時間はいっぱいあります。
・職場内での人間関係
・常にお客様対応
上記のことは、ほぼ一人で淡々とこなしていく仕事なのでそのようなストレスはあまりないです。

だからこそミスしない為に安全最優先で作業することが大切です。

まとめ

車掌の仕事は、ダイヤのプレッシャーやドア扱い、異常時対応など、
さまざまな場面でストレスを感じる仕事です。

しかし、その一方で安全に運行を終えたときの達成感や、
成長を実感できるやりがいもあります。

ストレスを感じる場面があるからこそ、
一つひとつの業務に意味がある仕事だと感じています。

これから車掌を目指す方にとって、
少しでも現場のリアルが伝われば嬉しいです。

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